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マチの、映画と日々のよしなしごと

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タグ:ドキュメンタリー ( 9 ) タグの人気記事

映画「AMY」

2011年7月23日、薬物過剰摂取により27歳で死去したイギリスの歌手エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー。
監督はアイルトン・セナのドキュメンタリー「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」のアシフ・カパディア。
エイミー・ワインハウスという一人の女性を真摯に描いた本作も素晴らしい作品。


エイミーの音楽
彼女の歌声
歌うことが大好きで、尖った気性の一人の少女が、スターへと持ち上げられ、
どんどん彼女が切り裂かれ、壊れていく映像、
それでも変らぬ彼女のソウルフルな歌声
エイミー・ワインハウスという、歌姫と呼ぶべき一人の女性の27年間の短い人生が濃密に描かれている。


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彼女にドラッグを教えた恋人や、そして血と親もだろう。エイミーという金のなる木に群がる人々についてはあえて触れずにおこう。


彼女の素晴らしい歌と声が穢されるから。
そう思える映画だった。

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マチ。
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by machiiihi | 2016-07-19 10:09 | 映画

映画「カルテル・ランド」

終了真近の本作。
迷ったけど、やっぱり観に行くことに。

人が集まり、人々のエネルギーによって力が生み出され、そして、その力は集団の中で増殖、肥大化し、そこから新たな力関係が、欲望が、権力闘争が、そして新たな暴力が生み出される。
仲間内の小さな小競り合いから、果ては国家間の戦争まで、人類の歴史は、悪だの正義だのと言いながらも結局は戦いに明け暮れる……

そんな現実を垣間見せられた映像。
キレイ事では語りえない現実。
ここで描かれたものが全てとはいえないけれど、一つの現実であることは確かだろう。
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「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督が製作総指揮を手がけ、2006年から続くメキシコ麻薬戦争の最前線をとらえたドキュメンタリー。
メキシコ、ミチョアカン州の小さな町の内科医ホセ・ミレレスは、地域を苦しめる凶悪な麻薬カルテル「テンプル騎士団」に対抗するべく、市民たちと蜂起する。
一方、コカイン通りとして知られるアリゾナ砂漠のオルター・バレーでは、アメリカの退役軍人ティム・フォーリーが、メキシコからの麻薬密輸を阻止する自警団「アリゾナ国境偵察隊」を結成。
2つの組織は勢力を拡大していくが、やがて麻薬組織との癒着や賄賂が横行するようになってしまう。
若き映画監督マシュー・ハイネマンが決死の覚悟で取材を敢行し、メキシコ社会の実態を明らかにしていく。2016年・第88回アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネート。(映画.comより)



で、
唐突なんだけど、
スティーブン・ソダーバーグよ、
「トラフィック」(2000年)で、よくぞあそこまで切り込んで描いたなと、今更ながら思う。
麻薬撲滅担当の大統領補佐官に就任したオハイオ州のロバート・ウェークフィールド判事のいるアメリカの首都・ワシントンD.C.
麻薬密輸の仲介を一手に担う売人のいるカリフォルニア州南部。
そして、アメリカとの国境にあり、麻薬供給ルートの中継地点となっているメキシコ最北端の都市・ティファナ。
麻薬密輸とそれをなくすための戦いに関わる人々を描いたそれぞれの物語が同時進行で描かれる。
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メキシコ社会に巣食う貧困、そこから生まれる犯罪、警察内部も賄賂が公然と罷り通る。麻薬カルテルと癒着した軍隊。
ベネチオ・デルトロ演じるメキシコ州の麻薬捜査官が、アメリカ側の捜査チームに情報と引き換えに要求したのは野球場の照明。
煌々と照明のついた明るい球場で、子供たちは暗闇の中の犯罪に手を染めず、白球を追い求める。

本作観てたら「トラフィック」観たくなった。


Machi。
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by machiiihi | 2016-05-30 09:06 | 映画

映画「愛しのフリーダ」

お目当ての映画「ブランカ・ニエベス」と「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ」の二つが別々の映画館での上映。上映時刻を見ると2時間以上の空きがあるので、「ブランカ・ニエベス」の前に同じ映画館で上映している「愛しのフリーダ」を観ると、3本ともうまく繋がる。
久々の3本立て鑑賞。最初に観た「愛しのフリーダ」で、フリーダのあの屈託のない誠実な笑顔に心も和み、続く2本はどちらも素敵な★★★★★映画だったから、元気トーンも落ちることなく最後の最後までいい気分で観れました。
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GOOD OL' FREDA
2013年/アメリカ・イギリス/86分
監督: ライアン・ホワイト

高校を出てから地元リバプールでタイピストとして働いていた17歳のフリーダ。
同僚に誘われてランチに入ったパブで、地元で人気のグループ「ビートルズ」の演奏を聞き、すっかり彼らの大ファンになって、取り巻きの一人に。
そして現れたのがビートルズのマネージャーとして知られているブライアン・エプスタイン。
フリーダはブライアンの雑務をこなす秘書として雇われた。
ずっといつも大好きなビートルズと一緒にいられる! 
さっさとタイピストの仕事を辞め、ブライアンの秘書に。そしてメジャーデビューしたビートルズのファンクラブを立上げ、彼等の解散までの11年間は身も心もビートルズ一色。
ビートルズのメンバーたちからも信頼され、彼等の家族たちからも肉親のように交流を持って過ごしたビートルズと共に過ごした彼女の青春。

どこをどう見てもロックなどとは無縁の普通のおばちゃんにしか見えないフリーダの、でもキラキラ輝いていた青春。宝石のような11年間。

決して美人でも個性的な魅力があるわけでもない普通の女の子のフリーダだけど、彼女の笑顔に和みを感じ、映像をみていると彼女がとびっきりチャーミングに見えてくる。

そんなところがビートルズと彼等の家族から愛されたところなんでしょうね。
芸能リポーターみたいに突っ込んでビートルズの知られざる一面をあえて語ることはない。
自分の仕事を誇らしげに語ることもない。
キラキラした思い出を楽しそうに話すフリーダ。
それはビートルズと共に歩いた宝物のような時間だから。

ビートルズと共に過ごした20代。
ビートルズと共に大人になっていったフリーダ。
そして愛する人が出来た時、フリーダにとって代切なものはビートルズから愛する人と築く家庭へと変っていった。
ビートルズの解散を告げる文章をファンクラブの会報に綴り、彼女は青春にピリオドを打った。
子供たちにも話したことがなかった彼女の青春。
冨や名声ではなくって、一人の誠実で熱烈なビートルズ・ファンであり続けたフリーダ。

でも孫には、普通のおばあちゃんに見えるけど、おばあちゃんにもこんな青春があったのよって思ってほしくって……。

そう笑顔で語るフリーダ。
心がほんわか和まされた「愛しのフリーダ」でした。
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年の瀬の慌しさをかいくぐり、映画も見にいきますが、多分ブログアップのゆとりもなく、年明けに一挙にアップとなるでしょう。
本年のブログは、フリーダのこの癒しの笑顔で締めくくることにいたしましょう。

お越しくださった皆様方のご健康と幸福をお祈り申し上げます。
良き年末年始をお迎えください。


Machi。
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by machiiihi | 2013-12-28 12:00 | 映画

映画「ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド」

どんな世界であれ、何かを築き上げた人の一部を垣間見るってとっても刺激。
それがファッションの世界であればなおの事。 「カール・ラガーフェルド~スケッチで語る人生」を観た後だけに興味深い。
多分に野次馬根性で本作を観にいく。
週末に観た二本目の映画。
ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドを追ったドキュメンタリー作品。
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Lagerfeld Confidential
2007年/フランス/89分
監督/撮影/録音:ロドルフ・マルコーニ

朝、自宅から出かける前のラガー・フェルドから始まる。
彼の寝室あるいはプライベート・ルームだろう。
彼の服装と同じく、ベッドのシーツも白なら、ソファーも白の革。天上までの高さのドアも白。
かといってインテリア雑誌に登場するような無味乾燥でスタイリッシュな雰囲気ではなく、彼の息遣いが感じられる部屋。
壁一面の書棚には本の類がぎっしり詰まっている。テーブルの上にも雑誌の類が平積みに。
暖炉の上にはシンプルすぎるほどシンプルな硝子の花瓶が3つ、等間隔で置かれている。どの花瓶にも白の花(多分バラかな)。その花瓶の間にいくつものスマートフォン(多分)が整然と並べられている。
不必要な装飾、不必要な色彩は一切排除され、彼にとって必要なものだけが雑然と、しかし彼のルールに従って、在るべき場所、然るべき位置におかれている。
化粧台に並べられたトレー、ボールには指輪、ブレスレット、ネックレスが無造作にじゃらじゃらと入っている。クロムハーツだろう。
2つの引出しには、カラーキーパーがびっしりと入っている。
背筋を伸ばし、真っ直ぐ伸びた首にはカラーキーパーで真っ直ぐに保たれた真っ白な襟。

彼のトレードマークとも言うべきいでたち。

冒頭の彼の部屋から、彼は自分に厳しいくらいにとても誠実で、信頼できる人間であるという印象を持った。
そして、この印象は本作を通して最後までぶれることが無かった。

そして彼は人に対してはとてもセンシティブだということ。
だから、センシティブを汚す人間に対しては容赦ないということだろう。
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彼と母親との関係が興味深い。
彼の性愛傾向について、躊躇いがちな質問に対し、ラガーフェルドは「はっきりといったらどうだい」とにやりとしながら質問に答えていた。
……同性愛を自覚したのは11歳の頃。なんでも話す家庭だから当然このことも母親に話したら、髪の毛が違うように、そういう人がいてもおかしくないわ、と言われたそうだ。

13歳の時に男性と女性に悪戯され、母親に話したら、その時も母親は、あなたがこれ見よがしな態度を取っているからよ、と言われたそうだ。自業自得だといわれて良かったよ、とラガーフェルドは語っていた。


ファッション業界という虚構の世界にいると、一人でいる時間が必要だ。
本も読みたいし、音楽も聴きたいし、ファッションも人生のそんな一つだよ。

自分を演出し続けてきたから、今となってはなにが自分かも定かではないよと、軽く笑って答える。

アイデアや発想をスケッチブックに描き、彼から生み出されたデザインを熟練の職人達が根気よく形にしていく。
思い描く画像にならないから、自らカメラを持って写真を撮る。
仕事に要した膨大な荷物。スタジオに行くもの、地下室に運ばれるもの、自宅に置くもの…何処になにがあるか僕は覚えているよと、当然だろうという口ぶりで答える。

鋭い感性と自らの美学をもった職人気質の男。
飛行機に乗る時に、いつももってくる黒い布袋に入った枕。お腹に乗せておくんだそうだ。子供の時に乳母が汽車のアップリケをしてくれたもので、ボロボロになっているから恥ずかしいから袋に入れてるんだそうだ。「おかしいかい?」ってたずねていた。ずっと本作をみていたから、こんな彼も彼らしいなって思える。
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Machi。
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by machiiihi | 2013-12-10 11:03 | 映画

映画「サイド・バイ・サイド~フィルムからデジタルシネマへ」

昨年末から今春にかけてゆっくり映画を見る余裕がなくって、見れなかった作品も多かった。
そんな作品もWOWOWで放映されるのが嬉しい。
ドキュメンタリー作品の本作も興味あったけど映画館へは行けなかった一つ。

なんとキアヌ・リーブスが製作で、フィルムとデジタルが共存する映画界の今を、キアヌのインタビューに答えるという形で、映画監督や撮影監督、俳優達が語っている。
キアヌって、無精ひげで公園のベンチでワインボトル抱えて一人寂しく座っているだけじゃ~なかったんだ~(笑)


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フィルムからデジタルへ
フィルム撮影の、柔らかく厚みのある質感、情感のようなものが失われたような……
その反面、デジタル映像だからこその映像にも大いに楽しませてもらっている。

最近の公開映画をみていると、映像に広がりが感じられなくって、スクリーンの大きさに負けてるなって思うものも少なくない。スクリーンで見たときはスカスカに感じられたのが、テレビで観るとちょうどいい緊迫感で見れる。

逆に、かつてのフィルム撮影の映画などテレビで放映されているのを観ると、どうも無理やり押し込められたような窮屈さが感じられ、それが劇場スクリーンで見ると、映像がのびやかにスクリーンの枠からさらに広がりをみせている。

フィルムとデジタルがサイド・バイ・サイドで存在する今の時代。
フィルム撮影の映画を見て育ち、そしてデジタル撮影の作品も見ているからこその私の素朴な疑問。
そういう点では本作はとっても面白い企画。
映画監督、撮影監督、映画編集者、機材メーカーなどなど、映画製作に関わる人々が、フィルムとデジタルのそれぞれのメリットとデメリット、そして映画の今と未来にまで話は及ぶ。


銀幕と呼ばれたフィルムの時代の映画。
フィルム1巻きで撮影できるのはたった9~10分。
フィルムを取り替えて、また撮影開始。
この盛り上がった状態で…って監督が思っても、10分毎に中断される。
デジタル撮影では時間を気にせずに撮り続けられる。
フィルムが回る音にとても緊張感があったという俳優もいるし、集中の限界があるという俳優もいれば、マルコヴィッチのように舞台出身だから、途中でなんども中断されるのは好きじゃないという俳優もいる。

映像に広がりが感じられないと私が思うのは、デジタル撮影だとモニター画面でチェックしてるのも影響してるんだろうな。
観客が見るのはこの画面よりも1000倍以上の大きさのスクリーンで観ることを忘れちゃいけないってクリストファー・ノーランはじめ幾人かの監督が指摘していた。
反面、その場で確認できる利点もある。ただ俳優によっては小さいモニター画面で自分の演技をチェックして、演技がオーバーになる場合もあるよと指摘する監督もいる。

デジタル撮影によって、特別な人のものだった映画制作が大衆化した環境の中で、子供たちから審美眼が養われる機会が失われていくという鋭い指摘もある。
クリストファー・ノーラン監督も、デジタルを評価する一方、デジタル映像で得られる可能性は魅力的だが、内容がない。焼きたてのクッキーは柔らかくておいしいが、時間がたつと不味くて食べられないと厳しい。
ソダーバーグなどは、フィルム映像はずれるし汚い、シャープなのはデジタルだ。デジタルがいい!って言い切る。

かつて、シネマテーク・フランセーズ創設者のアンリ・ワングロワが、私財をなげうって映画フィルムを捜し求め、戦前の貴重なフィルムを戦火から守ったのは数十年前のこと。そんなラングロワが収集したフィルムを見て若い映画人達が育っていった。
そんな時代がはるか遠い時代のようにも思えてくる。
フィルムさえ残されていればいつでも再生できたフィルム映像。


映像は保存できても再生できないという笑い話にもならないデジタルの現状。
デジタルの保存方法が見つかっておらず、再生機器も一緒に保存しなければならないという。
しかし、デジタル化は進んでいくだろう。
失われていくものと、得られる可能性。
フィルムは残るという意見と無くなるという意見。残ってもフィルム撮影は特別なものになるだろうという意見もある。
フィルムというアナログとデジタル。
サイド・バイ・サイドの中で、フィルム映像の美しさにより近づくために、さらにフィルム映像を超える更なる映像の可能性を求めて、映画人たちは、それぞれが求めるべき映像を生みだすために映画制作の方法と可能性、方向を模索しているというのが現状だろう。

必要だと思えば人間は必ず見出すはずよと、ラナ&アンディ・ウォシャウスキーはなかなかに潔い。

そして、制作の方法が変っても、物語を語る意義は決して失われない。ストーリーテーリングは人間の営みだから、という言葉はそれぞれ共通の思いだろう。

だからこそ、ジョージ・ルーカスのように「業界を破壊する悪魔の化身」と罵られても、デジタルに映画の未来をかけるもののいれば、フィルム映像に拘り続けるものもいる。自由に解放された映像をデジタルに見出すものもいる。

配給システムも大きく変っていくだろう。
劇場で公開されるまでには、莫大な資金を要する映画業界は内側から変革を求められていくだろう。

けれど、少なくとも私が生きている間は、映画館という場所は私だけの特別な場所であって欲しい。
「カイロの紫のバラ」のミア・ファローのように。
「ニュー・シネマ・パラダイス」のトト少年のように、巨匠と呼ばれる映画監督になっても、スクリーンの映像まえではワクワクした少年の頃にもどれるように。

映画人たちが語るフィルムとデジタル。
そして映画の未来。
とっても面白く興味深い作品だった。
映画ファン必見!


公式サイト「サイド・バイ・サイド」


Machi。

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by machiiihi | 2013-12-04 10:27 | 映画

映画「カール・ラガーフェルド~スケッチで語る人生」

大阪では11月30日から心斎橋シネマートで公開の映画「ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~」を観に行く前に、WOWOWで放映されていた本作を見る。

Karl Lagerfeld se dessine
2012年/フランス/50分
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ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルド。
僕の仕事は絵を描くこと、そういって、インタビュアーの質問に、スケッチブックに即興で描きながら自らを語るというユニークな映像。
面白かった。


住んでたのはこんな家、ここが姉達の部屋、母の居間、ここが僕の部屋、この前にこんな木があって、この向うに菜園があって……さらさらと描きながら当時のことを語る。

54年に、あるコンクールで優勝した時の彼を描き、こんな服を着ていたよとさらさらと描く。共に優勝したイヴ・サン=ローランも、彼は今と違ってこんなだったよと描き、ほらっ、最強の二人だよと笑う。

描きながら語りながら、次々とスケッチブックを切取り、そしてまた描きながら語っていくラガーフェルド。
時には化粧品のシャドウで指で彩色をする。
色はいつもシャドウを使うんだそうだ。

酒や煙草やドラッグも大丈夫だよ。
自分を破壊する人は好きなんだ。
僕はやらないけどね。
って、なかなかの皮肉屋さん。

2013年もあと1ヶ月。
ファッションを、生きるスタイルにまで引っ張り上げたダイアナ・ヴリーランドといい、本作のカール・ファラーフェルドといい、自由なイマジネーションと自分のスタイルをきしっと持っている人の、こんなお喋りは心の素敵な栄養。

Machi。
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by machiiihi | 2013-12-01 10:00 | 映画

映画「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」

この作品、すっごく濃密で刺激的!
ダイアナ・ヴリーランドの彼女の生き方そのものがファッションであり、彼女の哲学。そんな彼女の感性がビシビシ伝わってきて、映像を観ている私にも彼女のオーラが浴びせられ、ドキドキ・ワクワクさせられ、とっても大きな勇気と自信を与えてくれる、そんな作品。
これは大袈裟ではなくって、私の宝物にしたい、そんな大切な映像だわ。

ダイアナが「地獄の庭」と呼ぶ真っ赤な部屋で自伝出版のために受けたインタビューをもとに、
貴重なアーカイブ映像や、彼女と交流のあった(いわゆる)セレブリティやそして親族のインタビューで語られるダイアナ・ヴリーランド。

原題:Diana Vreeland: The Eye Has to Travel
2011年/アメリカ/86分
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Diana Vreeland(1903年7月29日-1989年8月22日)
「ハーパース・バザー」のカリスマ・エディターとして1937年から25年間に亘って革新的な誌面を創り続け、1962年にライバル誌である「ヴォーグ」の編集長に就任。
以降、彼女のアシスタントであったグレース・ミラベラに代わる1971年まで編集長を務めた。
ちなみに、「プラダを着た悪魔」のモデルは、ミラベラの次の編集長になったアナ・ウィンター
晩年、メトロポリタン美術館衣装研究所の顧問に就任。いくつもの衝撃的な衣装展を成功させた。


   ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

本作は2012年末から2013年はじめにかけて公開された映画だけど、私はその時はゆっくり映画館へ行く状況ではなくって、WOWOWの10月の特集「映画で観るファッション業界の裏側」で放映されたドキュメンタリー4作品の一つ。
録画しても観る時間がないので10月ではスルーしたけど、会社近くのお気に入りの喫茶店のウェイター君(彼とは、コーヒー飲みながら時間があれば、好みの感覚が合うから映画のおしゃべりをする。)が、4つとも面白かったですよって教えてくれての鑑賞。

■「カール・ラガーフェルド スケッチで語る人生」(Karl Lagerfeld se dessine/2012年/フランス/50分)
■「VOGUE ファッション誌、モードへの昇華」(In Vogue: The Editor's Eye/2012年/アメリカ/60分)
■「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」(Diana Vreeland: The Eye Has to Travel/2011年/アメリカ/86分)
■「ヴィダル・サスーン」(Vidal Sassoon: The Movie/2010年/アメリカ/94分)


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by machiiihi | 2013-11-30 10:00 | 映画

映画「ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート」

…… ニューヨーク五番街とセントラルパークの角にある1901年創業の老舗デパート「バーグドルフ・グッドマン」の魅力に迫るドキュメンタリ ー………だって。

どんな素敵な夢を映像でみせてくれるのかしら?って観にいってきました。
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原題は「Scatter My Ashes to Bergdorf's」私の灰をバーグドルフにまいて………だって。
それほど、とりわけ女性を虜にさせてくれるのがこのデパート……だって。

「バーグドルフ・グッドマンで買い物をするために成功する、すなわちそれがアメリカンドリーム。上昇する為のモチベーション」………だって。

金時計とキャデラックが自らのステータスと、躍起になるセールスマンたちを描いた「摩天楼を夢みて」(1992年)と重なって、なんか貧しいナァって思う。
まさにビッグな時代のアメリカの象徴でもあるバーグドルフ・グッドマン。

ここ十数年以上、(日本の)デパートで、何でも揃っているはずのデパートで、欲しいものが何も見つからない私には、バーグドルフ・グッドマンの、購買欲を刺激するきらびやかな品揃えや、強烈な審美眼で顧客のハートをつかむやり手スタッフなどなど……
有名人達の賞賛のインタビュー映像と、オシャレな映像がつぎつぎと繰り出され、バーグドルフ・グッドマンの金かけて手の込んだCMフィルムをみせられているような……

それよりも、世界最高のウィンドウディスプレイとして賞賛されているという、バーグドルフのウィンドウディスプレイの製作現場や、過去のディスプレイをじっくりと見せて欲しかったわ。

結局、さほど夢をみせられる様な映像でも内容でも、何もなかった映画「ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート」。

映画のチラシに「ファッションの原点が、ここにはある」っていうコピー。
私にとって、ファッションの原点、オシャレ心を養ってくれたのは、10代20代の頃観た映画だわ。
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Machi。
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by machiiihi | 2013-11-19 00:00 | 映画

映画「Get Back」

誰や~
着信音にビートルズの『Get Back』なんか入れてるのは~(笑)

懐かしいナァ。
この曲聞くと、映画「レット・イット・ビー」(1969年)を思い出す。

不協和音が充満で、ビートルズ解散必至のメンバーを撮った映像になってしまったドキュメンタリー作品。
こんな暗~な空気で、見ている方も堪らんかったなぁ。
オノ・ヨーコの黒い髪の毛と無表情がさらに暗さを増幅させるような…
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そして最後に彼らが見せてくれたのが、アップル本社の屋上での予告無しのルーフトップライブ。
真昼間、突然に頭上から鳴り響く大音響に、通行人も、オフィスビルの窓からも、運転中の車も運転止めて窓から顔を出して、さらにさらに聞きつけた群集がビル周辺に結集しで、あたりは騒然の大渋滞。

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演奏を止めようとビルに駆けつけた警官達に向かって、挑発するように彼らが演奏するのは「Get Back」
Get back, get back.
Get back to where you once belonged
Get back, get back.
Get back to where you once belonged.
Get back Jojo. go home
Get back, get back.

それに呼応して群集たちがやんやの喝采。

笑顔で演奏する彼らをみていると、やっぱり解散するの~? 嘘だろう~! って思ったくらい。

いやぁ、懐かしいナァ。
この映画なんかも、やっぱリスクリーンだよなって思う。
特にこのビルの屋上のライブシーンなんかは絶対にスクリーン。
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着信音GetBack君とこんなこと話していると、お互い年齢分かるよねってところに話が落ち着くのも、これまた年齢?(笑)


マチ。
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by machiiihi | 2013-10-07 05:46 | 徒然に