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マチの、映画と日々のよしなしごと

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映画「イレブン・ミニッツ」

女たらしの映画監督、やきもち焼きの夫、刑務所から出てきて間もないホットドッグ屋、強盗に失敗した少年など、現代の大都会で事情を抱える11人の男女と1匹の犬。午後5時から5時11分まで、わずか11分の間にそれぞれの人生が絡み合い……。
11分の間の出来事という設定と予測不能なラストが見どころ。
というのがこの映画のキャッチ

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監督はイェジー・スコリモフスキー。
ロマン・ポランスキー監督作品で、私のお気に入り映画の一つ「水の中のナイフ」の脚本家でもあり、
前作のヴィンセント・ギャロ主演の「エッセンシャル・キリング」なども私の好きなテイスト。


で、本作
う~ん、
どう観ようかな~~
監督の実験的な取り組み、意欲作ってところなのかな。


ただ、予測不能ってことなんだけど、
まぁ、日常よくあるちょっとした、どっちかいえばお笑いネタにでもなりそうなことが引き金で連鎖反応を引き起こす……
予め決められた(もちろんフィクションだからストーリーに則ってるわけなんだけど)というか、とってつけたようなラスト展開で……
思わせぶりっぽいのも、なんだかなぁ。
って、そんな風に私には見えてしまいました。


私的にはポール・トーマス・アンダーソン監督の「マグノリア」(1999年)
ロサンゼルスを舞台に、一見関係のない男女9人の24時間を描く群像劇で、突如カエルの雨が空から降ってくるというラスト。それが引き金で、彼らの凝り固まって人生が、時間が突如風穴があいたように揺れ動かされるという、なんとも衝撃的な幸福とも呼べるこんなのは好きだなぁ。
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それからアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの初監督作品「アモーレスペロス」(2000年)
無関係な3つの物語が、突然の交通事故によって重なり合う……
これは大好き。
発展途上国のメキシコで制作費200万ドルでこのクオリティー!
やっぱりハリウッドもいいけど原点に戻って映画制作をって思ってしまう。
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マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-29 10:13 | 映画

東洋陶磁美術館・企画展「朝鮮時代の水滴―文人の世界に遊ぶ」

タイトルだけでも涼しそうよ。
行こう! 行こう! 
って友人からの誘いで、8月最後の週末に行ってきました。

でも週末は、このまま秋に~って思える位の涼しい風。
太陽の熱波を遮ってくれる曇天もまた嬉しい。



東洋陶磁美術館で開催されている
「朝鮮時代の水滴―文人の世界に遊ぶ」


水滴。
みずのしたたり。
静かな涼やかさが感じられる言葉と文字。
語感。
日本語っていいですねぇ~。
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今も昔も、愛される文房具!
こういう展覧会に行くと、いつも、私だったらどれが欲しい?って目で作品を物色するのもお楽しみ。

朝鮮の古陶磁研究科でもある浅川兄弟の、浅川伯教(兄)の絵や巧(弟)の書籍なとともに紹介されている水滴も目を引く。
高橋伴明監督の映画「道〜白磁の人〜」は浅川巧の生涯を描いた作品。
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硯に水を注ぐ水滴は、筆、墨、硯、紙の文房四宝とともに文人の書斎を飾るものです。あくまでも実用品でありながら、文人たちの机のかたすみにひっそりと息づき、心を癒す愛玩品でもありました。
朝鮮時代(1392~1910)においては、その前期にも水滴の作例がありますが、18世紀に文芸復興の気運にともなって文人趣味が流行しはじめ、19世紀には水滴が数多く制作されました。
~中略~

本展では、館蔵品のなかから厳選した水滴126点に、筆筒、紙筒、硯などの文房具や燭台、煙管などの身辺の道具13点を加え、愛らしく美しい文房具の姿とともに、当時の文人たちの精神世界を紹介します。また、絵画や木工品約10点によって、近代以降、朝鮮陶磁への評価の高まりのなかで日本人が水滴に注いだ眼差しにも、あわせて光をあてます。当館では1988年に水滴展を開催して以来、じつに約30年ぶりに水滴の優品がそろう貴重な機会となります。その精華をぜひご堪能ください。(開催概要~)



ちょうど、ボランティアによる常設展の解説タイムに遭遇。
あらためてこうして解説していただくと、今までは何気無く観ていたものが、へ~っ、そうなんだぁ~って新しい視点を貰ったり、
これ!っと見極めた一つの陶磁器を手に入れるための安宅英一氏の奮戦エピソード等々も面白く、
また青磁器の展示のには特に自然光を取り入れていること、
だから、季節、天候によって青磁の色艶が微妙に違うことも教えていただいた。
鑑賞の楽しみが一つ増えたのも嬉しい。


どうかすると企画展だけで、常設展はスルーするのだけれど、今回は改めて常設展もじっくりと鑑賞。
心地良い風がもたらしてくれた「一滴<ひとしずく>」の時間。


最近は映画館よりも美術館のほうが馴染んでいる。
それもこれも観たい映画が無いから!
それに引き換え、そそられる作品展のあること!
あっ、ダリ展は来週まで。来週は頑張って京都まで!
ひさびさにあのビストロに行ってみようかしら。


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横道にそれますが、
滴り。
したたり。
そして京都、
といえば、
京都・亀廣永さんの涼菓「したたり」が頭に浮かぶ。
お写真お借りしてます
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マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-28 23:00 | 展覧会

今日のランチはカレーライス

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Yuriちゃんから電話。
ランチ友達のその友だちだったYuriちゃん。
ランチ友だちとは、彼女の家がお商売をクローズしたもんだから会う機会も減ったけど、
Yuriちゃんとは結構連絡くれたりして、最近は彼女の方と近しくって、今日も職場から一駅先に住んでるから、こうして電話があって一緒にランチしたりする。


いつものお店は水曜日のランチはお休みなので、
そういう日は、ここのカレーライス。
ビーフカレーの小さいサイズで、ミニサラダもついて520円。
お肉もちゃんと入っていて、お店手作りだから美味しい。
食後のコーヒーはいつもの喫茶店で360円。
なんだかんだのお喋り。
私のお役目は、きっと、彼女の背中をちょっと押してあげること、かな。
今日もそんなことを一つ、二つ。

今日の彼女のワンピースはブルーの地に、淡いグレーで縁取りした白い花柄。
お袖も方のところでタックを取って上品なこと。
素敵ねって言ったら、お祖母さんの洋服だって。
道理で。
生地は綿ローンみたい。青の色味も、花柄の描き方も、仕立てもやっぱり昔のは上物だわって思う。
写真撮っておけば良かったって今頃気がついた。


マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-24 13:30 | 美味しいもの

朝の風

庭植えの植物はいいとして、
外に置いている鉢植えの植物には毎日の水遣りが欠かせない。
ちょこちょこと門の前も掃きたいから、
庭のために30分、
遅くとも6時には起きる。


日中はほんとお陽様ギンラギラの暑さだけど、
この時間だと、お天道様も上りつつある頃だから凌ぎやすい。
とはいえ、どうかすると既にして太陽の熱気がることもある。
でも、
昨日の朝といい、今朝といい、爽やかな風が吹いて心地良いこと。
ホースで水遣りしていても、洗濯物を干していても、
なんて爽やかな……


この爽やかさ。
そろそろ秋が近づいている?
って思うのは気が早いかしら。
気象音痴なのでよく分からないけど、東日本の台風の影響かしら?


でも、昨日も最寄り駅で地上にでる階段上ってる時に、ちょっと前に比べるとすっかり薄暗くなっていると、
やっぱりもうすぐ秋って思うとホッとする。

9月は厳しい残暑なんだろうけど、
少しずつ日中の短さをふと感じると、暑いのももうちょっとって気持ちになる。


マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-24 09:52 | 徒然に

庭の一隅

我が家の庭のトクサ。
雨後の筍みたいにすくすく伸びすぎて……
金木犀の葉っぱのとこまで届いている。

その下のツワブキ君。
私が家に帰る頃には日中のこの暑さにやられて、
いっせいに地面にへたり込んでる事でしょう。
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マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-22 13:25 |

Leonard Foujita藤田嗣治展

兵庫県立美術館で開催されている
「生誕130年記念 藤田嗣治展 東と西を結ぶ絵画」と銘打ったレオナール・藤田展。
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http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1607/detail.html

暑いけど、
土曜日の朝からめげずに行ってきました。
でも、やっぱり暑かった。


展示数が約120点。
これは見逃してはいけないと、
足腰丈夫な内に絶対に見に行くべきよ!って
母の妹、5番目の叔母を誘ったら、
そしたら、神戸に住んでいる3番目の叔母も「私も!」って手を挙げて、
3人で行ってきました。

最寄り駅から徒歩約10分
歩いていける距離だけど、この暑さ。
80代の3番目の叔母を気遣って、三宮からタクシーで行きましょうって提案したら「歩いても知れてるわよ」って。
渡るべき横断歩道の信号が青だったから、急がずに待ちましょうかって言ったら、「走るわよ」って。
我が母に負けず元気なこと。

以前、京都の美術館で見たのは生誕120周年の時だったのね。
その時と重なる作品もあったけれど、初めての作品も多く
暑いけど頑張ってきた甲斐があって充実の時間。


最初の数点は、渡仏した頃の、彼の葛藤が伝わるような暗い色調の絵画に驚く。
そして展示されている絵画を鑑賞しながら、一人の画家の歴史と共に歩いていく。
そして藤田の絵画の楽しみの一つは、そこに描かれているファブリックの絵柄、装飾品、少女の胸に掛けられたペンダント、壁に掛けられた絵皿、小さな窓の一枚の赤いカーテン、質感などなど、髪の毛の一本一本にまで彼の感性を隅々まで存分に味わえる。


月曜日の今日は休館日
明日23日からは後期展示となって、一部作品が入れ替わる。
9月になったらもう一度見に行くつもり。


私たちが開館時刻10時に訪れたからかしら、
しかし、120点の展示だというに
週末なのに訪れる人が少なかったこと。
ゆっくり見れたのは良かったけど
反応が鈍くないって思う。

美術館の地の利もあるのかな?
遠いし、ここだけだものね。
よほど魅力的な展示でないと集まらないのかしら。
ムーミン展の時は盛況だったとか。
レオナール・藤田の絵画はそれ以上だと思うんだけどね。


二人の叔母もとっても喜んでくれて、
こんな機会はもうないからと、館内のフレンチレストランでランチをご馳走してくれた3番目の叔母は、
「藤田って言えば裸婦とネコの絵しか知らなかったから、良かったわ。
誘ってくれなかったら一人だったら遠いから来てなかったわ。
ありがとう」ってとっても喜んでくれたし、
5番目の叔母も別件で夜に電話したら「お風呂に入りながらしみじみ振り返って良かったわ」って。


そうそう
神戸の叔母に教えられて初めて知ったのだけど
この兵庫県立美術館は65歳以上は入館料は半額。
私はちょっとのところで届かずだったけど、叔母二人は高齢者の恩恵を受けて700円。
全ての美術館で同じような特典を設けているわけではないけれど
将来に備えて要チェック事項。



マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-22 09:51 | 展覧会

暑いのに~~

服を着るのがイヤだぁ~って、
ママが無理に着せようしたのがさらにイヤだぁ~って、
暑いのに、
ひとしきり泣き喚いていてた下のチビちゃん。
お兄ちゃんに比べるとと弟くんは、イヤなのは絶対にイヤって自己主張の強いこと。
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バアバは頑張ってプールを膨らませたりもしました。
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そんなおチビちゃんたちを新大阪まで見送りに行って、
静かな我が家に帰ってほっと人心地。
いつもの美容院まで一っ走りして、
ダンサー菅原小春ちゃんほどではないけれど、刈上げにしてって、テクノカットってやつね、キレイさっぱりカットしてもらって十数年前の髪形に戻りました。
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菅原小春さん画像お借りしてます
今日からお仕事。
いつものペースがいいみたい。


マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-17 10:25 | 徒然に

映画「ハイ・ライズ」

2コブ娘がやってくる前に、まずは映画を見に行く。
といってさほどみたい映画もなく
強いてというところで
トム・ヒドルストンと久々のジェレミー・アイアンズ目当てで「ハイ・ライズ」を観に行く。

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う~ん
スクリーンではドタバタ意味ありげに動き回っているけれど
見ている私は
どうでもよくなって
お好きにどうぞって風になってしまって
彼らの空間が崩壊してしく様を高みの見物よろしくを眺めていた。


フランスの映画作家ジャン=ピエール・ジュネの「デリカテッセン」がふと頭に浮かび
彼なら J・G・バラード原作の本作「ハイ・ライズ」をどんな風に料理したかしらって、ジュネ版「ハイ・ライズ」がみたいもんだわねって思ったり………




映画はそんなもんで、
クローネンバーグ監督「クラッシュ」、スピルバーグ監督「太陽の帝国」の原作者でもある J・G・バラー。
これは映画見るより小説の方が面白そうとアマゾンでゲット。


マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-11 09:54 | 映画

映画「テロ、ライブ」

2013年の韓国映画
「群盗」の活劇に血沸きの乗りで、この作品レビューも書いちまおう。

ブログって乗れないと書けないのが私の性分
見た後も、まっいっか、面白かったら面白いでいいやん、それ以上何を御託並べるん?って気になりだしたら、私とブログとの間の距離がぐ~っと隔たってしまう。そういうバイオリズムの時の作品。


この作品の・ハジョンウは今までのハ・ジョンウとは又違う。
まったく彼は変態役者。
その役になりきると言うよりも、そのもの。
本作の彼はニュース・キャスターです。

かつて人気TVキャスターだったヨンファは、ある不祥事のせいで同じ放送局のラジオ部門に左遷、妻とも離婚の鬱屈した日々。が、ある日の生放送中、一人のリスナーから、ソウルの漢江にかかる麻浦大橋に爆弾を仕掛けたと電話が入り、電話を通してヨンファと犯人とノ会話を放送するよう要求。
いたずら電話と無視した直後、麻浦大橋の一部が爆破される。ヨンファはこれを独占スクープに利用し、局の上層部と交渉して、TVキャスターの座に返り咲こうとするが、犯人はヨンファと別れた元妻のリポーターが向かった現場にさらに別の爆弾も仕掛け……。
ヨンファ自身もイヤホンに爆弾を仕掛け、机を離れたら爆破すると犯人から脅される。

半分やる気なしのディスクジョッキー
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そして、TV放映の交渉しながら、トイレの鏡で伝道カミソリで無精ひげを剃り、ネクタイを締めTVキャスターに仕上げていく
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TVカメラの前でスタンバイしたヨンファ。
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さぁ、こっから始まる緊迫のライブ放送
スタジオのデスクに座ったままの状態で、緊迫したこの状況を緩めることなくノンストップの90分間ほぼ一人で引っ張っていったハ・ジョンウの役者としての凄さ!


似たような設定の映画といえばコリン・ファレル主演の「フォン・ブース」
「出るな。出ればお前を殺す」という脅迫電話を受け、公衆電話ボックスから出れなくなった男の、緊迫した状況を描いた作品で、なかなかお気に入りの一作だったけど、
いやぁ、本作はそれ以上。


国家という巨大な力に、立ち向かった個人。
爆弾テロという強硬手段を取らざるを得なかった彼が求めたのは、橋の補修工事中に川に転落し死亡した3人の貧しき労働者に対する大統領の謝罪の言葉。
ただそれだけ。

テロには屈しないという大義名分のもと、ヨンファを通して生放送という形で声を出した個人の声は、声無き声として届かず、名も無き個人は、国家という権力の私利私欲の前に踏み潰される。
そして衝撃のラスト
この時のハ・ジョンウの表情がまた卓越もの。


監督は1980年生まれのキム・ビョンウ。
本作が長編映画デビュー。
低予算かつ6週間という限られた撮影期間でつくり上げた映画。
しかし4年がかりで脚本を仕上げたそうだ。

ここまでストレートに出していいの?って思えるほど
おそらく韓国内でも衝撃作だったでしょうね。
しかし公開されるや4日で観客動員数100万人を突破し、公開6日で200万人を突破したという。
興業的成功は、監督の力とともに、あの緊張感をつくり上げ持続させたハ・ジョンウの存在なくしては無かったでしょうね。
韓国では製作資金つぎこんだポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」と同時期公開だったようで、いい勝負したみたい。
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「許されざるもの」で韓国社会の軍事主義にメスを入れたユン・ジョンビン監督といい、本作のキム・ビョンウ監督といい、韓国では30代の若い映画監督たちが、韓国社会に堂々とメスを入れて、自分たちの国を語ろうと頑張ってるなって思う。
多分だけど
映画「許されざるもの」見ていて、兵役義務という2年間というものが、彼ら内部にふつふつとしてあった問題意識をはっきりと自覚させるきっかけの一つになっているんじゃないかなって思う。
だって
韓国映画が見せる本音って、安っぽい言葉だけのヒューマニズムなんか蹴散らされるほど、気持ちいいくらいにストレートで潔いもの。


そしてハ・ジョンウ1978年生まれ
キム・ビョンウ1980年生まれ
そして「許されざるもの」「群盗」のユン・ジョンビン1979年生まれ
同世代の監督と俳優、彼らが良質な映画をめざしてつくり上げているってのが感じられるのも嬉しい。


キム・ビョンウ監督は本作について、
「そもそも大ブレイクを狙って企画した映画ではない。大衆的な観点から見たとき、確かにリスクは存在する。撮影前にジョンウ先輩と話し合ったときも、ジョンウ先輩が『観客100万人を超えるだけでも大成功だ』と話した。これは数値の問題ではない。何より商業映画市場でこのような映画が作られたということに大きな意味があると思った。僕もそんな気持ちで始めた」と語っている。

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警察のテロ対策班として犯人交渉の指示をユンファに行う為にスタジオに。登場シーンは少ないけど彼女の素の感じ、演技していることを感じさせない演技がいいなって思った女優チョン・へジン。TVドラマ「ごめん愛してる」でソ・ジソブの双子の姉で知能障害のある女性を演じた方だったのね



余談ですけど……
どういう内容かは知らないけど予告編見る限りだけど
邦画で中井貴一主演の映画「グッドモーニングショー」が10月に公開される。
朝のワイドショーで司会を務める落ち目のキャスター澄田が陥る災難だらけの一日を、中井貴一主演で描いたものでプロデューサーからは番組の打ち切りを告げられるし、不倫相手の番組サブキャスターから関係を公表すると言われ、都内のカフェで人質立てこもり事件が発生し、犯人が「澄田を呼べ」と要求していると知らされる…。
といった内容みたいだけど
「テロ、ライブ」を見た後だと、なんかこんなん撮ってていいの?って思う……
そうそう予告編でこの作品見て、やっぱ「テロ、ライブ」レビューアップしましょうって思ったんだわ、私。



マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-10 11:47 | 映画

映画「群盗」

いやぁ~
久々に活劇の面白さを堪能。

カン・ドンウォン演じる剣の達人ユンが見せる流麗なる太刀捌き。
対するハ・ジョンウ演じる屠畜人トルムチは両手に肉切り包丁。
カン・ドンウォン186cm、ハ・ジョンウ184cm
このガタイがみせる立ち回りは、動きも大きく迫力あるしアクションとしても美しい。
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竹林での格闘シーンが美しい。
チャン・イーモウ監督「LOVERS」でも竹林での格闘シーンは美しかったけど、
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本作もなかなかに見応えあり。
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「悪いやつら」のユン・ジョンビン監督が、ハ・ジョンウとカン・ドンウォンを主演に迎えて贈る歴史アクション活劇。愛する家族を殺されたと畜人の男が、義賊の群盗に加わり、両手に持った肉切り包丁を武器に剣の技を磨き、剣豪の悪徳武官への復讐に立ち上がるさまを描く。朝鮮王朝末期の1862年。一部の官僚や貴族が富を独占し、貧しい民は搾取と弾圧に苦しめられていた。そんな中、と畜人のトルムチは、極悪非道な世継ぎ争いを繰り広げる剣豪の武官ユンにある女の暗殺を命じられ、それに失敗すると、逆に愛する母と妹を殺されてしまう。自分も危うく命を落としかけたところを、義賊団のチュソルに助けられ、彼らの仲間となる。そしてユンへの復讐を胸に武術の修行に励み、ついにその時を迎えるトルムチだったが…。
<allcinema>



この映画
見ているうちに極悪非道なユンの方に感情移入してしまう。
頭脳明晰かつ武芸に秀でるも、庶子であるがため要職に就く道は絶たれ、
父親の愛を渇望するも得られず、
彼もまた階級社会がもたらす不条理な力に翻弄された哀しい存在といえるだろう。
彼が修羅のごとき形相になるほどに悲哀が色濃く漂ってくる。
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そんなユンと比して
持つべきものを持たぬ者たちは
社会の枠を飛越えてアウトローとして生きていく
生きるも自由、死ぬも自由。
荒野を馬を駆るラストシーンなんてまさに西部劇。
アウトローの世界。

だからこそ
ユンという人間に象徴される、時代に囚われ翻弄され己を引き裂かれた者の悲哀が際立つ。


美しき冷血漢極悪非道のユンを演じるカン・ドンウォン。
彼って美しいだけって思っていたけど、本作見て役者としての彼をあらためて見直した。

ユン監督自身
「カン・ドンウォンを映画で見て悪役をしてもとても素敵だろうと思った。悪役としてカン・ドンウォンをきちんと作ってあげたいと思った。それでハ・ジョンウのスキンヘッドから映画を構想した時、台本が出る前にカン・ドンウォンに会ったし『こういう映画だけど、悪役をするととてもかっこいいと思う』と言ったら『後で台本を見せてください』と好奇心を見せた。それで後から台本を渡し、出演することになった」とのこと。
さらに、
非常にいい俳優だが、ビジュアルに長所が隠れた感じというか。俳優としてルックスのせいで過小評価される部分があると思った」とも語っている。

兵役についていたカン・ドンウォンが除隊後のスクリーン復帰作が本作とのこと。
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活劇見た~って思える作品
スクリーンで観たらもっと見応えあったでしょうね
まだこの頃はまだまだ斜交いに韓国映画を見ているところもあったし、
とりわけ美しい男優を持ってこられたら、それだけで映画作品的に疑心暗鬼になってしまうところがあったからね。
だから本作のようにカンドンウォのその涼やかともいえる美しさが、物語に悲劇性をもたらし活劇だけに終らないドラマに仕上がっているのは、監督の手腕でもあるだろう。



マチ。
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# by machiiihi | 2016-08-09 14:53 | 映画