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マチの、映画と日々のよしなしごと

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映画「テイク・ディス・ワルツ」

監督はサラ・ポーリー。
テリー・ギリアム監督の「バロン」(1989年)で子役として出演した彼女がとても印象的だった。
そして「死ぬまでにしたい10のこと」(2003年)ではスペイン・ゴヤ賞脚色賞、そして「あなたになら言える秘密のこと」(2005年)ではゴヤ賞を受賞したイザベル・コイシェ監督の2作品に主演し、監督、そして作品とあわせて女優サラー・ポーリーに改めて注目。
と思っていたら、そのサラ・ポーリーが長編映画監督としてデビュー。脚本も手がけたのが「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」(2006年)。
こういう選択肢もあるのかな?って、こういう風に老いを生きれたらって、夫婦のありようというか、文化の違いというか、 老いそして認知症の現実を考えると、彼女の若さにいささかのフラストレーションを感じた作品というのが正直な感想。
そして長編2作目が2011年製作の本作。
監督、脚本そして製作も手がけている。

サラー・ポーリー32歳。
28歳の主人公マーゴを演じるのは撮影当時31歳のミッシェル・ウィリアムズ。
同年代の女性を描き、演じた作品。
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結婚5年目のマーゴ。
子供のいない二人の生活は、どこか恋人気分が抜けきれない結婚生活みたい。
でも日常化した二人の関係には恋愛時代のようなトキメキはなくなっている。
そんなマーゴの前に、トキメキをもたらす男性ダニエルが現れた。
ときめくけど、だめだめと自制するから余計にトキメキがヒリヒリと募る。
夫ルーとの間では味わえないこの痛いほどのトキメキ。
そして、とうとう一歩踏み出してしまったマーゴ。

今の自分を抱きしめたいマーゴと、
今の二人の先に老いた時間を過ごす二人を見詰めているルー。
トキメキがオモイヤリに変り、夫婦二人の時間を紡いでいくそんな絵が見えないマーゴ。

本当は作家になりたいのといいながら、なれない自分はフリーライターをしている。
なりたいけどなれない自分に、心の奥ではずっと欲求不満を抱えているけど、現実ではゆらゆらと揺らめいているだけ。
だから現実の物足りなさに敏感になってしまうのかしら。

そんなマーゴに、ルーの姉でアルコール依存症のジェラルディンが浴びせた辛辣な言葉がちょっと小気味良い。
でもジェラルディンもアルコールに逃げ込んでいる。
どっかで自分を見失ってしまっている女達。

かつて弾けるようなトキメキ一杯でダニエルと乗ったメリーゴーランドにぽつんと一人で乗るマーゴ。
「自分のことは自分で守るんや」…「女系家族」で京マチ子演じる藤代のセリフが頭に浮かぶ。

ジェラルディンを演じたサラ・シルヴァーマン。どの作品で見たんだったかな?って思ったら、彼女、サンダンス映画祭で2回司会をしていたんだ。そこでこのシニカルな毒舌を聞いたんだった!
それからルー役のセス・ローゲンもどっかで見たけどって思っていたら、ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演の「50/50 フィフティ・フィフティ」(2011年/監督:ジョナサン・レヴィン)の製作者でもあり、ガンを宣告され生存率50/50の主人公をユーモアたっぷりに支える友人役として出演していたあの彼! 主人公の母親役アンジェリカ・ヒューストンに負けないどうどうの存在感を見せていた。

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そんなマーゴの揺れる乙女心を演じたミッシェル・ウィリアムズの演技力は今更いうまでもないだろう。
「マリリン7日間の恋」も、相手役のエディ・レッドメインはいいとして、ローレンス・オリヴィエを演じたケネス・ブラナーといい、ヴィヴィアン・リー役の女優といい、脇を固める俳優陣にはブーといいたい作品だったけど、マリリンを演じた彼女の演技にはオスカーとってもいいほどと思う演技。
彼女は大作よりも、どちらかと言うとインディペンデント作品に好んで出ているみたいだけれど、「これぞ!」っていえる作品がそろそろ欲しいところ。


これからも「女性」に拘ってサラ・ポーリーは映画を撮っていくのかしら。
ミッシェル・ウィリアムズがライアン・ゴズリングと共演した「ブルー・バレンタイン」(2010年/監督:デレク・シアンフランス)も恋におちた二人が離婚するまでを描いた作品だけど、「ブルー・バレンタイン」の方が、どうしようもない二人のズレが現実感のある痛さとして伝わってきたけど、サラ・ポーリーの2作品を見た限りでは、ズキンとささる痛みが感じられないなぁ。
本作はウィキペディアによるとコメディ・ドラマのジャンルみたいだけど、それでも痛さのエッセンスが欲しい。
とっても才能があると思うし、もう一つ、突き抜けて欲しい感がある。
同世代の若い女性たちには共感を呼んだかもしれないけど、オバサン年齢の私には映画公開時にもさほど興味もわかず、今回WOWOW放映で観る。

それとも、ちょっとビターなファンタジー映画と思ってみたらいいのかも知れないな。

ともかくも彼女の3作目に期待したい。やっぱり気になる監督の一人でもある。
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「50/50 フィフティ・フィフティ」の映画レビューはこちらのブログを

「アウェイ・フロム・ハー/君を想う」の映画レビューはこちらのブログを

「マリリン7日間の恋」の映画レビューはこちらのブログを

「ブルー・バレンタイン」の映画レビューはこちらのブログを


マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-11 06:00 | 映画

オ・モ・テ・ナ・シ

東京オリンピックの招致活動のお祭騒ぎも一段落。
今年の流行語大賞だのと騒がれた「おもてなし」も一段落でしょう。
賞味期限切れに近いかなと一人思っておりますが……。

私、このオリンピック招致のプレゼンの報道をながら族で見ていて、滝川クリステルのこの時は、あらいつもの無味乾燥な喋り方ではなくって、にこやかなことと、横目でみていると(フランス語だから聞いていても分からんから)突然に、ひとさし指で「オ・モ・テ・ナ・シ」で合掌ポーズ。

この言葉聞いてすぐに頭に浮かんだ文字は「表なし」? そした裏があるン? と頭の中で一人で突っ込んで、東北そのままで、東京に建設ラッシュが押し寄せて、招致活動にえらい金使って、安倍総理も乗り込んで…やっぱり表はないけど裏はあるんやと、一人頭の中で飛躍していた私。

で、「「オ・モ・テ・ナ・シ」
なんのこと?
って思ったら、「おもてなし」だったのね。

相手に対する細やかな心配り、気配り、目配り。
そんなんを堂々と恥ずかしげもなく、これぞ日本文化の美学ですって言うところが恥ずかしい。
またまた言葉だけが独り歩きしている。
だから言葉だけで、その気になって「おもてなし」に無頓着になっていく。
そんなん、口に出して言うことか。
「袖振り合うも多生の縁」死語になったナァってつくづく思う日常のシーン。
「オ・モ・テ・ナ・シ」が話題になるたびに一人プリプリ感が募る私。

感動したところあったんですよ。
ロンドン・パラリンピック陸上代表の佐藤真海さんのスピーチはとっても好感持ったし、東京に決まった時のフェンシングの太田君の顔くしゃくしゃの泣き顔に「いい奴なんだ~」って思ったし、なによりも高円宮妃久子さまのにこやかな、それでいて凛とした清清しささえ感じさせる佇まい、そして品の良さが伝わってくる流麗なスピーチ。日本という国を、この国の文化、美学は彼女をみればわかること!と誇らしく思ったほど


さてさて、
「表なし」とこんなおバカな反応したのは私一人?って思っていたら、一作日コンビニでたまたま買ったサンデー毎日(週刊誌なんて滅多に買わないのだけど、時間潰しにと表紙が佐藤浩市だったこれを買っただけのこと)を読んでたら、「今週のBooing」欄で、戯作者の松崎菊也さんが、最後に「表向きは何もないような顔して裏はぐちゃぐちゃ。ははあ、そこで『表なし』かい? 滝川クリステルよ、フランス語でどう言うんだね?」って書いたはるやんか。
おまけに彼女のスピーチの写真の下には、きっちり「表なし?」の文字が!

あは~
私だけやないんや、この反応。
そうやろう、そうやろう。

と、ちょっとご機嫌麗しい気持ちになったひと時(笑)
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# by machiiihi | 2013-10-10 10:50 | 徒然に

映画「地獄でなぜ悪い」

映画監督、園子音といえば、「愛のむきだし」や「冷たい熱帯魚」、「ヒミズ」では主演の二人がヴェネチア国際映画祭で新人俳優を対象にしたマルチェロ・マストロヤンニ賞の受賞で話題にもなった。今注目の映画監督と言えるでしょうか。
邦画はあまり見ない私に、映画大好き友人が「園子音の『愛のむきだし』良かったよ」って言われても、どうも私の胸にコツンと響いてこなかった。
テイストが合わないといってしまうと身も蓋もないのだけれど、園子音監督作品は一本も見てない。彼の作品の予告編を見ても、なんか、顕微鏡で痛みの部分をぐ~んと拡大し、そこを映像の世界で押し広げているようで、「そこまで意味もたすことないだろう」という感覚が頭を占有してしまう。

で、今回の作品はちょっと今までのとは異質な作品で。
夏バテ気味か、ここんとこ週末の映画館通いもご無沙汰が続き、久々に映画を見ようかと、公開中の作品を見渡して、ブラックユーモアっぽいみたいだし、少なくともどっと疲れる映画ではないみたいだし(夏バテ気味なので頭と胸が疲れるのは無意識に避けているこの頃)、かつ時間の折り合いがつく本作を見ることに。
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園子音監督、次々と話題作、問題作を発表し続けて、いささか映画作りにフラストレーションたまって、たまりにたまったガスをここで一気に爆発させた? 撮りたいことを撮りたいように撮る! そんな風にしてできあがった映画…そう思う。
ずっとずっと若い時、映画大好き少年で、映画作りたい作りたい、いい映画作ってアッと言わせたい、そんなバカみたいに一途に映画つくりしていたそんな熱く純な自分を取戻すべく、仕切り直しの本作。

そう、映画作りに行き詰まったフェデリコ・フェリーニが「81/2」を撮ったように、園子音は「地獄でなぜ悪い」を撮った。
本作見終わってそう思いました(作品レベルは違うけどネ)。

「一生に一つだけ、本当にいい映画を作るんだ」
「いい映画が撮れたら、死んでもいい」
自主制作映画集団「ファック・ボンバーズ」率いる永遠の映画少年である平田は、10年間、飽きず負けず挫けず言い続け、10年経っても映画作りに闘志を燃やし続けている。
映画に夢中だったあの頃。
脚本はそんな20年前に手がけていて、こんな映画を撮りたかったんでしょうね。
次にどっち向いて映画作るんだって思った時に、映画に夢中になっていたあの頃、映画づくりの原点に戻るという意味で、弾けるような、本作を撮ったんじゃないかな?


本物のヤクザ同士の抗争現場を舞台に映画を撮るという前代未聞の映画制作。ファック・ボンバーズ4人のメンバーの内カメラマン2人も撮影中に銃弾浴びて死んでしまうわ、それでもカメラを握っているという感動。
主役も脇役も抗争が始まったらハチャメチャで、俄仕込みの映画スタッフはみんなヤクザだから彼らも途中で死んじゃうわ、でもみんな死ぬ気で、そして本当にみんな死んでしまって、そして、血まみれのフィルムを抱えて、血まみれの平田が映画を撮った喜びに歓喜絶叫しながら夜の町を走り続ける……。


ファック・ボンバーズの活動拠点(といえばカッコいいけど…)にしている単館劇場なんか、大阪・十三の「第七藝術劇場」みたいだし、フィルムが回る映写室や、ミッキー・カーチス演じる老いた映写技師なんかみていると、映画って、映画作家だとか映画はアートとかっていうよりも、もっと職人世界、いわゆる映画屋なんだ!ってしみじみ思う。

作品は、途途中ちょっともったり感なんかもあったりしたけれど、そんなアホなと思いながらも、でもテンション下がらず、かつ、リラックスして楽しませてもらい、総じて面白かった。

ヤクザの親分の女房役の友近が、家に乗り込んできた抗争相手のヤクザを出刃庖丁もって、街中追い掛けてぶった切るという、腹の据わった女の迫力をみせてくれたシーンが結構お気に入り。
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さて、本作の後、園子音はどんな映画を撮るんだろう。
今までの彼の作品を観てみようかなって気になった本作。

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マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-09 07:00 | 映画

映画「女系家族」

山崎豊子さん。
88歳で先日亡くなられた。
最後まで執筆活動をされていたという。
彼女の原作で映像化されたものが追悼番組としていくつかBSやCSで放映されている。

彼女の作品はさらりと読み進めない重さがある。
一分の隙も、甘えも拒絶し、書き尽くそうという彼女の気迫が作品に充満しているような熱さがある。
読むほうも、その気迫、読むものに目を逸らさせることすらさせないほどの気迫で、熱に浮かされたように夢中になって読み耽り、読み終わった後はしばし放心状態になる。
戦後社会の闇、歪、不条理、その世界で蠢く者たち、そこに投げこまれた人々…彼女が切り裂き、読むものに突きつけるものは大きい。

山崎豊子が社会にメスをいれる作品の前、大阪・船場の商家に育った彼女が、船場を舞台にそこに生きる人々を描いた作品でも、彼女の鋭い観察眼は光っている。
そんな中の一つ「女系家族」(1963年/監督:三隅 研次)が、日曜日の夜にCSで放映されていたので観る。
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作品の概要はallcinemaあるいはWikイpediaを参照してもらうことにして……

やっぱりこの頃、この時代の邦画っては、本作も作品って本作もそうだけど、ほんとお腹にずしんとくるほどの見応えがある。
邦画を見なくなって久しい。
どちらかというと邦画作品よりも洋画がお好み。
でも若い時は邦画とか洋画とかあまり区別なく見ていたのだけれど。

原作、そして脚本もいいのだろうけれど、演じる俳優達がそれぞれに存在感がある。
最近の俳優って、演じているっていう演技を感じさせてしまう。
邦画を見なくなったのもそんな軽さ浅さを感じてしまうのも一因かもしれない。

例えば、長女・藤代を演じた京マチ子。
銀幕に咲く大輪の花。
映画は女優によってつくられている。
彼女をみているとつくづくそう思う。

なんで総領娘のこの私が妹らと同じ扱いになりますねん。
合点がいきません。
この相続うちには承知できまへん。
頑として総領娘の自分の立場を主張する
お嬢様育ちの我が儘と、長女のしっかりさと勝気さと、それでいてどこか世間知らずなおっとりさも感じられ、大きなっても「いとさん」そのまま。
「ちょっと、なかんちゃん!」と次女の千寿に鳳八千代演じる次女の千寿への言い方も「いとさん」そのまま。
その藤代の遺産相続の相談相手となって、あれこれと知恵をつける踊りの師匠、田宮二郎のジゴロ的な色男の雰囲気も自然で嫌味がない。
彼はこの時28歳だったとは。
横道にそれるけど「太陽がいっぱい」の時のアラン・ドロンは当時24歳だった。
今の俳優がこの役を演じたら、きっと妙に色気さ出しすぎるか、思わせぶりすぎて、嫌味に感じられるか、あまり色気を感じさせないか、だろうなって思う。

どこか違うんだろうって思うだけど、やっぱり「目」が違う。
「目」に、色気も、勝気さも、頼りなさも、野心も、怒りも感じられる。
黙っていても彼らの「目」が何をか語っている。

みんな大人の重みを感じさせた。
というよりも、演技者である前に、人としてみんな一人前の大人だったんでしょうね。
大人であるか子供であるかのどちらかで、いわゆる「若者」という世代が世代として存在しなかった時代だったんでしょうね。
学生時代から中高年になった今もずっとジーンズをはき続けているという時代ではなくって、何かを脱ぎ捨てて大人になっていく。
きっとそんな時代だったんでしょうね。


相続をめぐるいがみ合いの果に、姉妹たちは総領娘として生きなければならなかった母の、女としての哀しみを知る。
そして、戦前から戦後へと時代が大きく変わる中で、家という価値観にしがみついていた藤代は、「自分の身は自分で守るんや、そないお父さんが教えてくらはった気がする」そういって家を出る決心をする。
映画は、戦前から戦後、新旧の価値観が交錯する時代の中で、その硲から、家という所属意識から抜け出した藤代の、強かに生きる彼女のこれからの人生を思わせるシーンで終る。

山崎豊子が描こうしたのは、藤代を通して、一人の人間としてのあり方を描こうとしたのではないかしら。
船場の商家の娘として育った彼女も、商家の代々のしきたり、家長制度といった価値観の中で、一人の人間としてずいぶんと抗って生きてきたことだろう。
そんなことも思う。
私自身、大層な家ではなかったけれど、いわゆる母屋、本家といわれる家に育ち、親の時代には家長相続が当たり前のそんな家、周囲の環境の中で生れ育ったからか、家というものの存在、価値観は感覚として理解できる。

この「女系家族」の後に、山崎豊子は「花紋」を発表している。
美貌と類稀な才能を持ち、大正時代の歌壇に彗星のごとく登場するも、しかし、大阪・河内長野の大地主の総領娘として生まれた彼女は、因習という檻の中で、その因習に抗いながらも抗しきれず、自らの生を葬り去り世捨て人のごとくその後の人生を生きた、実在した一人の歌人の壮絶なる生を描いている。

マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-08 09:00 | 映画

映画「Get Back」

誰や~
着信音にビートルズの『Get Back』なんか入れてるのは~(笑)

懐かしいナァ。
この曲聞くと、映画「レット・イット・ビー」(1969年)を思い出す。

不協和音が充満で、ビートルズ解散必至のメンバーを撮った映像になってしまったドキュメンタリー作品。
こんな暗~な空気で、見ている方も堪らんかったなぁ。
オノ・ヨーコの黒い髪の毛と無表情がさらに暗さを増幅させるような…
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そして最後に彼らが見せてくれたのが、アップル本社の屋上での予告無しのルーフトップライブ。
真昼間、突然に頭上から鳴り響く大音響に、通行人も、オフィスビルの窓からも、運転中の車も運転止めて窓から顔を出して、さらにさらに聞きつけた群集がビル周辺に結集しで、あたりは騒然の大渋滞。

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演奏を止めようとビルに駆けつけた警官達に向かって、挑発するように彼らが演奏するのは「Get Back」
Get back, get back.
Get back to where you once belonged
Get back, get back.
Get back to where you once belonged.
Get back Jojo. go home
Get back, get back.

それに呼応して群集たちがやんやの喝采。

笑顔で演奏する彼らをみていると、やっぱり解散するの~? 嘘だろう~! って思ったくらい。

いやぁ、懐かしいナァ。
この映画なんかも、やっぱリスクリーンだよなって思う。
特にこのビルの屋上のライブシーンなんかは絶対にスクリーン。
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着信音GetBack君とこんなこと話していると、お互い年齢分かるよねってところに話が落ち着くのも、これまた年齢?(笑)


マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-07 05:46 | 徒然に

京都・白梅

ちょっと遡って9月のことを。
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実家の母の誕生月である9月には、母と私と妹と、数年前からは母の一番下の妹の叔母も加わっての4人で一泊旅行するのが恒例となっている。

今年は京都まで。
大阪から京都。
近すぎて泊まるって事が案外とない。

旅行の手配一切は私の担当。
元気だといっても高齢の母を考慮して、祇園の近くが夜も楽しいんじゃないかなと選んだお宿が「白梅」


美術館や展覧会などで京都へ行った折には疏水に沿ってよく歩く。
四条通りの雑踏を避けて静かな白川通りを歩くのも好き。
そんな時にいつも外から眺めていたこの風情。

一度、白川に掛かっているこの橋を渡って、あの暖簾をくぐって、一階のあのカウンターで食事したいわぁって、通るたびに思っていたところ。

白川に面した二階の部屋からみた眺めも、しだれ柳が風情を添えていい感じ。
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食事は部屋食だったけど、事前にリクエストしたら1階のカウンターでも食べれるようです。
食後にドリンクのサービスがあって、私はこのカウンターでコーヒーを頂きました。
カウンターごしの眺めもいい感じ。
私はコーヒーはブラックだけど、添えられていたシュガーが白と茶色の3mm角程の小さな角砂糖をキューブパズルみたいに組まれてあって(こんな説明でイメージできてくれるかしら?)、こんなあたりにも細やかさが伺えていい感じ(写真撮らなかったのが残念)。
カウンター越しに私の好きなトクサも植わっていて、旅館のこんな設えなんかはとってもいいお手本。
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元はお茶屋さんだったという白梅。
客室数も6室と少ないのもいい感じ。
叔母とやり取りして即決。
「柊屋」さんとか「俵屋さん」とか有名やん?っていう母を黙らせて(旅行費用一切は母持ちで、私たちは荷物持ちのお供3人なんですけどね…笑)念願の暖簾をくぐって白梅へ。


旅館というよりも我が家で寛いでいるようなゆったりした気分で過ごせるお宿。
母も叔母も妹もとっても気に入ってくれて良かった。
叔母は、私の喜寿のお祝い(ずいぶん先ですけどね)息子たち家族を招待してここで一泊もいいわねぇとすっかりその気になってるし、
母などは、ここを常宿にして、季節季節に京都に一泊もええやんと言い出している。
私も、おチビちゃんがもう少し大きくなったら、娘と二人で泊まりたいなって思える、そんなお宿。


秋の深まった京都もいいし、白梅からちょっと行ったところの、白川にかかる桜もいい眺めなんですよね。
梅を染め抜いたナプキン代わりの日本手ぬぐいはお土産に頂きました。
それから上品な香りの匂い袋もお土産に。バッグに入れて移り香を楽しんでます。
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マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-06 10:45 | 旅・外出

テレビタイムのお友

一時期、注目されてたバランスボール。
オフィスで椅子代わりに使っている会社あるって、ちょっと前にテレビで紹介していたけど……
今でもみんな使っているのかな。
そんなバランスボールを最近購入しました。
(在庫処分?)アマゾンをみると4000円のが1400円になっていたので早速に購入。
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仕事帰りに夕飯の食材を買って、炊飯器にスイッチ入れて炊き上がるまでの時間が私の主婦タイム。
今日着ていた服一切をネットに入れて手洗いモードで洗濯機に入れ、夕飯作りながら、洗濯物を取り入れながら……のながら族で動き回り、夕飯終った後の、主婦タイムから切り替わった私タイムは、録画した番組を見るのが寝るまでのほっと一服のテレビタイム。

ソファーに座ってみてるのが、そのうちにクッションを積み上げて横になりながら…気がつくととっくに番組終ってるというのもよくあること。


こんな日々に、最近、頓に気になりだしたのが身体の歪み。
やっぱり、老いてもしゃきっとした体型で、しゃきっと歩いていたいもの。
だから、こういうのって良くないよなぁって思っていたら、
先日、夏にオチビちゃんが病気で帰省できず、私が遊びに行った娘の家にあって、これってちょっといいかも……でアマゾン検索でお安い価格でつい購入。


テレビ観ながらボールの上で脱力してバウンドしたり、ボールの上で身体を前後左右にスライドさせたりと、なんか、いい感じで、結構はまってる。
インナーマッスルが鍛えられるとか……
そんな効果も期待したい。


そんなバランスボールが、目下、私のテレビのお友だち。

そんな私を、自分の部屋からトイレに行く道すがら「そんなん買って続くんか」と夫が冷ややかな口ぶりで。
お正月に娘んとこのオチビちゃんが来たら遊んでくれるでしょう(たぶん)。


テレビタイムのお友
まだまだ続いてます。

マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-05 08:00 | お気に入り

ガルシア・マルケス

コロンビアの作家
ガブリエル・ガルシア=マルケス

彼の作品で映画化された「予告された殺人の記録」といい「コレラの時代の愛」といい
土着的なリアルな熱さと、それでいて時間とか空間とかを超えた滔々とした空気に包まれた、一筋縄では語れない魅力に惹きつけられる。

彼の息子で、アメリカで活動している映画監督のロドリゴ・ガルシアさんもお気に入りの監督の一人。「彼女をみればわかること」「美しい人」「愛する人」「アルバート氏の人生」
女性をテーマに人生を、生きることを真摯に描く彼の作品は、時流に流されない彼独自の哲学すら感じさせます。
余談だけど、どんな父と息子の関係だったのか、ちょっと興味も湧きます。


さて
この夏の異様な暑さ。
観たい映画も、ときめく映画もなく、ならば今まで映画化された原作を読むことにしようと、選んだのがガブリエル・マルケス。
面白い。

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彼自身が最高傑作だという「予告された殺人の記録」は、映画であらすじは分かっているのだけれど、殺人のあった日の登場人物たちの行動が克明に描かれていて、読むのには支障が無い範囲だけど、人物相関が頭の中でちょっと混乱してしまい、読み終えた後に、すぐにもう一度読み返したら……人物相関をはっきりさせながら読んでみると、いやぁ、更に更に面白い。

普通だったら読み終えたら、ともかくも読んだ!ってところで完了してしまうのだけれど、この作品は、もう一度読み返そうと思う気持ちにさせる力があるんでしょうね。

南米の古い小さな集落ともいえる村で起きた一つの殺人事件を描きながら、克明に描かれた群集心理、因習と価値観に囚われた者たちの悲劇。そこから産声を上げようとする新しい価値観。そのせめぎあいの通過儀式にも似た一つの殺人。
読むほどに作品に込められたテーマが一層はっきりと見えてくる面白さ。


目下「百年の孤独」を読んでいる。
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ある一族の4世代の物語を描いたこちらは単行本で、これまた登場人物が入り組んでいて、これもまたきっと読み終えたら、もう一度読み返すんだろうな。
そんな惹きつける磁力が、彼、ガブリエル・マルケスの作品には確かにある。


「ブリキの太鼓」も読むつもりで本棚に積んである。
これもまた、かなり、濃度の強い作品。

頭が疲れた時用に、シャーロック・ホームスの生みの親コナン・ドイルやアルセーヌ・ルパンを生み出したモーリス・ルブラン作品も両脇に控えさせている(笑)。
今年の秋冬のマイ・ブームは、映画よりももっぱら読書三昧かな。


マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-04 09:12 |

柿の実

柿の木。
今年も柿が色づいてきました。
これから寒さが増すごとに赤くなってくるんでしょうね。
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昨年は実が小さかったけど、その分甘さは抜群だった。
おまけに小さい分、たわわに実り、ご近所、知り合い、道行く人にも「良かったら」って差し上げたほどで、とにかく方々に配りまわらないと捌けなかったほどの大豊作。

今年は昨年に比べると実が大きく、そのせいでしょうか、実のつき方は昨年ほどでもなさそう。
さて、お味の方はどうでしょうか。

柿の木が植わっている、我が家に隣接しているこの土地は、我が家から200mほど離れたところに住んでいた夫の両親が家庭菜園していたところ。
義父が、そして今春に義母が亡くなり、夫が受け継いだんだけど、お互い働いている身で、元来、不精な夫が草引きする訳が無く、ましてや家庭菜園に勤しむ訳でもなく、私も庭の草引きだけで身体も気力も手一杯。
この数ヶ月間、草ぼうぼうになるたびに、シルバー人材センターに除草をお願いして……
しかも今年の豪雨。降るたびに威勢良く伸び放題の雑草には全く疲れてしまった。

このまんま放置するよりもと、整地して数人の方に菜園として使ってもらうことにして一安心。
建物を建てるよりも、きれいに耕された菜園をフェンス越しに毎日眺めるのはとっても気持ちがいいし、使われている方たちも嬉しい嬉しいと笑顔も嬉しいし、何より雑草から解放されたのが一番。


マチさんとこ、柿取りいつするの? 教えてね~ わたし、頑張ってとりに行く!って友人から早々と催促が。
嬉しい秋です

マチ。
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# by machiiihi | 2013-10-03 15:10 |

ミズヒキソウ

ようやくに、ビューンと伸びた細い茎に小さな赤い花穂が。
今朝、一番の
おおっ!
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2年前だったかな?
友人から、花が終り種がついたミズヒキソウの茎をもらって、植木鉢にしごいて種まきしたんだけど、葉ばかりがこんもり生い茂り、花が咲く気配も何もなかったのに

今朝、水遣りに庭に出たら……
おおっ!
開花時期は8月~10月ごろなんだけど、今年の暑さではネェ
暑さが一段落した今頃にようやく花が咲き出した。
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もう一つもらった菫の鉢からもミズヒキソウのこぼれ種があったのでしょうか。
こちらは白いミズヒキソウ
花が終ったら、こちらも種まきして育てましょう。
ぼけた写真だけど白の花穂、分かるかな?
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ご祝儀袋の水引と同じに、やっぱりミズヒキソウは紅白で揃わなくては



マチ。

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# by machiiihi | 2013-10-02 15:08 |