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マチの、映画と日々のよしなしごと

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ダリ展at京都

台風の影響もあるのでしょうけど
朝夕がようやく涼しい風が吹き始め、
夜風もまた心地良く、
仕事を終え、最寄り駅の地下鉄の階段を上がるとすっかり夕暮れ。

京都は暑いよなぁ~ってウダウダしている間に会期終了ギリギリになってしまったダリ展に、9月3日土曜日に行ってきました。
京都市美術館までは、四条から歩いていくのが専らだったけど、今回はまだまだ暑い最中なので京都駅から初めてバスに乗りました。
京都はバス路線が充実してるから海外からの旅行者も地図を片手にバスで移動。
日本語以外の言葉もあちこちから。

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私ごときが今更ダリについて何を語りましょう。
サルバドール・ダリ。
この方って
ほんと天才だと改めて思う。
この方の頭の中って……
尽きることのない湧き出づる泉のごとく……
どこから、どうして、こんな風に……
そして精密画のような緻密さと、豊な色彩。

あれもダリ、これもダリ、そしてそして、こっちもダリ


展示の最初は、14歳、あるいは16歳ごろのダリが描いた油絵から。
そして
ダリ19歳の作「キュビスム風の自画像」で始まる<モダニズムの探求>
そしてダリの代名詞のように言われている<シュールレアリズムの時代>
最愛の妻柄との出会い<ミューズとしてのガラ>
そして戦火を逃れた<アメリカへの亡命>
とダリの世界が広がっていく。
そして
<ダリ的世界の拡散>の世界では、舞台デザイン、コスチュームのデザインそして挿絵。
壁面の上部でダリがデザインした舞台の映像が映されているのも面白い。
「不思議の国のアリス」は原作を知っているだけに、そのダリの描く挿絵はことさらに興味深い。
そして精細かつ繊細な彼の彫金作品。
彼のフィルターを通るとこんな世界になるのかと、ここでも彼の頭の中を覗き見たくなる。
見たところで分からないだろうけれど……

そして<原子力時代の芸術>
そして彼の晩年の作を展示した<ポルト・リガトへの帰還>

奇才と呼ばれた彼の生涯を、その作品を通して垣間見た展覧会。
ダリといえばどうかすると、このポスターみたいな風に、ダリ≒シュールな世界≒奇想天外みたいな風に捉えられ語られてることも多いけど、
作品を見ていると、私の後ろの二人連れの若い女性の会話が聞こえてくる。
「なんか、ダリっぽくないわねぇ。」
「騙し絵に似てるよねぇ。」
って風に。

「奇」って修飾語は辞めて欲しいものだわう。
この方って、とっても繊細で、そしてやっぱり天才なんだわって思う。

最後はダリが関わった映像作品3本。
監督:ルイス・ブニュエル、脚本:サルバドール・ダリ「アンダルシアの犬」(1929年・15分40秒)
監督:アルフレッド・ヒッチコック、幻想シーンのデザイン:サルバドール・ダリ「白い誘惑」(1945年)
そして舞台装飾と衣装デザインをダリが手がけたアニメ作品「デスティーノ」(1952年)
アンダルシアの犬は全編。ほかの2作品はダリが関わった部分のみでしょう。数分間の映像。


シュールな世界だけじゃないよのダリ展。
暑いけど頑張っていって良かったダリ展でした。
次は東京で開催のダリ展。


マチ。
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by machiiihi | 2016-09-05 09:52 | 展覧会
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