年末年始のブログ勝手にお休み中に観た映画感想を。先にアップした「まずは忘れない内に、年末年始に観た映画のリストアップを」と重複するところもあるけれど。
GRAVITY
2013年/アメリカ/91分
監督: アルフォンソ・キュアロン
この体感映像こそ3D映像ならではでしょう。
ゴールデン・グローブ賞でも監督賞を受賞した「ゼロ・グラビティ」
こんな映像をみていると、なんでもかんでも3D映像ではなくって、3D映像の長所や利点がこれからはもっともっと深化かつ進化していくんでしょうねぇ。
ゼロ・グラビティ=無重力
なにしろ無重力のいわゆるスローモーション的スピードと、爆破した衛星の破片がみせる猛烈なスピードとのギャップに観ている方は焦ってしまう。
早くしないと!って観ている方は思うんだけど、モタモタしているわけではなくって、とっても焦っているんだろうけれど、なにせここは無重力空間。
緊迫感もスリリングさ絶望感さえもユルユルリズムの無重力ってのも面白い体感。
絶望的かつ危機的状況と、このユルリズムとの映像バランスが上手くって、じっと映像に釘付けとなる。
なんで主人公の宇宙飛行士役にサンドラ・ブロックが?って思ったけど、大地に足をしっかりと踏みしめて歩く姿に、この逞しき姿はサンドラ・ブロックだわって納得。
それにしてもジョージ・クルーニーがあれだけの登場って、考えてみれば贅沢な映画。
宇宙服を脱ぎ捨て、たった一人で宇宙船を操縦するサンドラ・ブロックの先達には、「エイリアン」のシガニー・ウィウィーバーがいるし、狭い艦内の映像は、Uボート艦内を舞台にしたドイツ映画
「U・ボート」(1981年)が描いたあの極限状態における緊迫感には及ばないけれど、91分間じっとスクリーンに釘付けの体感映像は3D映像なればこそ。
そういう意味では、これはこれで大いに評価できるよなって思う。
Machi。