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マチの、映画と日々のよしなしごと

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「暗殺」追記~「はじけ鳳仙花」

「暗殺」を観て、土本典昭のドキュメンタリー作品「はじけ鳳仙花」がふっと思い出された。
まだ小さかった娘を連れて行った記憶があるから、30年ほど前、自主上映会だったかと記憶している。


原案の冨山妙子さんの詩の朗読もあった。
胸に、というより腹の底にずしんと響くものがあった。
「恨の文化」というのだろうか
鈍い重さが聴く者の腹に響いてくる。
そんな感覚がいまも記憶として残っている。


内容は、
多分、日本でも公開されるだろう
現在、韓国で撮影中の、日本統治時代に軍艦島に強制徴用された約400人の朝鮮半島出身者が、命懸けで脱出を試みた話を描いた「軍艦島」と重なるだろうか。


「はじけ鳳仙花―わが筑豊、わが朝鮮」
機会があれば見て欲しいと思う。
こういうドキュメンタリー作品があるということも。


土本典昭(1928年~2008年)
フィルモグラフィー(ウィキオペディアより)
学生時代、学生会館でよく上映されていた「パルチザン前史」、そして水俣関係は機会あれば積極的に観に行ってたっけ。

1964年 『ドキュメント 路上』
1969年 『パルチザン前史』(小川プロ)
1971年 『水俣 - 患者さんとその世界』(東プロ)
1973年 『水俣一揆 - 一生を問う人々』(青林舎)
1973年 『水俣レポートI 実録公調委』(東プロ)
1975年 『不知火海』(青林舎)
1975年 『医学としての水俣病』(青林舎)
1976年『水俣病-その20年-』(青林舎)
1980年 『海とお月さまたち』(日本記録映画研究所)
1981年 『水俣の図 物語』(青林舎)
1982年 『原発切抜帖』(青林舎)
1984年 『海盗り - 下北半島・浜関根』(青林舎)
1984年 『はじけ鳳仙花 わが筑豊わが朝鮮』(幻燈社)
1987年 『水俣病 その30年』(青林舎=シグロ)
1989年 『よみがえれカレーズ』(記録社=シグロ)
1999年 『回想 川本輝夫 ミナマタ 井戸を掘ったひと』
2003年 『もうひとつのアフガニスタン カーブル日記 1985年』
2003年 『在りし日のカーブル博物館1988年』
2004年 『みなまた日記 甦える魂を訪ねて』
2005年 『ひろしまのピカ』


マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-26 09:57 | 映画

映画「暗殺」

日本統治下にあった自国の歴史、時代を生きた者たちの声無き思いを丁寧に描きつつ、かつ堂々のエンタテイメント作品。
激動の時代を背景にした人間ドラマは、やはり血が騒ぐものがある。


セリフはいたってシンプル。
ごちゃごちゃとヒューマンチックな薀蓄語らず、熱き思いを映像に叩きつけている。
良かったです。

登場人物、とりわけ主役3人、いい面構え、目線の据わっていること。
ほんと大人の顔している。
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1910年大日本帝国による韓国併合から、第二次大戦で日本が無条件降伏をした1945年までの35年間、日本統治下にあった朝鮮。
日本帝国の支配に抵抗し上海で臨時政府を樹立し朝鮮独立をめざす者たち、時の権力と手を結び冨を手中に収めんとする親日派たち、そして抗日派と親日派の間を巧みに暗躍する者たち。

そして日本においては無条件降伏の時が、朝鮮にあっては独立解放の悲願の時であっただろうけれど、彼らの歴史を見ると日本統治下から連合国軍の軍政下におかれ、冷戦を背景に資本主義陣営(アメリカ合衆国)と共産主義陣営(ソビエト連邦)による朝鮮分割がいまも続いているという現実、彼らの背負ってきた歴史を見ると、この作品で描かれている独立運動に身を投じた者たちがどれほどの重みと思いを背負ってこの時代を闘かってきたか、そんな彼らに思いがいく。


「怖くないのか?」
「親日派の連中の一人や二人殺しても何も変らないだろう?」
そんな問いかけにチョン・ジヒョン演じる独立軍スナイパーのアン・オギュンは答える
「怖いわ」
「何も変らない。でも闘っているということを伝えなければ」


感傷に浸り、泣き言を言って立ち止まっている余裕も優しさも許されるような状況ではなかった時代
前に向かって歩き続けるという逞しさが、彼らのDNAに刻み込まれているのかも知れない。

胸に滾る思いはセリフではなく、映像に叩き付ける。
本作に限らず、韓国映画をみていると、映像に対する彼らの矜持のようなものを感じる。


独立軍が送り込んだ暗殺グループが日本政府要人と親日派の暗殺を企てる。
映画の山場は、1930年代の京城(現在のソウル)。日本統治の象徴とも言えるモダンな「三越百貨店」を舞台に繰り広げられる凄まじい銃撃戦。
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女スナイパー、アン・オギュン
そして彼ら暗殺グループの殺害を請け負ったハワイ・ピストルと飛ばれる殺し屋。

チョン・ジヒョンとハ・ジョンウ
上海のホテルのラウンジで敵同士と知らず偶然に出会った二人。
そして互いに銃を向け合う形で再会した二人。

映画「ベルリン・ファイル」では夫婦役を演じた二人。
ベルリン・ファイルでは妻を守りきれず死なせてしまったが、
本作では、惹かれるものもあっただろうし、そして同じ痛みを背負うものとして通じ合うものもあっただろう、かっこよくも彼女を守り抜く。

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この画像ってどういうシチュエーション?って思っていたけれど映画見て納得。
そして、ハワイ・ピストルが彼女と交わした最後の会話
「上海で会えるよ」
「どうして上海?」
「あそこで俺たち夫婦だっただろう」
こんなシンプルで淡々としたセリフに、苛酷な運命を生きる者にとってひと時の安らぎ、見果てぬ思いが切々と伝わってくる。
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余談だけど「ベルリン・ファイル」で妻役の彼女の亡骸を抱いて、弾かれたように、行く宛ても見えないまま荒野をひたすら走り続けるシーンは良かった。
「イングリッシュ・ペイシェント」で恋人の亡骸を抱いて泣きながら歩き回るシーンがあって、こんな風に男が泣きながらのシーンで様になるのはレイフ・ファインズなればこそだと思っていたけど、「ベルリン・ファイル」のハ・ジョンウのこのシーンはそれ以上。愛するものを守りきれなかった男の悔恨、絶望、言葉にできないほどの痛みがズームアウトした映像からひしひしと伝わってきた。
ハ・ジョンウ。
まったく彼の演技にはずれ無しって改めて思う。


そして臨時政府の警務隊長であり、日本政府の密偵でもあり、激動の時代をまんまと生き延びたヨム・ソクチンを演じたイ・ジョンジェ。
40過ぎのまだまだ筋肉質のスレンダー体型の彼が、国賊として問われる裁判では法廷で、60代という設定の身体を見事に披露し、身体に刻まれた傷はを独立軍戦士として如何に戦ってきたかの証とばかりにまくし立てるシーンは本作での見せ場だろう。
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この作品は、朝鮮の人達にとっては38度線を境に南北分断は今も尚続いている現実がある限り、決して過去の歴史を描いた作品ではないだろうと思う。
日本人よりもはるかに歴史に敏感だろうと思う。


しかし
見事にエンタテイメント作品として描ききっているのも立派。
前作「10人の泥棒たち」はちょっと人数多すぎない?って思ったけど、本作は主役3人それぞれのドラマが巧みに料理され、いい味を出している。

今週末にもう一度、おばと一緒に観に行ってきます。
ハ・ジョンウもいいし、チョン・ジヒョンがまたいいんよねぇ。

とにかく、みんな大人の顔してる!
オーバーアクションや表情をしなくても、
多くのセリフで語らずとも目線で語れる。
何よりもリアルな説得力がある。


マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-25 14:22 | 映画

映画「トランボ~ハリウッドに最も嫌われた男」

ダルトン・トランボという脚本家のこと。
赤狩りの時代、アメリカの下院非米活動委員会の聴聞会に証人として喚問されて証言を拒否したことにより起訴されて映画界から追放、連邦刑務所へ送られた10人のハリウッドの映画人「ハリウッド・テン」。
10人の一人であるダルトン・トランボ。
釈放後は偽名で脚本を書き続けたということ
「ローマの休日」で改めて彼にオスカーが贈られたのが1993年だということ。
「スパルタカス」「ジョニーは戦場へ行った」そして「パピヨン」も彼の脚本だということ。
そういうことを映画史で知った。
「パピヨン」でスティーブ・マックイーン演じる主人公が、脱獄不可能といわれる孤島の監獄から脱出した大海原のあのシーン、あの解放感、パピヨンのあの叫びがトランボ氏のそれと重なるように思えた。

そしてエリア・カザン。
「紳士協定」「波止場」「欲望というなの電車」そして私の好きな「草原の輝き」の監督でもあるエリア・カザンは、仲間の名前を公表したということ
1998年に長年の映画界に対する功労に対してアカデミー賞「名誉賞」を与えられた時も多くの映画人たちは座ったまま無言の抗議を行なったということ。

実在したニュースキャスター、エドワード・R・マローとCBSの番組スタッフたちが「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描いたノンフィクションドラマ「グッドナイト&グッドラック」(2005年/監督:ジョージ・クルーニー)。


さて本作
何物にも屈せず精力的に脚本を書き続けたトランボ氏と彼を支え応援し続けた映画人たちを恙無く描いた作品とでもいえるでしょうか。
ハリウッドではジョン・ウェインが赤狩りの中心だったとは、私にはトリビアものだった。
124分の本作。
映画史でしか知らなかった中味があれこれ分かって、そういう点では面白かった映画。
結局キューブリックがメガホンを取ることになった「スパルタカス」も、カーク・ダグラスの勇気ある美談として描かれているけれど、キューブリックはトランボの脚本が気に入らずかなり修正を加えたとか、かなりのすったもんだがあったって映画資料で読んだことあるけどな……。
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しかし、下院非米活動委員会を中心に、共産主義者の疑いのある者を糾弾する「赤狩り」の嵐が吹き荒れた冷戦下での、あの時代の、あのヒステリックなまでの狂乱はなんだったんでしょう。
共産主義陣営も自由主義陣営も政治となると同じ穴の狢。
やってることは同じ。

本作を見ると、あの時代をコテンコテンに皮肉ったのがコーエン兄弟の「ヘイル,シーザー!」ねって思うとニヤリとさせられる。


そして、
それよりも、そんなんよりも、
私的にはトランボの妻を演じたダイアン・レインがとっても良かったわ。
作中で彼女が着ていたシンプルなワンピースのどれも私好み。
「マン・オブ・スティール」ではスーパーマンの育ての母を演じていて、シンプルな服にほとんどノーメイクと思われる彼女がとっても素敵だった。
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# by machiiihi | 2016-07-25 10:43 | 映画

映画「AMY」

2011年7月23日、薬物過剰摂取により27歳で死去したイギリスの歌手エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー。
監督はアイルトン・セナのドキュメンタリー「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」のアシフ・カパディア。
エイミー・ワインハウスという一人の女性を真摯に描いた本作も素晴らしい作品。


エイミーの音楽
彼女の歌声
歌うことが大好きで、尖った気性の一人の少女が、スターへと持ち上げられ、
どんどん彼女が切り裂かれ、壊れていく映像、
それでも変らぬ彼女のソウルフルな歌声
エイミー・ワインハウスという、歌姫と呼ぶべき一人の女性の27年間の短い人生が濃密に描かれている。


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彼女にドラッグを教えた恋人や、そして血と親もだろう。エイミーという金のなる木に群がる人々についてはあえて触れずにおこう。


彼女の素晴らしい歌と声が穢されるから。
そう思える映画だった。

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マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-19 10:09 | 映画

映画「ブルックリン」

1950年代。
アイルランドから新天地アメリカにやってきた一人の女性が、アメリカで「生きていく」ということを自ら選びとるまでを描いた物語ともいえるでしょう。

アイルランドからアメリカへ……
である(John F.Kennedy)が、1960年第35代アメリカ合衆国大統領となったジョン・F・ケネディもアイルランド人移民の子孫。
映画でも語られていたけど、戦後アメリカのインフラ整備を支えたのは多くのアイルランド移住者たちの労働力。

母を一人置いて生けないわ
残された私はどうすればいいの
邦画だったらそんな母と娘の涙涙のメロドラマが描かれるのだろうけれど
ここでは、そんな感傷的なシーンはない
それほどに「生きていく」ということに対して彼ら、アイルランドという国そのものの置かれている状況は切実なんだろう。



移住するということ。
その国で生きるということ。
故郷アイルランドには戻る場所はないということ。
日本人にはちょっと理解しがたいことだろうけど、
エイリシュが選んだのは、そういう覚悟だということ。

今は何もないけれど……
アイルランドでは見つけられなかった未来がここでは描けるということ。
そのことにどれほど渇望して、人々は海を越えアメリカにやってくることだろう。
これはそんな物語だろう。


「つぐない」(2007年)では、彼女の透き通るような瞳にすっかり参ってしまったシアーシャ・ローナン。
彼女のあの瞳が物語の始まりの大きなキーポイントともいえる映画「つぐない」。
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「ラブリーボーン」(2009年)もいい作品だった。父親役のマーク・ウォルバーグが良かったなぁ。

「つぐない」のライト監督とは2度目のタッグとなった「ハンナ」は期待したんだけど、これは今ひとつだったけど、彼女の、はやはり魅力的。

スクリーンを通して私が知っているシアーシャ・ローナンは、何にも染まりきらない「無垢」を感じさせる透き通るような瞳を持った10代の少女だった彼女。


そして映画「ブルックリン」では20歳になった彼女に再会。
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アイルランドのナショナル・カラーである緑のコートにしっかりと身を包んだ彼女。
グラス・グリーンともいえるその緑の色が、アメリカの空気の中で柔らかな緑、そして鮮やかなレモンイエローへ、彼女の洋服が変っていくのも印象的だった。


姉の葬儀でアイルランドへ
そして再びアメリカへ
迷いもなくしっかり前を見た一人の女性となって
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マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-14 11:08 | 映画

「始皇帝と大兵馬俑」展

東京と福岡で開催されて、日本での公開は大阪で最後なのかしら。
開催されてから最初の週末7月10日(日)に「国立国際美術館」まで、夫と息子の三人で観に行ってきた。
当初、息子から行くんだったら一緒にどうですかってメールが来て、では父にも声を掛けてみよということになって、この辺りは共通の興味ありみたいなのが、やはり家族なんでしょうかねぇ…笑



現地に行って是非そのスケールをこの目でみたいと思う。
夫は中国赴任中に、日本に帰国が決まってからは「三国志」の舞台を観て回ったそうだ。
西安も訪れ兵馬俑も観に行っている。
我が家にはその時に買い求めた高さ30cmくらいのレプリカがある。


私は前世は中国かモンゴル高原を走り回っていたのかもしれない
ヨーロッパはヨーロッパで歴史的建造物も含め素敵だと思うのだけれど
胸躍るのはなぜかユーラシア大陸のこんな地域。
きっと中学時代に読んだ井上靖の「蒼き狼」にも大きく影響されているんだろうと思う。


展示の最後に写真撮影オーケーのコーナーでは等身大のレプリカ(でしょう)がずらりと並んでいた。

なぜかピンボケだけど
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しかし、始皇帝という人は、こんな発想することそのものが凄いと思う。
「英雄~ヒーロー」(2002年/監督:チャン・イーモウ)観たくなってきた。
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マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-12 14:59 | 展覧会

砂風呂体験@指宿

7月始めの週末2日~3日、家族で鹿児島・指宿まで一泊旅行。
夫が仕切る我が家の家族旅行
単身赴任が長かったからでしょうか
夫にとっては家族するための家族旅行なんでしょうね
だから、私も息子も素直に右にならえでハイハイが私と息子の暗黙のお約束(笑)



砂風呂初体験
会館で浴衣を借りて、浴衣だけを着て海岸沿いの砂風呂まで。
砂の上に仰向けになり、上からスコップで砂を掛けてくれる。
湿り気のある砂の重みと熱さが心地良い。
ベテランのおじさんが見て廻って、枕の高さを高くするみたいに首の下に砂を足してくれると、じんわりと熱さが広がって、これは首や肩の懲りにはとっても効きそう。

砂風呂に埋まること約10分
じわっと汗が全身に。
温泉に入るのもいいけれど、この砂風呂はそれ以上に効きそう。

お借りした画像だけどこんな風
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11時過ぎに鹿児島空港に到着
それから高速バスで約35分くらい乗って市内繁華街の天文館通りまで。
ここで昼ごはん食べて
JR各駅停車で1時間かかって指宿まで
(これだけで疲れる。本読むのも疲れるから動画配信サイトでBBCドラマ「マスケティアーズ」の見逃し分を1本視聴)。
お宿は秀水園。
一休みしてから4時ごろに砂風呂に入ったんだけど、
砂風呂効果か、夜10時過ぎには布団に入ってぐっすり熟睡。

もう少し近ければ毎年でも砂風呂に入りに行きたいくらい。

この時は、もう梅雨明け?って思うくらいに快晴で暑いくらいだったのに
次の週末は台風で凄い雨だし、今日も豪雨だとか。

やはり熊本地域の地震の影響で海外からの旅行者のキャンセルが相次いでいるとのこと。
私たちにとっては、静かに過ごせたいい時間だったのだけど
地元にとっては死活問題。


お宿のお食事も
地元飲食店で食べたランチも
それぞれに美味しかった。
シンプルでオーソドックスな味付けだったからでしょうか、美味しかった。
さすが黒豚は美味しかった。

お食事メニュー
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手前がキビナゴの刺身
酢味噌で頂いたけど美味しかった。
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家族しに、今回も元気に恙無く行ってきました。


マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-12 14:19 | 旅・外出

映画「帰ってきたヒトラー」

1945年4月30日に自殺したアドルフ・ヒトラーは、自殺直前の記憶だけを失った状態でベルリンの空き地で目を覚ます。ヒトラーは戦争指導に戻るため総統地下壕に向かおうとするが、ベルリンの人々が自分を総統と認識していないことに疑問を抱く。ヒトラーは情報を得るために立ち寄ったキオスクで、自分がいる時代が2011年のベルリンであることに気付き衝撃を受け、空腹と疲労が重なりその場に倒れ込んでしまう。……


本作を息子と観に行ったのが、イギリスがEUから離脱するか残留するかの国民投票当日で、離脱が判明したというそんなところだから、まったくタイムリー。

ラストシークエンスでは、今の現状に不満を持っている人たちの声も。
そしてヒトラーなる男に敬意を表する人たちも。

こういう作品を、
単にヒトラー=悪という型どおりの図式ではなく、ヒトラーが台頭した歴史的背景、そして今の現状をきちんと押さえ込んだ上で、ヒトラーとあの時代と向きあっている。
ドイツという国が、ドイツ国民が、ヒトラーと、彼らが生み出したあの時代ときちんと向き合ってきたのだろう。
だからこそ、ここまで踏み込んだ映画が撮れたのだろう。
思わず笑ってしまうけれど
笑ったすぐ後から、その笑いに隠された本来にぞっとする。

21世紀
観るべき映画!
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果たして日本は
何を語れるのだろうか。
毎年のように靖国という言葉が出てくるというのに……


マチ
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# by machiiihi | 2016-07-12 13:30 | 映画

映画「レジェンド狂気の美学」

またまた時間を巻き戻して…
これも6月公開だった映画。
トム・ハーディーが、1960年代のロンドンを牛耳っていた伝説の双子のギャング、兄と弟の二役を演じるとあって、映画情報を知って以来、公開を待っていた作品。



う~ん
トム・ハーディの演技自体は良かったんだけど
いかんせん
脚本が凡庸?
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イギリスでは知らない人がいないほどの誰もが知るギャング兄弟だったとか
その割には
エピソードの羅列に終始し、破滅に向かって凄みが増してくるはずなんだけど、失速しちゃった?
二人の関係に対する掘り下げ不足? 
独自の解釈というか、毒気がないというか……
いくら役者が頑張ってもねぇ
邦題は「狂気の美学」なんて立派なタイトルなんだけど
美学も狂気も感じられなかった作品で残念。

ついつい
ジェレミー・アイアンズが産婦人科医の一卵双生児を演じた「戦慄の絆」(1988年/監督:デヴィッド・クローネンバーグ)の、あの狂気が頭を掠める。
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# by machiiihi | 2016-07-12 13:00 | 映画

時間を巻き戻して…「王の運命~歴史を変えた八日間~」そしてソ・ジソブのことなどを少し

時間を巻き戻して、書き綴りましょう。



「王の運命~歴史を変えた八日間~」
イ・サン役でソ・ジソブが出ているって言うんで公開直ぐに観に行った。
もう一月も前のこと。
観た映画をせっせっせとブログアップする気も失せてきた、というより、立ち止まって、あ~だこ~だって映画を語らずともいいやんか~って気分のこの頃。
そんなん書いてる時間あれば、ソ・ジソブを眺めていようと、早い話がミーハーするのに忙しくって……(笑)


「王の運命~歴史を変えた八日間~」
李氏朝鮮21代国王である英祖と、父でもある英祖によって、米櫃に閉じこめられ餓死した王位継承者である世子。父が閉じ込められた米びつに縋り、祖父である王に泣きながら許しを乞った幼きイ・サン。祖父に継いで第22代王正祖となり、ジソブが登場するラストシークエンスは10分間にも満たないんだけど、父の墓前で涙し、汚名を濯ぎ、父をしのび舞う姿、そしてジソブの悲哀を帯びた目が、作品に静謐と重厚感を与えたんじゃないかしら。
ラスト数分間だけでも、これだけでも充分に満足っていってもいいほど。

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世子役のユ・アインも頑張ったけど
ちょっといささかエキセントリック過ぎて
ソン・ガンホ相手に余裕がないって感じだったなぁ。

そしてラストに登場のソ・ジソブ。
祖父であり先王でもあるソン・ガンホと並んでも存在感ありました。
「本作は世界に名の知れた韓国実力派のベテラン俳優ソン・ガンホという大俳優の映画。自分が最後を飾るのは負担だったからという理由でノーギャラ出演を取り付けたうえで、出演を決めた」とか。

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で、こんから6月、7月は一人勝手にソジソブ祭りしてました。
ちょうどBS朝日でドラマ「主君の太陽」(全17話)がまたまた集中放送してたしね。
ネットフリックスやらアマゾンプライムビデオやらHuluやらを駆使して過去作品を集中視聴。
重たい重たい「カインとアベル」(2009年/全20話)や終盤は涙涙の「ごめん、愛してる」(2004年/全16話)
映画「ただ君だけ」はサンマルクカフェで充電しながら、友人と二人イヤホンを片方ずつつけて私の iPhone6s Plusで集中視聴。最後は二人で鼻をぐつぐつすすりながら、こんなラブストーリーにええ気分で帰路につくという、とっても素敵なこんなひと時。
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「映画は映画だ」は映画作品としても好きだし、監督やスタッフのインタビューなども特典映像【本編とは別のディスク)としてあったのでDVD購入したので、まぁ見直すことったら!
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目下、映画「軍艦島」を撮影中だとか。
軍艦島と呼ばれる端島。
映画「007スカイフォール」で廃墟の島デッド・シティのモデルとしても話題となった島。
2015年に世界遺産に登録されたけれど、労働力として日本の統治時代下の朝鮮人や中国人捕虜の強制連行・強制労働という負の歴史も背負っている。集団移入による採鉱夫のほとんどが朝鮮人に置き換えられたという。朝鮮人労働者は納屋、中国人捕虜は端島の南端の囲いの中にそれぞれ収容されたという。
そんな端島で、強制徴用された挑戦人たちが、命をかけて脱出を敢行する物語を描いた作品。
彼らがどのように描こうとしているのか分からないけれど、日本にとっては、しかし、向き合わないといけない歴史の事実でもあるだろう。
公開されたら観に行くつもりでいる。


今までの韓国映画って、日本で公開される映画だけしか知らないけれど
「自らを語る」というところから、日本統治下における自ら、歴史の中の自らを語り出した。
そういうレベルまで韓国社会は映画という世界においても成熟、いや、そこまで追いついてきたんだと思う。

そうなると、
キャラとキャラがホンネでぶつかり合い、そしてエンタテイメントに徹して描ききる韓国映画のパワーはますます面白くなるだろうって、そんな気がするなぁ。



マチ。
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# by machiiihi | 2016-07-12 10:57 | 映画