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マチの、映画と日々のよしなしごと

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ジム・カヴィーゼル

ジム・カヴィーゼルってこんなに素敵だったのねぇ。

「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」の話。
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米国CBS製作のテレビドラマ。
製作総指揮はJ・J・エイブラムス、ジョナサン・ノーランほか。
ニューヨーク市の凶悪犯罪を防止するために奔走する謎の億万長者(マイケル・エマーソン)と、彼によって雇われた元CIAエージェント(ジム・カヴィーゼル)の活躍を描くクライム・サスペンス。<ウィキペディアより>


元米国陸軍特殊部隊の兵士で、公式には中国で任務中に死亡したとされるCIA工作員というのが彼が演じるジョン・リース。

シーズン1と2が終り、もっかシーズン3待ちで、AXNでシリーズ1から再放送されているので、前回放送時は他のと重なって優先順位からスルーしたエピソードもあったけど、今回は録画して月から金まで毎日見ている。目下、ウィークデーの夜の、私のお楽しみウキウキタイム。


ジム・カヴィーゼルって、初めての主役作品「シン・レッド・ライン」(1998年)や「モンテ・クリスト伯」(2002年)、「パッション」(2004年)などでは、主役の割には華がなく、寂しげというか地味というか目立たない。「モンテクリスト伯」に続いての「パッション」でも髭ぼうぼうで、こんなイメージが焼きついたせいもあるンでしょうけど。
「モンテクリスト伯」の時なんかは、牢獄から脱出しモンテクリスト伯と名乗る紳士となっても、地味さが目立って、このドラマでも登場は髭ぼうぼうでホームレス同然の姿には、やっぱりと思わず笑った。
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これは「パッション」でイエス・キリストを演じたジム・カヴィーゼル。


それが、髭ぼうぼうのホームレスから一転、スーツ姿の男、時にはライダージャケット姿で、犯罪現場に現れたり、犯罪を未然に阻止したりと活躍するジム・カヴィーゼルがなかなかに素敵で、恋人を失った悲しみを胸の奥深くに隠し、時として彼の瞳に漂う哀愁の色がまた良くって、こんな素敵な目をしてた?って再発見。
40歳を過ぎて地味さが渋さに変りつつあるジム・カヴィーゼル。
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彼のフィルモグラフィをみると「 マイ・プライベート・アイダホ」(1991年)にも出てたとは。キアヌやリヴァー・フェニックスがたむろしていたあの場所に彼もいたのかしら。こんど見る機会があれば確かめよう。それから「 楽園をください」(1999年)「ペイ・フォワード 可能の王国」(2000年)も出てたけど記憶にないなぁ。「オーロラの彼方へ」(2000年)は無線機を通して死んだ父親と交信するという物語で、ずっと無線交信していたから覚えているけれど、結構地味な映画。

「シン・レッド・ライン」もテレンス・マリック作品ということで注目したけれど、主役の彼にはそれほど注目しなかったし、「モンテクリスト伯」も「シン・レッド・ライン」あの彼っていうほどの印象で、「パッション」でようやく印象づけられたけど、その後も「unknown/アンノウン」もさほどの映画でもなかった。
このドラマ「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」で見事に蘇生?
組織に裏切られ、愛する女性を失い、生きる目的を見失った孤独な男が、犯罪を未然に阻止するという闘いに、再び生きる意味を見出す、過去を持つ男ジョン・リースは彼にはぴったりの役どころ。


レギュラー陣も個性がはっきりしていてキレがいい。
ハロルド・フィンチ(マイケル・エマーソン)
天才プログラマーにして、謎の大富豪。テロの脅威から国を守るため、政府から極秘に依頼された巨大な監視システム(通称"マシン")の開発者。マシンに作られたバックドアから情報を得て、一般の人々が犯罪に巻き込まれるのを防ぐために、ジョン・リースをスカウト。
物語が進むにしたがって、ともに孤独な二人の間に強い信頼の絆が生まれていく過程もいい感じで見せてくれるドラマ。
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彼ら二人の強い協力者となっていく正義感の塊ともいえるカーター刑事(タラジ・P・ヘンソン)と、元悪徳警官で、ある事件からジョンに協力させられる羽目になるが、次第に改心していくファスコ刑事(ケビン・チャップマン)
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Machi。
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# by machiiihi | 2013-11-05 06:00 | ステキ!

映画「クイックシルバー」

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先日記事アップした、ニューヨークのメッセンジャーを描いた劇場未公開の「プレミア・ラッシュ」を観て、そうそうと、この映画を思い出して録画リストから引っ張り出す。


オープニング映像と自転車シーンはカッコいいけど、それ以外のドラマは言ってみれば80年代の青春映画で、今となれば自転車登場以外の、(どうでもいいような)ドラマ部分はカットして観たいと思うほど。

………………………………………………………
自転車と青春というテーマでは、ピーター・イェーツ監督の「ヤング・ゼネレーション(原題:Breaking Away)」(1979年)がいい。大学へも行かず自分の目的を模索する4人の若者、彼ら自身のドラマに応援したくなる。
録画してないから観るのは又の機会に。
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…………………………………………………………


QUICKSILVER
1985年


やり手の若手証券ディーラー、ジャック・ケイシーは、大勝負に出たその日、ツキに見放され一日で全財産を失った。失意の中であてもなく街をさまようジャックの目に飛び込んできたショーウインドウの中の一台の自転車。
彼は人生をゼロからやり直すべく、メッセンジャー会社「クイックシルバー」で、自転車で街中を疾走する。生き馬の目を抜くような証券業界とは無縁の新鮮な日々だった……。(allcinemaより)

当時20代のジャック役のケヴィン・ベーコンのライダーぶりもなかなか決まっているし、なかなかの自転車テクニックを見せている。
劇中でメッセンジャーたちがそれぞれの技を披露しあうシーンなんかは最高。
もしかして監督のトム・ドネリーってかなりの自転車好き?!って思える映像満載の本作。
当時はラリー・フィッシュバーンと言っていたローレンス・フィッシュバーンもメッセンジャーで、彼とケヴィンの二人がスピードを競い合い、車が行き交うニューヨークの摩天楼街を疾走するシーンなんかもスリリング。
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自転車好きではないけれど、自転車にはちょっとした執着がある。
2歳上の兄がいた。
一人息子で大事な大事な跡取り息子。
中学生になったら、かっこいいサイクリング車を買ってもらった。
変速ギアがいくつもあって細身のフレームで、私らが乗っている自転車とは段違いのカッコいいやつ。
女の子の私らには買って貰えるはずがない。
羨ましくって、憎らしくって兄貴がいない間に乗り回しては、よく喧嘩したものだ。
乗っている姿も、アップした画像みたいにカッコいいもの。

まぁ私はそこまでで、兄はやっぱり自転車が好きなんだろう。
高校時代も学期休みになると分解した自転車を入れた袋をかついで日本のあちこちサイクリングツアーをし、大学時代も自転車もって下宿した。いい年になった今も、ピンク色のサイクルウェアーなんか着て、パーツにも拘って、あちこち走り、年賀状もそんな写真入り。娘がそれ見て「アンタのお兄さん、気が若いわネェ~」って一言。
アンタって私のこと?

だからか今も自転車を扱った映画なんかには興味ありで観てしまう。
「小説家を見つけたら」で、ショーン・コネリーが自転車乗る姿もかっこよかった。

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Machi。
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# by machiiihi | 2013-11-04 00:00 | 徒然に

他愛もない……

昨日まで夏、急に季節が変り朝夕が寒くなってきたこの頃。
中は薄着で上からコートやジャケットというのがもっぱら。
コートの類はブラッシングだけで、汚さない限りは滅多にクリーニングには出さない。
まだ、まだ、もう少し着るかも……と、部屋のハンガースタンドに掛けたままで次の季節を迎えるのも毎年のこと。

そんなコートに手を通して、ポケットに手を突っ込むと……

一つのコートからは黒飴が2つ。
きっと、誰かからもらってそのままポケットに入れたまま。

一つのコートには100円玉と10円玉が一つずつ。
390円で何買ったのかな~?
たまに500円玉が手のひらから現れるとヤッタ~と思う。
半分に折った千円札をつかんだ時は、それはそれは大吉もの。

他愛もない去年のかけら。
恋の欠片か、夢の欠片か、思い出の一つぐらいは欲しいけど、それはドラマか小説の世界で、現実はこんな他愛もなく小さな嬉しさ。
そんな嬉しさにMorningSmileで去年の黒飴を口に入れると甘くて美味しかった。

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カウネットのおまけ。ビニル袋にまとめて机の引き出しに。捨てればいいのに、とりあえずと取っているとたまってきてなんだか捨てにくい。
お菓子の空き箱とか、ラッピングの可愛いリボンとか、他愛もないものだけど、ついとっておきたくなる。


Machi。
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# by machiiihi | 2013-11-03 09:06 | 徒然に

庭仕事

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庭仕事というほどのガーデナーではないけれど、暑さが遠のき落葉の季節。
寒くなる前に、鉢から庭に植替えしたり、伸びすぎた蔦や枝葉を整理したりと、晴れた週末ともなるとゴム長靴履いて、TUBTRUGSのゴムバケツに、大きなスコップと剪定はさみと熊手と竹箒持っての庭仕事を半日(いや、2時間)ばかり頑張る。
それ以上は無理。

台風も去った先週の土曜日も、映画に行くぞ、2本観るぞって思っていたのに、朝にちょっと庭で花がらを整理していたら、ちょっとこの鉢だけでも今の間に地植えって思ってやりだしたら、ついでにこれもとなって、そうこうしている間に、菜園にこられた方とお喋りしてたら、すっかり地面に落ち着いてしまって午前の半日が過ぎてしまった。
朝から体力使った(ほとんど使い果たした)昼から映画に行っても、絶対に映画館のシートに座ったら寝てしまいそうな予感が大。
結局、家で録画作品を観ることに。

私事以外の雑用もアレコレ増えて最近はこんなパターンが多くって、週末=CinemaDayの図式も崩れてきた。
だから家で観る映画と、これは映画館に行くって映画をセレクトする。
最近は映画館に行って観たいと思う映画が少ないからか、お蔭で週末のお庭仕事にも精が出る。
観たい映画があれば、優先順位は庭よりも映画なんですけどね。


11月入ってのこの3連休はいかが過ごしましょうか。


Machi。
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# by machiiihi | 2013-11-02 07:00 | 徒然に

るー君の小さなレストラン

るー君が一人で切り盛りしている小さなフレンチ・レストラン。
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天満橋の中の一角、文字通り角っこにある、カウンターとテーブルが一つ、7人入れるかなってくらいの小さなレストラン。
でもお味は★★★。
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るー君一人で頑張ってます。

12月になったら(ずいぶん先…だけど最近やたら月日の経つのが速いのなんのって)、6人女子会でクリスマス・パーティをする予定。
お料理はその時にゆっくり紹介。

本当は、食べるのと、お喋りに夢中で、食べている途中で、あっ写真撮ってない!って気がつくか、最初は撮っていても途中から忘れてしまうかで、写真なしはいつものこと。この日も3人で行って分けっこしながら食べてたんだけど……。写真は最後に食べた仔羊のロティ トマトソースだけ。ちなみに、この仔羊メニューは前菜盛り合わせとサラダがセットで1800円。
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……………………………………………………………
le・roux(ル・ルー)
大阪市北区天満2-7-6 天満橋双葉プラザ1F
TEL 06-6881-1740
営業時間 17時〜2時
定休日 水曜日

……………………………………………………………
*名前の最後の「る」から、友人たちが彼のことを「るー」って呼んでいたんだって。


Machi。
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# by machiiihi | 2013-11-01 00:00 | 美味しいもの

映画「危険なプロット」

久しぶり!って思うフランソワ・オゾン作品。
「しあわせの雨傘」「Rickyリッキー」、それから「三大映画祭週間2012」の特別上映で一般公開されなかった「ムースの隠遁」(WOWOWにて鑑賞)以来。
公開されてからずっと週末には行けなかったので、久々に仕事帰りの映画鑑賞。

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高校の国語(フランス語)教師をしているジェルマン。
「週末の出来事」をテーマに作文の宿題を出すも、学校の制服みたいにどれもこれも同じようにやる気のない生徒たちの作文添削にうんざりする中に、異彩を放つ作文を発見。
同級生ラファに近づき彼の家を覗き見的に綴ったクロードという生徒の作文。
妻のジャンヌは悪趣味だわと詰るけれど、作文の最後の「続く」の言葉にそそられ、興味深々は隠せない。ラファの両親を見たさで、運営を任されている画廊の作品展の案内状を夫妻に送る始末。「作文のイメージとはちょっと違うわね。」と覗き見趣味全開。

ジェルマンもクロードの文章の上から目線の皮肉な視線を注意するも、彼の中にきらりと光る原石に、作家になれなかった己の夢を託すが如く、小説の書き方について放課後の個人指導に熱意を燃やし、クロードの綴るラファ家の世界に入れあげる。
クロードもジェルマンの指導に刺激され、ラファの家に更に更に深く入り込み、観察者の立場から彼自身が主体となっていく。
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ジェルマンとクロード、教師と生徒という関係を外れ二人の間に生まれていく奇妙な共犯関係。
現実を見失い虚構が暴走する。……見失っていくのはジェルマンの方か!
そして虚実混在の、観るものを惑わせるのは「スイミング・プール」のラストでも観る者をアッと言わせたオゾンの十八番。


観ている間はそれなりに面白かったけど、タイトルとは裏腹の、案外と平凡な作品だった。
際どさや危うさの毒気がなかったからかしら、素敵なラストシーンもさほど胸に響いてこなかった今回のオゾン作品「危険なプロット」。
オゾンの作品にはいつも新鮮な発見があったのだけれど、今回は今までのオゾン作品のあれこれ焼き直しに終始しただけみたい……な印象。


内容は、ミイラ取りがミイラになっちゃった、その挙句の果てが……と言ってしまえば実も蓋もないけれどね。

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ラファの母親役にエマニュエル・セニエ、ジェルマンの妻ジャンヌにクリスティン・スコット・トーマスとオゾン作品には初めての顔ぶれ。
ジェルマン役のファブリス・ルキーニもオゾン作品には確か初めて。
思うに、ロメール作品でお馴染みのファブリス・ルキーニって、やっぱりオゾンよりもエリック・ロメール作品のあの雰囲気の方がお似合いじゃないかな。エマニュエル・セニエの個性を引き出すところまではいかず、クリスティン・スコット・トーマスの演技もちょっと浮いていたような気がするなぁ。
そして主役に抜擢されたエルンスト・ウンハウアーも、美形でいい眼をしていたけど何かを感じさせる所までは至らなかったかな。


作品についてはパゾリーニの「テオレマ」が引合いに出されてるようだけど、「テオレマ」のテレンス・スタンプのあの雰囲気が一つあれば、映像が緊張感でどれほど引き締まったことでしょう。


映画観ながら、これは舞台で演じたらきっと面白い作品だろうなって思ってたら、原作はフアン・マヨルガ戯曲の舞台劇。


文芸春秋のシネマチャートを見たら、翻訳家の芝山幹郎氏が「セリーヌの本で頭を殴るな。」と書かれていて、そのせいか氏の本作評価は★★だった(笑)。
ジャンヌがジェルマンを殴った本のタイトルが何だったのか気になるなぁ。字幕では「ルイ=フェルディナン・セリーヌ」とだけあって、タイトルまでは出てなかった。時間があればもう一度見にいって確かめよ。わかるかな?


それよりも……
ロビーで開場を待っている間、私の後ろに座っていた中年カップル。
女性のほうが男性に「この映画『ベニスに死す』みたいな、そんな映画らしいって」って話していた。
「おい、おい、誰に聞いたか、何で読んだか、どう勘違いしてるか知らないけれど、設定は似てなくもないけれど『ベニスに死す』のイメージでオゾンを観たらどうなるか知らんよ~。」って思わず突っ込みいれたくなったけど、黙って背中で聞いていた。はてさて、このカップルの見終わった後の感想を聞きたかったわぁ。

「スイミング・プール」
「しあわせの雨傘」「Rickyリッキー」


Machi。
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# by machiiihi | 2013-10-31 00:00 | 映画

映画「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」

別段、この映画が深く印象に残っているというわけではない。
先日アップした「ラ・メール」と、ケヴィン・スペイシー主演の「シッピング・ニュース」で、そういえば、歌手ボビー・ダーリンの半生を描いたこの作品で、ボビーを演じたケヴィン・スペイシーが映画の中で「La mer 」の英語版「Beyond The Sea」を歌っていたわねぇと思い出した……だけ。
「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」というTheだけが英語のこの邦題にも笑ってしまうけけど。

「Beyond The Sea」で大ヒットを飛ばしたアメリカの歌手ボビー・ダーリン……といっても私はこの映画を観るまではボビー・ダーリンって知らなかった。
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ケヴィン・スペイシーが製作、脚本、監督、主演と4足のわらじを履き、かつ、劇中ではボビーの歌は全て彼が実際に歌っているという、ボビー・ダーリンを描いた映画というよりも、早い話がケヴィン・スペイシーによる、ケヴィン・スペイシーのための音楽映画といってもいいほど…だったような。
確かに歌は上手かった…さすがハリウッド!芸人!と思ったけど。

ボビー・ダーリンのアルバムを検索したら、どことなくケヴィン・スペイシーに似ているような…。37歳で亡くなったというから、ケヴィン・スペイシーのボビーはいささか老けてたのが苦しいところ。
彼の半生を映画化する話はずっとあって、何度も何度もリライトされ続けて20年。ようやくケヴィン・スペイシーに映画化されたというから、ケヴィン・スペイシーもとことん拘って熱入れて、自前で歌ったんでしょうね。
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たしか、この映画の公開と同じ頃に、ジェイミー・フォックスがレイ・チャールズを演じた映画「Ray/レイ」も公開されていて、今年のハリウッドは音楽映画が流行?って思ったのを記憶している。
こっちもこっちで、この作品でジェイミー・フォックスはオスカー受賞したけど、今となってはさほど印象には残っていないけど、良かったなって思うのは「Ray」の方だった。よ~く知っているレイ・チャールズの半生を描いていたから興味深く観れたというのもある。
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Machi。
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# by machiiihi | 2013-10-30 19:00 | 映画

映画「はなれ瞽女おりん」

原作は水上勉の同名小説。
水上勉原作の映画は、若い時に数本観ていて、記憶にしっかりと刻み込まれていて、機会があればもう一度観てみたいと思う作品が多い。
本作もその一つ。
1977年に篠田正浩監督によって映画化。
映画館で観て以来だから36年ぶりに観る。
主演は岩下志麻。
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 瞽女(ごぜ)とは、ウィキペディアから引用すると……
「盲御前(めくらごぜん)」という敬称に由来する女性の盲人芸能者。
近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に北陸地方などを転々としながら三味線、ときには胡弓を弾き唄い、門付巡業を主として生業とした旅芸人である……とある。


公開当時、映画館で観ていて、瞽女おりんを演じた岩下志麻がきちんと髪を結い美しいままで、この瞽女はないだろうと思ったけれど、それよりも、北陸の雪深い道を瞽女たちが裸足で前の者の肩をもって歩いていく姿や、瞽女たちの男に抱かれてはならぬという掟、その掟に背いたため、庇護から落ちて離れ瞽女となっていく盲目の女たちの、それでも生きていく厳しさ、生きることの重さが胸にずしんと応えた。

掟に背き離れ瞽女となったおりんの目が見えない哀しさ。男たちに引かれるままに旅を続け、そして男に捨てられ、一人寝の怖さと寒さにどなたでもいい抱いておくれと懇願し、そんな己の身の上を旅の途中で出会った男に問わず語りに話す。
お前とずっと一緒に旅を続けたいから、お前を抱けば他の男たちと同じようにいつか終ってしまうから、お前を抱けんと、おりんに指一本触れようとしないこの男とおりんの旅が続く。

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亡くなられたけど、原田芳雄がステキだった。
今回見直してみても、やっぱりステキ!
田宮二郎といい原田芳雄といい、この頃は、大人の男の色気をきちんと持った素敵な俳優がいたなっってしみじみ思う。
「イケメン」ではなくって「大人の男」。
でも最近の俳優に求められるのは、少年っぽさの残ったイケメンがいいらしい。
ふ~ん、これも時代の流れかしらね。
「優しいだけでは生きてはいけない」ってこんなセリフ、なんかの映画で言ってたような……遠い記憶。
原田芳雄…この当時は30代半ば。
男の、熱いけど暑苦しくなくて、男臭いけどどこか清潔感もあって、そんな素敵な色気のある俳優だった。
60歳を過ぎてからも、(浅野忠信がでていたけど)宮沢りえとほとんど二人芝居といってもいい黒木和雄監督の「父と暮らせば」(2004年)や是枝裕和監督の「歩いても歩いても」(2008年)なんかでも、骨太さは変らず、年を経てこその素敵な色気を滲ませてらした。


水上勉が描き、篠田正浩が映像で描きあげようとし、そして宮川一夫がフィルムに焼きつけた、日本の原風景ともいえる世界。
ただ生きること、そのことにひたすら一生懸命だった時代。
何もなかった時代。
家々を回り、酒宴や祝いの席に呼ばれ三味線を弾き歌を歌う瞽女たち。

6歳から瞽女の親方テルヨの家で芸を仕込まれ育てられたおりん。
男に抱かれてはならないときつく戒められても、おりんの美貌に男たちがほっておくわけもなく、おりも、抱かれてみたいという年頃の女の正常な欲望が身体の中で渦巻く。
テルヨを演じた奈良岡朋子の、開かぬ目を開けようとする表情など本当に上手い。
警察に追われた男と別れ、再び一人になったおりんが出会った離れ瞽女のおたまを演じた樹木希林。
目を閉じたままの岩下志麻よりも目を開いたままで焦点の定まらぬ盲目を演じる樹木希林の芸達者。
善光寺で再び男と再会したおりんに、「幸せにおなりなよ」と声をかけり、おたまのあっけらかんとした中に一抹の哀しさを感じ取る。


117分。お家シネマだけど、じっと映像を観続けた「離れ瞽女おりん」
岩下志麻という女優についてはあまり関心はないけれど、彼女が主演した今井正監督の「婉(えん)という女」(1971年)も機会あればもう一度みたいと思う。原作は大原富枝。
土佐藩・家老の野中兼山の失脚・死亡により、兼山の政敵たちが野中の家系を根絶せんと、山中に幽閉させられた遺族たちの悲劇。
大原富枝がその冒頭で「わたくしたち兄弟は誰も生きることをしなかったのだ。ただ置かれてあったのだ」と綴った「婉という女」の人生、生き様。
ラストシーンだったかな40年ぶりに幽閉を解かれた婉の乗る駕籠を制した武士達に「野中兼山の娘、婉。そこを通すのじゃ」と凛として言い放った岩下志麻が印象的だった…と記憶している。


こうして振り返ってみると、モノが豊かな時代と、そうでなかった時代の価値観もあるのでしょうか。
小説でも映画でも、きちんと一人の人間の人生と向き合って、生きることの重みが感じられる作品が少なくなったように思う。


Machi。
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# by machiiihi | 2013-10-30 00:00 | 映画

道端で……

京都の町屋を歩いていても、伏見を歩いていても、そして宇治の町を歩いていても、緑が多く木も多いのに家の前に道はきれいに掃き清められている。
古都の町に住む人の、他所様に対する矜持か、おもてなしの心か。
どっちにしろ、歩いていても気持ちがいい。
そんな宇治の町の道端でみつけたもの

三時草
三時を過ぎると薄紅の小さな花が咲くことから三時草と名づけられたこの花。
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家の脇にこんもりと植えられているのもいい感じ。
我が家にも植えているけど、こんな風にさりげなく植わっておきたい。
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ムラサキシキブだけど、野生だからか、日当たり具合か、紫の実もぷちっと小さくて実の成も少ないのが愛らしい。我が家の鉢植えのは実がつきすぎて可愛げがないみたい。
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大阪よりも数度気温が低い京都。
少しは紅く色づき始めてるかしらと期待していたけれど……まだまだ緑だった週末の宇治。
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Machi。





Machi。
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# by machiiihi | 2013-10-29 09:06 | 旅・外出

宇治

川に掛かった朱塗りの欄干を見ると「宇治」だなって思う。
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ゲージの中で鵜たちが羽根を広げて乾かしてるのかしら。
台風のときはどこかへ避難したのかしらね。
宇治川の鵜飼。
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せっかく宇治まできたんだから…国内で現存する最古の神社建築で、ユネスコの世界文化遺産に登録されてる宇治上神社まで。
無料でお参りすることができるのは浄土真宗の総本山・西本願寺以外では、この宇治上神社だけなんだそうだ。
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目下、檜皮(ぶき屋根のふき替え修復工事中。
足場が組まれた拝殿前には清めの砂が盛られている。 
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知恵の輪くぐって
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宇治七名水で現存する唯一の湧き水を見て
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神社の内から外を眺めるこんなフレームも好き。
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Machi。
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# by machiiihi | 2013-10-29 07:02 | 旅・外出