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マチの、映画と日々のよしなしごと

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タグ:映画:タ行 ( 17 ) タグの人気記事

映画「トンネル~闇に鎖(とざ)された男」

叔母と洋食屋さんに行ったその前に見た映画が、公開初日の韓国映画「トンネル」
サブタイトルは「闇に鎖(とざ)された男」

上映館はシネマート心斎橋。
「トンネル」を見そう出ない女性客が多いなぁって思ったら、もう片方の劇場でイ・ジュンギ主演の「シチリアの恋」が上映されていて、女性客は皆さんそちらの方に。
「トンネル」上映のこっちは男性客が目につく。

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手抜き工事が原因で、崩落したトンネルに閉じ込められてしまった男。
その妻。
そして救助隊の隊長。
この3人が主な登場人物

その他
無責任に群がる報道陣や人命第一とそろばん勘定の二枚舌の政府官僚たちの姿をシニカルに描き、
絶望的な状況ながらもユーモラスなシーンもあり、

主演のハ・ジョンウ
妻を演じたペ・ドゥナ
救助隊長役のオ・ダルス。


役者が揃ってる。
みんないい大人の顔してる。
韓国映画をみてると
ほんと
つくづく思う
大人の顔しているなって。
だからかな、映像にとっても説得力が生まれる。

トンネルに閉ざされた妻を演じたハ・ジョンウはもちろんだけど、
妻役のペ・ドゥナがとりわけ良かった!
もともと彼女が醸し出す空気感が好き。
雰囲気とも違うし、オーラといった強さとも違う、
空気感。

改めてこの映画でも、彼女から静かに放たれる
存在を感じさせない、
それでいて彼女の一つ一つの動きや、彼女がみせる何気ない表情が、映像を見る者の目にしっかり刺さってくる。
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ラストシーンの、ちょっと短めのカーリーヘアーのベ・ドゥナの晴れ晴れとした可愛さったら!
ハ・ジョンウ、オ・ダルスそしてぺ・ドゥナ。
この3人の役者が見事に化学反応して生まれたこの作品。
犬君もいい味出してた。

テーマや内容は違うけれど、
主人公の置かれた絶望的な状況、
無責任に人道主義を唱えるマスコミ
何の役にも立たんUNなどなど
ボスニア紛争を題材にした「ノー・マンズ・ランド」に似ているかも。

マチ。







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by machiiihi | 2017-05-13 22:00 | 映画

映画「追憶」

GWの土曜日の朝
「サワコの朝」のゲストが岡田准一君。
で、
やっぱり
観る予定じゃなかったけど、
その気になってしまって、
駅前のイオンシネマまで自転車走らせて見に行って来た。
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「映画、どうだった?」
って訊かれたら
「う~ん、オーソドックスにフツウ~」って答えるしかないかな。
それと気になったのが、
音楽が映像を煽りすぎ、盛り上げすぎで……
もっと抑え気味に使って欲しかったなってのは私の感想。
劇場の音響調節もたぶんに影響してるんだろうと思うけど……
逆に音楽はほとんど効果音レベルでも良かったんじゃないかなって気もするな。


でも出演している俳優たち
岡田准一君に、小栗旬君に、柄本佑君に、安藤サクラちゃん……
みんな30代。
サクラちゃんと佑君はなったばかりか。
でもいい味出してた。
岡田君は勿論だけど、
小栗旬は
これから中年になるにむけていい役者になっていくだろうなって思う。
そんな雰囲気を醸し出してた。
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大人の顔した
大人の味の出せる
そんな役者たちが作り出す日本映画に期待。
そんな気持ちにさせられた彼らの演技。
それだけでもチケット代だして映画館までいった甲斐があったかな。


そして、そして
最後に。
映画タイトル「追憶」
このタイトルで脳裡に浮かぶのはやっぱりシドニー・ポラック監督のこの映画
この二人
そして
あの音楽。
バーブラ・ストライサンドが歌う「追憶」
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マチ。




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by machiiihi | 2017-05-08 11:42 | 映画

映画「T2 トレインスポッティング」

人生を選べ!とばかりに、大金を持ち逃げしたレントンで終った「トレインスポッティング」。そのレントンが20年ぶりに故郷スコットランド・エディンバラに帰ってきた。
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完全に同窓会映画で楽しませて頂きました。

毎年毎年ではなくって、なにせ20年ぶりの同窓会だから、
なんだかんだ言うこと無しに、楽しいもんです。

しょっぱなの映像のこの髭面の男性が、20年前のあのレントンがちらちらっと重なるのだけれど、レントンことユアン・マクレガーって分からなかったなぁ。

でも観ている内に、あんときの奴等のまんまが甦る。


薬漬けでも、ゴミタメみたいな人生でも、未来が見えないから、ある意味、怖い物無し、浮世離れの青春真っ只中の「トレインスポッティング」ではお気に入りシーン満載だったけど、
本作は
ちょっとは人生の何がしかを知り、しがらみも抱えた人生半ばの奴ら。
現実感のあるシーンもあって、
20年という時の流れを感じさせる。


20年間で経済も活性化されスコットランドも変わった。
ちょっと浦島太郎状態みたいなレントン。

それでも
この街から脱出したレントンも、彼らはあん時のまんま。
くすぶった生活もあん時のまんま。
時代に取り残された感の彼ら。
それでも愛すべき彼ら。

あん時のまんまの奴ら。

そんなこんなの「T2 トレインスポッティング」
案外としっかりスコットランドを語り、人生語り、21世紀と言う時代を語ってました。
こんなところがダニー・ボイル監督。



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あとから追記あるかもしれないけど
ひとまずはこれにて。


懐かしの「トレインスポッティング」
娘も大好きなこの映画
DVDは娘に取られてしまって、
WOWOW放送を録画予約する。
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Machi。

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by machiiihi | 2017-04-17 10:37 | 映画

映画「正しく生きよう」

1991年公開のもっ君主演の「遊びの時間は終らない」を見たところで、
リメイクの2007年公開の韓国映画「正しく生きよう」をx見なければ!でNetflixで本作を見る。

監督はこれがデビュー作のラ・ヒチャン。
企画・脚本はチャン・ジン
蛇足だけれど彼は韓国の三谷幸喜とも呼ばれているんだそうだ。
私的には三谷作品よりチャン作品の方が素直に笑えるなぁって思いますけどね。
本作はチャン・ジンが設立した制作会社が手がけた作品。
彼は脚本・企画サイドからバックアップして若手映画作家を育成してるんでしょうねぇ。
≒チャン・ジン作品ともいえるんじゃないでしょうか。


リメイクである本作は102分。
「遊びの時間は終らない」は111分。

設定は同じなんだけど、
犯人役を演じた巡査は、やっぱりもっ君が良かったのだけど、
作品としては、更に短い本作の方が起承転結の語りも滑らかで、
そもそもの事の成り行きも時系列で語られていて、かといって説明臭くなく、
馴れたお方の作品かと思ったほど。
チャン・ジンの脚本がしっかりと出来ているんでしょう。


ラストは、
オリジナル版では、このままどうするんや?!って思ったけれど、
青春映画という括りで、これはこれでいいのだろうけれど、
人生先があるんやでって、この年齢になったらその先まで気になってしまう。

韓国版では防犯訓練の顛末もきちんとお見事に締めくくり、一夜明けてのラストも手際よく、良く出来ました(といってもこじんまり纏まったと言う意味ではなく)のエンタテイメント作品に仕上がっている


リメイク作品って、オリジナルと違う持ち味をって考えるのか、どうかすると奇をてらいすぎてダメになる場合がほとんど。
さほど多くない私の映画鑑賞リストの中で、リメイク版の方が断然面白いと思ったのは、ヒッチコック監督の「ダイヤルMを廻せ」(1954年)のリメイク映画「ダイヤルM」(1998年)
これはリメイク作品の方がハラハラドキドキさせられた。
そんな中で韓国版リメイク作品ってのはオリジナルを越えて、こっちの方がいいやん!って思う作品が多い。
例えば東野圭吾原作の映画作品などは韓国映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」や、「白夜行」~白い闇の中を歩く」もソン・イェジンがファムファタール的オーラが薄かったものの、日本映画のそれらよりも韓国版の数段魅力的だった。

原作やオリジナルに引きずられず、独自の視点、切り口でテーマに迫っているように思う。


犯人役の堅物巡査はもっ君が良かったんだけど
韓国版のこの方もそれはそれで良かったです。
キャラとしては韓国版の遠藤憲一ではないでしょうか。

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そして中央から地方の警察署に異動となったエリート意識むき出しの署長
俺はお前達とは違うんだとばかりに、己を誇示せんとリアルな防犯訓練を提案した署長がこの人。

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本作は劇場未公開で2008年の韓流シネマフェスティバルで上映されたとのこと。

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by machiiihi | 2017-03-13 13:56 | 映画

映画「たかが世界の終わり」

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グザヴィエ・ドランの最新作。
ドラン君の映画って「胸騒ぎの恋人」などは
オゾン作品にも通じるようなオシャレ感があってお気に入り。

で、こんなタッチの監督かなって思っていたら、
それ以外の作品は真正面から向き合っていて、けっこう重たくって、辛いところもある。

もうちょい若い時は、
ひりひり沁みるようなイタイ映画はお好みだったんだけど、
齢を重ねるにしたがって
痛さ辛さに対する抵抗力が弱くなってきている最近。


で、本作も迷っていたけど、


母親役にナタリー・バイ!
兄にヴァンサン・カッセル!
その妻にマリオン・コティヤール!
そして主人公がギャスパー・ウリエル!
ときたら 辛くても、重くても、
彼らに会う為には観逃すわけにはいかないでしょう。




「もうすぐ死ぬ」と家族に告げるため、12年ぶりに帰郷する作家ルイ。母は息子の好きな料理を用意し、妹のシュザンヌは慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ、彼の妻カトリーヌはルイとは初対面だ。ぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。



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12年間の空白が家族の間に横たわる。
傷つきたくない…
傷つけられたくない…
家族の、この構図を壊したくない…
壊されたくない…

母親や兄の饒舌な言葉の隙間から、
主人公が口の中で噛み砕いた欠片の隙間から、
華族の中で 息子が、弟がいなかった空白の12年間の時間がじわじわと滲みだしてくる。


ドランの演出と、
そして、
役者の力だろう。

今回のドラン君の映画は、
もう一度じっくりと見直して、彼ら一人一人の、言葉にならなかった言葉を手繰っていきたいと思える作品でした。
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ギャスパー・ウリエル
30歳過ぎても
やっぱり君は美少年だわ!

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Machi。





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by machiiihi | 2017-02-18 21:00 | 映画

映画「テロ、ライブ」

2013年の韓国映画
「群盗」の活劇に血沸きの乗りで、この作品レビューも書いちまおう。

ブログって乗れないと書けないのが私の性分
見た後も、まっいっか、面白かったら面白いでいいやん、それ以上何を御託並べるん?って気になりだしたら、私とブログとの間の距離がぐ~っと隔たってしまう。そういうバイオリズムの時の作品。


この作品の・ハジョンウは今までのハ・ジョンウとは又違う。
まったく彼は変態役者。
その役になりきると言うよりも、そのもの。
本作の彼はニュース・キャスターです。

かつて人気TVキャスターだったヨンファは、ある不祥事のせいで同じ放送局のラジオ部門に左遷、妻とも離婚の鬱屈した日々。が、ある日の生放送中、一人のリスナーから、ソウルの漢江にかかる麻浦大橋に爆弾を仕掛けたと電話が入り、電話を通してヨンファと犯人とノ会話を放送するよう要求。
いたずら電話と無視した直後、麻浦大橋の一部が爆破される。ヨンファはこれを独占スクープに利用し、局の上層部と交渉して、TVキャスターの座に返り咲こうとするが、犯人はヨンファと別れた元妻のリポーターが向かった現場にさらに別の爆弾も仕掛け……。
ヨンファ自身もイヤホンに爆弾を仕掛け、机を離れたら爆破すると犯人から脅される。

半分やる気なしのディスクジョッキー
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そして、TV放映の交渉しながら、トイレの鏡で伝道カミソリで無精ひげを剃り、ネクタイを締めTVキャスターに仕上げていく
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TVカメラの前でスタンバイしたヨンファ。
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さぁ、こっから始まる緊迫のライブ放送
スタジオのデスクに座ったままの状態で、緊迫したこの状況を緩めることなくノンストップの90分間ほぼ一人で引っ張っていったハ・ジョンウの役者としての凄さ!


似たような設定の映画といえばコリン・ファレル主演の「フォン・ブース」
「出るな。出ればお前を殺す」という脅迫電話を受け、公衆電話ボックスから出れなくなった男の、緊迫した状況を描いた作品で、なかなかお気に入りの一作だったけど、
いやぁ、本作はそれ以上。


国家という巨大な力に、立ち向かった個人。
爆弾テロという強硬手段を取らざるを得なかった彼が求めたのは、橋の補修工事中に川に転落し死亡した3人の貧しき労働者に対する大統領の謝罪の言葉。
ただそれだけ。

テロには屈しないという大義名分のもと、ヨンファを通して生放送という形で声を出した個人の声は、声無き声として届かず、名も無き個人は、国家という権力の私利私欲の前に踏み潰される。
そして衝撃のラスト
この時のハ・ジョンウの表情がまた卓越もの。


監督は1980年生まれのキム・ビョンウ。
本作が長編映画デビュー。
低予算かつ6週間という限られた撮影期間でつくり上げた映画。
しかし4年がかりで脚本を仕上げたそうだ。

ここまでストレートに出していいの?って思えるほど
おそらく韓国内でも衝撃作だったでしょうね。
しかし公開されるや4日で観客動員数100万人を突破し、公開6日で200万人を突破したという。
興業的成功は、監督の力とともに、あの緊張感をつくり上げ持続させたハ・ジョンウの存在なくしては無かったでしょうね。
韓国では製作資金つぎこんだポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」と同時期公開だったようで、いい勝負したみたい。
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「許されざるもの」で韓国社会の軍事主義にメスを入れたユン・ジョンビン監督といい、本作のキム・ビョンウ監督といい、韓国では30代の若い映画監督たちが、韓国社会に堂々とメスを入れて、自分たちの国を語ろうと頑張ってるなって思う。
多分だけど
映画「許されざるもの」見ていて、兵役義務という2年間というものが、彼ら内部にふつふつとしてあった問題意識をはっきりと自覚させるきっかけの一つになっているんじゃないかなって思う。
だって
韓国映画が見せる本音って、安っぽい言葉だけのヒューマニズムなんか蹴散らされるほど、気持ちいいくらいにストレートで潔いもの。


そしてハ・ジョンウ1978年生まれ
キム・ビョンウ1980年生まれ
そして「許されざるもの」「群盗」のユン・ジョンビン1979年生まれ
同世代の監督と俳優、彼らが良質な映画をめざしてつくり上げているってのが感じられるのも嬉しい。


キム・ビョンウ監督は本作について、
「そもそも大ブレイクを狙って企画した映画ではない。大衆的な観点から見たとき、確かにリスクは存在する。撮影前にジョンウ先輩と話し合ったときも、ジョンウ先輩が『観客100万人を超えるだけでも大成功だ』と話した。これは数値の問題ではない。何より商業映画市場でこのような映画が作られたということに大きな意味があると思った。僕もそんな気持ちで始めた」と語っている。

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警察のテロ対策班として犯人交渉の指示をユンファに行う為にスタジオに。登場シーンは少ないけど彼女の素の感じ、演技していることを感じさせない演技がいいなって思った女優チョン・へジン。TVドラマ「ごめん愛してる」でソ・ジソブの双子の姉で知能障害のある女性を演じた方だったのね



余談ですけど……
どういう内容かは知らないけど予告編見る限りだけど
邦画で中井貴一主演の映画「グッドモーニングショー」が10月に公開される。
朝のワイドショーで司会を務める落ち目のキャスター澄田が陥る災難だらけの一日を、中井貴一主演で描いたものでプロデューサーからは番組の打ち切りを告げられるし、不倫相手の番組サブキャスターから関係を公表すると言われ、都内のカフェで人質立てこもり事件が発生し、犯人が「澄田を呼べ」と要求していると知らされる…。
といった内容みたいだけど
「テロ、ライブ」を見た後だと、なんかこんなん撮ってていいの?って思う……
そうそう予告編でこの作品見て、やっぱ「テロ、ライブ」レビューアップしましょうって思ったんだわ、私。



マチ。
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by machiiihi | 2016-08-10 11:47 | 映画

映画「トランボ~ハリウッドに最も嫌われた男」

ダルトン・トランボという脚本家のこと。
赤狩りの時代、アメリカの下院非米活動委員会の聴聞会に証人として喚問されて証言を拒否したことにより起訴されて映画界から追放、連邦刑務所へ送られた10人のハリウッドの映画人「ハリウッド・テン」。
10人の一人であるダルトン・トランボ。
釈放後は偽名で脚本を書き続けたということ
「ローマの休日」で改めて彼にオスカーが贈られたのが1993年だということ。
「スパルタカス」「ジョニーは戦場へ行った」そして「パピヨン」も彼の脚本だということ。
そういうことを映画史で知った。
「パピヨン」でスティーブ・マックイーン演じる主人公が、脱獄不可能といわれる孤島の監獄から脱出した大海原のあのシーン、あの解放感、パピヨンのあの叫びがトランボ氏のそれと重なるように思えた。

そしてエリア・カザン。
「紳士協定」「波止場」「欲望というなの電車」そして私の好きな「草原の輝き」の監督でもあるエリア・カザンは、仲間の名前を公表したということ
1998年に長年の映画界に対する功労に対してアカデミー賞「名誉賞」を与えられた時も多くの映画人たちは座ったまま無言の抗議を行なったということ。

実在したニュースキャスター、エドワード・R・マローとCBSの番組スタッフたちが「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描いたノンフィクションドラマ「グッドナイト&グッドラック」(2005年/監督:ジョージ・クルーニー)。


さて本作
何物にも屈せず精力的に脚本を書き続けたトランボ氏と彼を支え応援し続けた映画人たちを恙無く描いた作品とでもいえるでしょうか。
ハリウッドではジョン・ウェインが赤狩りの中心だったとは、私にはトリビアものだった。
124分の本作。
映画史でしか知らなかった中味があれこれ分かって、そういう点では面白かった映画。
結局キューブリックがメガホンを取ることになった「スパルタカス」も、カーク・ダグラスの勇気ある美談として描かれているけれど、キューブリックはトランボの脚本が気に入らずかなり修正を加えたとか、かなりのすったもんだがあったって映画資料で読んだことあるけどな……。
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しかし、下院非米活動委員会を中心に、共産主義者の疑いのある者を糾弾する「赤狩り」の嵐が吹き荒れた冷戦下での、あの時代の、あのヒステリックなまでの狂乱はなんだったんでしょう。
共産主義陣営も自由主義陣営も政治となると同じ穴の狢。
やってることは同じ。

本作を見ると、あの時代をコテンコテンに皮肉ったのがコーエン兄弟の「ヘイル,シーザー!」ねって思うとニヤリとさせられる。


そして、
それよりも、そんなんよりも、
私的にはトランボの妻を演じたダイアン・レインがとっても良かったわ。
作中で彼女が着ていたシンプルなワンピースのどれも私好み。
「マン・オブ・スティール」ではスーパーマンの育ての母を演じていて、シンプルな服にほとんどノーメイクと思われる彼女がとっても素敵だった。
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by machiiihi | 2016-07-25 10:43 | 映画

映画「殿、利息でござる」

素直に、いい映画って思う。

羽生君が仙台藩主である殿様役で出るって言うんで、それが話題の映画宣伝だったけど、
で、私も
羽生君が出てなかったら多分観に行ってなかっただろうなって思う。

もともと邦画はよほどでないと見ない方だし、
この監督の作品もこれが初めて。
最近作だったら「奇跡のリンゴ」もこの監督なのね。
「残穢 -住んではいけない部屋-」もこの監督だったんだ。
原作者の小野不由美さんの「十二国記」は好きな作品なので、これも原作で読んでいて、あえて映画で観ようとも思わなかったもの。

この作品の原作者で歴史学者の磯田 道史さんの「武士の家計簿」も映画化されたけど、観たいと思うテイストでなかったのでスルー。
羽生君が出るんで観るつもりだったから、原作読んだけど、さほど興味が出てこなくって途中で中断してしまった。


でも映画の方は、
出だしからリズムがあって、とってもリズミカルなテンポは緩むことなく、ホロリとさせられる部分とお笑い部分の兼ね合いもよろしく、かつ、とってもシンプルで分かりやすく面白かった。
羽生君出てなくっても、それはそれでいい映画って素直に思う。
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羽生君の登場は最後の、締めともいえる部分なんだけど、
しっかり映像に馴染んでいて、
とっても良ろしいかと。
羽生結弦くん、きっかりワンポイント効いてました。

なかなかにいい映画でした。
これなら母が観に行っても楽しめそう。
叔母と観に行くんだそう。

そして、
この映画の収穫はもう一つ。
善人揃いの中にあって一人いやな奴、萱場 杢を演じた松田龍平君も良かったのではないでしょうか。
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Machi。
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by machiiihi | 2016-05-22 10:20 | 映画

映画「007 スペクター」

サム・メンデス監督
「007スカイフォール」に続いて本作「007スペクター」でもいいお仕事したはること。

スカイフォールが良かっただけに、今回は、M役が ジュディ・デンチからレイフ・ファインズになって、どうなんかなぁって思ってたけど、さすがねって思える本作007でした。
なんで主役より監督やねん
でもいい仕事したのはサム・メンデス監督だから~
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それはそうと
ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグって
やっぱり私には世間で言われているようには、ちっともセクシーには思えないの。
本作でモニカ・ベルッチとの絡みでも、完全に力負けしているやん(笑)


その分、本作ではQこと ベン・ウィショーがけっこう動き回ってくれたのが嬉しいこと。
ダニエル・クレイグ一人で映像引っ張るのはちょっとしんどいよな(と、私は思う)
それから悪役のクリストフ・ヴァルツももちろんだけど、C役の アンドリュー・スコット(現代版シャーロックのモリアーティ役良かった)のシーンがもうっちょっと欲しかったなって思う。
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ベン・ウィショーといえば
映画館のポスターで知ったけど、
ロン・ハワード監督の「白鯨との闘い」で、エセックス号の沈没事故を題材にした小説「白鯨」の原作者ハーマン・メルヴィル役で出るんですね。
クリス・ヘムズワース、ンジャミン・ウォーカー、キリアン・マーフィーンなどなど。
ちょっと面白そう。
日本公開は年明け1月16日から。
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Machi。
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by machiiihi | 2015-12-13 23:00 | 映画

映画「トム・アット・ザ・ファーム」

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TOM A LA FERME
2013年/カナダ・分ラス/102分/PG12
監督・製作・脚本・出演:グザヴィエ・ドラン



気になる映画作家…
次はどんな作品を出してくるのか、
そんなことが気になる映画監督って、
ちょいと前まで’は(いや、ずいぶん前になるのかな)結構いたんだけど……

そんな最近の中で
やっぱりグザヴィエ・ドラン君が気になる映画作家。

個性的というか
独断的ともいえようか
自意識過剰ともとれるかも
でも、
そんなことが見ている私の鼻につく以上に、かれの映像センスがそれを抑え込む。


何もないただひたすら広がる田園地帯の中を走る一台の車を追いかける俯瞰映像。
そして流れる音楽は「風のささやき」
ったく!
こんなところでの彼の音楽センスにも参ってしまう。

そう、
フランソワ・オゾン作品みたいにね。
ここでこの音楽をもってくるか!って

ミシェル・ルグラン作曲の「風のささやき」
「華麗なる賭け」ではノエル・ハリソンが
そしてリメイクの「トーマス・クラウン・アフェアー」ではスティングが
映画「華麗なる賭け」を見て以来、私の大好きな曲の一つ。
携帯の着信音もこれにしていた時もあったほど。

ある村の、特有の閉塞感の中で繰り広げられる心理サスペンス。
いささかの未消化感というか、原作が戯曲だからか、ぎこちなさは感じながらも
見る側の不安感、緊張感は持続し続ける。

そしてエンディングでの都会のネオンに、
その見慣れた光景に、安堵感さえ覚える。

オープニングとエンディングの映像に挟まれた約1時間半の非日常ともいえる空間。
見終わってみると、振り返ってみると、もう一度このオープニングとエンディングの数分間を味わいたいとさえ思える。



グザヴィエ・ドラン
やはり気になる監督というか、
というか映画人。


次は、劇場未公開でもある「胸騒ぎの恋人」のような、ニヤリと皮肉な笑みを浮かべたくなるような、そんな映像でお会いしたいとも思う。
「胸騒ぎの恋人」が彼のセンスかと思いきや、
「私はロランス」では音楽や、色彩やファッションセンスはさすが!って思ったけど
愛と性に真摯に向き合う姿勢と語りにオオッと意外感を持つ一方で、見終わった後にはけっして重苦しくならない強かなそのセンス。

やっぱり気になるグザヴィエ・ドラン君。
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Machi。
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by machiiihi | 2014-10-27 10:11 | 映画