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マチの、映画と日々のよしなしごと

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タグ:映画:マ行 ( 8 ) タグの人気記事

映画「マリアンヌ」

観たい映画がこれから、あれこれ上映されて詰まってくるので
金曜日仕事帰りに見に行ってきました。


マリオン・コティヤール
いろんな顔を魅せてくれました。


映画そのものも、パラシュートが砂漠に降り立つ冒頭から、ラストまで
ほどよい緊張感がず~っと続いて楽しめたけど、

彼女見てるだけでも十分楽しめた。
彼女の着るこの時代の衣装も素敵だったし。


ブラッド・ピット?
男はんはこれくらい単純なんでよろしいやん。
しかし、やっぱりロバート・レッドフォードに似ている。
こっち(ブラピ)の方がいささか小粒だけど。
小粒に見えるのはオーラの少なさ?



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キャッチコピーは、
何度涙を流せば、愛する妻を守れるのか。
全てが明かされた先にある、「涙」の物語。」。

ラブ・ロマンスとクラシカルな洋服が大好きな私の友人は、この文句を見てこの映画見るって。

だから私は、
「ゼメキス監督って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか『フォレストガンプ/一期一会』の監督だから、例えば「イングリッシュ・ペイシェント」みたいな切ないシーン期待したらあかんよ。」って釘指しといた(笑)


最後までだれることなく見れたけれど、そういう意味では楽しめた映画だけど
男性向き?
女性向?
案外とどっちつかずかも。


しかし、マリオン・コティヤールはまだまだ華ひらく楽しみな女優。
明日見に行くドラン監督の「たかが世界の終わり」ではどんな顔を見せてくれるかしら。


Machi。




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by machiiihi | 2017-02-17 20:00 | 映画

映画「マスター・アンド・コマンダー」

ロン・ハワード監督の「白鯨との闘い」を観て、思い出すのがこの作品。
ピーター・ウィアー監督の「マスター・アンド・コマンダー」
地味な作品だけど、なぜか好きなんです。
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時代はナポレオン戦争中の1805年。
フランス海軍の強力な私掠船アシュロンの拿捕命令を受けたイギリス海軍フリゲート艦サプライズ号が、ラッセル・クロウ演じるジャック・オーブリー艦長の指揮の下、一致団結して戦うという海洋冒険映画ともいうべきかしら。

途中でガラパゴス諸島に立ち寄ってしばしの休息をとるシーンンもあるけれど、舞台のほとんどが海の真っ只中の帆船の中で繰り広げられるドラマ。
女の色香など微塵も無く、しいて言えば荒くれ水兵達に混じって、軍人たらんとする少年士官候補生たちが可愛いってことぐらいかしら。
男たちの骨太ドラマともいえなくもないこの映画。
なぜか好きなんです。
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WOWOWなんかで放送されていると、たいていは録画して見ている。
なんか見飽きないですよね。


まだまだ引き締まっていたラッセル・クロウ演じる艦長と、彼の無二の親友で船医を演じる個性派俳優とも言いましょうかのポール・ベタニーが、似つかわしくもないこんなシーンも、どうってことないんだけど妙に味があって……
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こんなツーショットも なんのセリフもなくとも、なんともなくええ味なんですよね。
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Machi。
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by machiiihi | 2016-01-26 11:46 | 映画

映画「ザ・ウォーク」

1974年にワールドトレードセンターのツインタワーに非合法でワイヤーを張って綱渡りをしたフランスの綱渡り大道芸人フィリップ・プティのノンフィクション『マン・オン・ワイヤー』を原作とした作品。


数年前にプティの人間業とは思えぬこの綱渡りを描いたドキュメンタリー映像「マン・オン・ワイヤー」は見ていたから、あえて実写版はどんなかなって思っていたけど、
プティ役をお気に入りのジョゼフ・ゴードン=レヴィットが演じるとあって
予告編でも、草食系軟弱モード的飄々さはそのままに、なかなかに引き締まった面も見せていたもんだから
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ただ、3D映像ってのが
どうも3Dメガネって映像が暗いし、見づらいし、疲れるしいささか引っかかったけど、
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット君を観に行こう!で映画館まで足を運んだ。

今は無きワールドトレードセンターの屋上から眺める景色とか、ツインタワーを渡るシーンってのは3Dならではのりアル感。
高所恐怖症の人はこの映像ってどうなんだろう?って思ったほどの視覚映像。
オスカー期待しそう。
ワールドトレードセンターが確かにあった時、エレベーターで展望台まで昇ったことがあるだけに、
タワーのてっぺんが見えなかったけど、それでも下から見上げてことがあるだけに
あの高さを体感していただけに、
3Dが見せてくれるこの映像はなかなかのものでした。

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非合法で建築中のビルに忍び込み、警備員の目をかいくぐって、二つの塔にワイヤーを張っていくシーンとかはドキュメンタリー作品には無かったシーンやエピソードなどもじっくり描かれていて、どうなるんだろうってハラハラドキドキさせられてしまった。
警備員に挟まれて行きつ戻りつの綱渡りシーンなどなど、終盤はなかなかに見せてくれた。

ただ見ている私は、数年前に見た「マン・オン・ワイヤー」の映像がどうしても頭の中で重ね合わさってしまい、プティのやらかしたあの超人的映像を見ていたから、だから、今回の実写版も面白いと思ったけど、この作品だけ見たらどうなんだろうな? って気もする。

やっぱりこの作品はドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤ」とワンセットで見たら更に面白い作品であるのは確かね。

でもプティ役のレヴィット君。
彼の、緊張感はあるけれど、余計な気合の入らなさ加減が、プティと重なってちっとも違和感なくって良かったです。
綱渡りもプティ本人から指導を受けたんだそうで、練習8日目にして綱の上を補助なしで歩けるようになったとか。
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Machi。
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by machiiihi | 2016-01-25 09:50 | 映画

映画「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」

暑い夏。
脳がだらけきっているから
メンタルに突き刺さる映画より、こんなスカッと爽快&スリリングな映画が一番。


ええ気持ちで座席を立てるというこの満足感。
のっけのこのシーンのこの風力で一気に暑気払い。
スピード感のあるアクションシーンもたっぷりと楽しませてくれて、
暑気払いにはピカイチではないだろかと思う今回の「ミッション:インポッシブル」
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トム・クルーズ主役なんだけど、いい具合にOne of Themになっているのがいい。
今回は、チーム!ってのがとても感じられて良かった。
CIA長官役アレック・ボールドウィンと、イーサンが所属するIMFのジェレミー・レナーとのツーショットがなかなかに面白い。


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それから紅一点MI6の諜報部員イルサを演じ、鮮やかなアクションを見せるレベッカ・ファーガソンがすっごくいい。
スウェーデン人なんですね。
美人なんだけど、色気抜きでイーサンたちと互角に張り合うところがまたいい。
この暑い時に、お約束のとってつけたみたいな色気シーンなど見せられたら余計に暑苦しいわ。
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トム・クルーズ
かっこつけずに、かっこ良過ぎずに頑張ってるところがいい感じの今回の「ミッション:インポッシブル」

私、トム・クルーズのファンではなくって、どっちかって言うと、好きな俳優か?と問われればそれほどでもっていう答えになるんだけど、
それでも、やっぱり彼はスクリーンを引っ張っていくだけの力をもっているスターだなってつくづく思った今回の「ミッション:インポッシブル」
以前のブログでこんな感想書いていた。
「オブリビオン」
見応えがあって良かったです。
トム・クルーズ…あまり好みではなかったけれど、この作品見て、客を呼べる役者、そういう映像をみずからつくれる役者だなってつくづく思った。


これぞハリウッド的エンタテイメント映画!って思った今回の「ミッション:インポッシブル」
楽しませていただきました。
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Machi。
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by machiiihi | 2015-08-10 10:30 | 映画

「マッドマックス」「チャイルド44」そして、そして「オン・ザ・ハイウェイ」トム・ハーディ三本締め★★★

「最近、面白い映画観に行かれました?」
「ときめくのが無いのよね~」
「ですよね~」
ランチタイムのお気に入りの喫茶店でのウェイター君と私との間で何度か交わされた最近の会話。

なんですよね
ときめくほどのが無くってね~。

「ハンガーゲーム」のファイナルは、2で、なんだか観る気が失せていて、ファイナルあったんだ~って思い出したほど。
ときめかずで劇場鑑賞スルー。
「チャッピー」も結局観に行かなかったなぁ。

ちょいと前に広瀬すずちゃん可愛くって「海街ダイアリー」観に行った。
邦画にとんと疎い私だから、
綾瀬はるかってこんな女優なんだ~。
長澤まさみってこんなキャラなんだ~。
夏帆ちゃんっていい感じ。
4人姉妹を演じた彼女たちには好感度。
広瀬すずちゃんのこのドキッとする可愛さって、「少女」という子供から大人へと移ろう瞬間だからこそのものでしょう。「レオン」の時のマチルダを演じた、あのナタリー・ポートマンみたいに。

しかし、やっぱり。
加藤治子・ 八千草薫・ いしだあゆみ・ 風吹ジュンが4姉妹を演じた向田邦子の「阿修羅のごとく」が、いまも脳裡にこびりついているあのテーマ曲、トルコ軍行進曲とともに思い出され、もう一度観たいなって思うのは何故?
ジェネレーション・ギャップってところでしょうか。
 4姉妹の仲の問題児だった末っ子を演じた風吹ジュンが、4姉妹をあたたかい眼差しで見守る洋食屋のおばさんってのも時の流れねぇ~
こんな風に映画観に行こうトーンが地すべりみたいにダウンして、観たい映画が無い無いってグダグだとぼやいている間に、7月に入って、
気がつけば、

トム・ハーディ主演作品3本一挙公開

世界が崩壊した近未来を舞台にした
■「マッドマックス 怒りのデス・ロード」Mad Max: Fury Road
ロシアがソ連だった時代を舞台にした
■「チャイルド44  森に消えた子供たち」Child 44
そして現代
■「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」Locke


寄り道カフェ時代の取り急ぎで…観た映画の感想を↓ でも書いたけど……
■「ブロンソン」
日本未公開作品。
監督は「ドライブ」でカンヌ映画祭監督賞を受賞し、女性客をノックアウトさせ、一躍メジャーな存在となったニコラス・ウィンディング・レフン。
全編ほとんどが刑務所の、しかも独房の中が舞台の映画。公開しても観る人間はコアな映画ファンに限られるだろうと思われての日本未公開だったんでしょう。
でも、私、色気もトキメキも胸キュンも一切無い作品だけど、私、「ドライブ」よりもこっちの方が好きかも。
なんたってトム・ハーディが断然いい!
トム・ハーディの役者ぶりには参りました。
マッチョは苦手だけど、そんなマッチョも気にならないほどのトム・ハーディのリアルな演技!

私、きっと、この「ブロンソン」で、役者トム・ハーディに惚れ込んじまったのかも。

この後「ブラックホーク・ダウン」でまだまだひ弱だった頃の彼を探し、「裏切りのサーカス」でリッキーに焦点絞って再見し、好みじゃないけど「Black & White/ブラック & ホワイト」なんぞも見たし、「欲望のバージニア」は公開と同時にイソイソと劇場まで。

次は、どんな表情で、どんな演技を魅せてくれるのかしらって、思わせてくれる役者。

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「マッドマックス」観るのは本作が初めて。
ミラー監督はまだ作るって言っているらしいから、以降もトム・ハーディがマックス役なら観に行く。
当然監督はジョージ・ミラーでしょう。
彼以外に誰が監督できる?!
CG一切なしだからこその、このド迫力のリアルな映像!
2時間ノンストップのハイテンションって 凄い!
仮面をとったトム・ハーディの力強くも優しい目!
片腕の女戦士シャーリーズ・セロンがカッコいい!で★★★★★
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ソ連MGBの軍人を演じた「チャイルド44」
時代の、独裁国家の恐怖を見事に描き出していたけどけど、なにゆえ、今?って観ていて思った。
穿った見方かしら。
MGBのボス役にヴァンサン・カッセル。左遷された先の上司にゲイリー・オールドマンなんだけど違和感なしはさすが。ただ妻役に ノオミ・ラパスってのがちょっと?
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胸の奥に熱い魂を、無骨なまでに一途に持ち続けているってのがトム・ハーディ演じる男たちに共通するものかしら。

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「オン・ザ・ハイウェイ」のアイヴァン・ロックも然り。
映像に登場するのはロンドンに向かう夜のハイウェイで車を走らせるアイヴァン演じるトム・ハーディだけ。
ハンドルを握る彼と、自動車電話を通して彼が会話する者たち。
トムが演じるのは、砂漠の中を這いずり回る熱き戦士でも、非情な時代を生きる軍人でもなく、子供の父親として誠実でありたいと、あらんとする一人の普通の男。
今までの彼とはまた違う普通の男。
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一人芝居は「ブロンソン」でも見せた彼の真骨頂。
「ブロンソン」で彼が見せたこの一人芝居にやられたのが私。
劇場未公開だけど、レフン監督の「ドライヴ」とトム・ハーディ出演の「ダークナイト ライジング」のヒットでDVDも発売されたから機会あったら是非「ブロンソン」も観て欲しい。wowowでもう一度放映してくれないかしら。

トム・ハーディ3本
どれも外れなしの3本
一気鑑賞

しばらくはアドレナリン上々でいい気分。
トム・ハーディ
ほんと いい役者。
作品と演じる役において期待を裏切らない役者って気がするな。
そうあり続けて欲しいと思う。


マチ。
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by machiiihi | 2015-07-08 13:32 | 映画

映画「味園ユニバース」

ブログ小休止中に見た映画は、「観た映画を振り返ってみる」で網羅したはずだったけど、人(というより私)の記憶の如何にええ加減なことか。

記憶って面白いもので、突然、ひょこっと、あぁ、あの映画!って表れる。
思い出したから記事アップ。

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どうしてこの映画を観にいったかと言うと、
「味園ユニバース」って言葉の響きに、大阪ミナミの猥雑さ、通っていた小学校の通学路にあった映画館の記憶、洗練されて都会化されていく前の、
そうレトロな時間。
*突然横からお邪魔だけど、
千日前通りを通ると特に欧米人達の観光スポットみたい。ゴテゴテギラギラの看板だとか立ち飲み酒屋だと、キッチュといおうかなんといおうかのお店とか……皆さんカメラもって笑顔でバチバチ撮ってらっしゃる。ジス・イズ・ジャパン! ジス・イズ・オオサカ!なのかな?

大阪・千日前に実在する味園ビルにあるユニバースが舞台からきたタイトルが、私にそんな昭和の匂いを嗅がせたのかしら。
この感覚って、昭和生まれの大阪人だからこそかもしれない。

山下敦弘監督作品なんて観たことなかった。
渋谷すばる
関ジャニ∞のメンバーだということ以外は何も知らない。
ただ『関ジャニの仕分け∞』は結構気に入っている番組で、彼らに対する印象は悪くない。
二階堂 ふみ
若手俳優の中では存在感のある子だなって思うけど、それ以上の興味なし。

失われた時間への懐かしさっていうほどの、大層なものではないけれど、ただ、それだけの感覚で劇場まで観に行った。

ストーリーはさほどのものではないけれど
「これはこれで、ええやんか」って思える映画。

渋谷すばる君…なかなかええやんか。
二階堂ふみちゃん…しっかり地に足ついた生命力を感じさせる女優だなって改めて思う。
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2月14日公開だから、観終わってから約2ヶ月。
振り返ってみても、なかなか良かったやんって思う。
大阪人だからこその感覚かな?

邦画って滅多に見ない私だけれど、
たまに邦画もいいものねって思った映画でもあった。



Machi。
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by machiiihi | 2015-04-07 09:43 | 映画

映画「胸騒ぎの恋人」

フランソワ・オゾンもいいけれど、カナダのグザヴィエ・ドラン君も、等身大の素直さも初々しくって、いいやんか!って思える本作。
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1898年生まれ。現在24歳。
第62回カンヌ国際映画祭・監督週間で上映された「マイ・マザー」(2009年)で監督・脚本家デビュー。
続く2作目となる本作「胸騒ぎの恋人」(2010年)は第63回カンヌ国際映画祭・ある視点部門で上映。
そしてまたまた第65回カンヌ国際映画祭・ある視点部門で上映された3作目「わたしはロランス」は、日本でも劇場公開され目下全国で順次公開中。
4作目「トム・アット・ザ・ファーム(英語版)」(2013年)は、第70回ヴェネツィア国際映画祭・コンペティション部門で上映、国際映画批評家連盟賞を受賞するという、まさに“アンファン・テリブル”と称されるグザヴィエ・ドラン君。
監督・脚本はもちろん役者として出演もしている

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LES AMOURS IMAGINAIRES
(英語タイトル:HEARTBEATS)

2010年/カナダ/102分

ゲイのフランシスとストレートのマリーは姉と弟のような親友同士。ある日、2人は友人のパーティで1人の美青年ニコラと出会い、フランシスもマリーもニコラに一目惚れしてしまう。
3人は仲良くなり、3人で一緒に行動するようになる……口ではそんな素振りも見せず、でも内心は千々に乱れるフランシスとマリー。
そんな奇妙な三角関係の行方を描き、恋愛に対する若者達のインタビューも随所に挿入され、等身大で描かれた若者の恋愛事情とでもいえる作品かしら。

音楽もファッションも60年代のフレンチ・テイストってのがとってもオシャレ!
音楽の使い方や演出なんかも、若い頃のオゾンの短編映画を彷彿とさせる。
「私はロランス」では衣装も担当しただけあって、本作での彼のファッションセンスはとってもChouette!
とりわけフランシスを演じた彼のファッションはチェック必至。

オゾンが短編映画「サマードレス」で捻りをきかせて使ったシェイラの「バン・バン」。
本作ではとってもストレートに、かつ、とってもインパクトありで使われている。


ラストシーン。
ニコラとの三角関係も不発のまま消滅。、
そんなフランシスとマリーは、パーティ会場で一人の青年(ルイ・ガレル)のウィンクを受け、手繰り寄せられるように彼に向かって歩いていく。そんな二人に被るようにまたしても「バン・バン」が流れる……
不意にズキッと突き刺さる衝動に……
あのヒリヒリした思いが忘れられなくって、味わいたくって……なんだよね。恋愛って。

マリーを演じた女優が、結構、いい味出していて、これからも彼の作品でお会いしたいわ。
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「私はロランス」は大阪でもミニシアターで上映されていて、気になりつつも上映と私の体調スケジュールとがうまく噛み合わず、劇場鑑賞できなかった。頑張って観に行けばよかったなって思うけど、見逃して地団駄踏んで悔しいなっていうほどでもなく、彼のセンスの良さが窺える作品を一つ見逃してしまったわ、ってところかな。
オゾンのような確信犯的な毒気はなくって、私的にはオシャレな映画って範疇。
これからもゲイである自身を主軸に、その時々で等身大の自分自身を映像に投影させて作品を撮り続けていくんでしょうね。
これからも観続けていたい映画作家でもある。


本作はWOWOWで放映されたものを鑑賞。
第七藝術劇場では来年の2月に本作「胸騒ぎの恋人」とデビュー作「マイ・マザー」を上映する。
劇場でもう一度観てみたい作品でもある。
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Machi。
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by machiiihi | 2013-12-26 11:44 | 映画

映画「ムード・インディゴ うたかたの日々」

お家シネマが続いたので劇場公開のこの作品を。
2013年のフランス映画。
監督はミシェル・ゴンドリー。
主演がロマン・デュリスにオドレイ・トトゥで、ちょっとくどい映像かな?って躊躇いもしたのだけれど、こんな作品を映画にするってミシェル・ゴンドリー監督らしいなって思うところもあって劇場まで。
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会社でとっている日経新聞では毎週金曜日の夕刊で公開作品の映画評が掲載されていて、本作も取り上げられていて、なんと★★だった! ★★というのも珍しい。ただ、私的にはここで★★★★とか★★★★★と高評価作品でも、私の中では★★★か、どうかすると★★ってのも少なくはないんですけどね。

原作は39歳で亡くなったボリス・ヴィアンの「日々の泡(L'Écume des jours)」。
私は原作も、過去に映画化された作品は観てないけど、1968年にはジャック・ペラン主演で映画化され、また日本でも1994年には漫画化され、1994年には「クロエ」というタイトルで永瀬正敏・ともさかりえ主演で映画化されていたそうだ。
原作は読んでいないけれど、ポリス・ヴィアンのイマジネーションに溢れ、SF的要素もありで映画化は難しいと言われている作品なんだそうだ。

映画みていると、ミシェル・ゴンドリー監督ってこんな作品、というよりこんな映像を撮りたかったんだろうなって思える映画。
ゴンドリー監督が撮りたい映像イメージがボリス・ヴィアンの「日々の泡(L'Écume des jours)」に凝縮されているって言う方が当たっているかな。
そんな風に思える映画だった。

CGの特殊撮影なんだけど、どっかアナログっぽさもあって、とってもSF的なんだけど、とってもノスタルジックな雰囲気が漂っていて……。
作品としてはどうのこうのといったことは横に置いて、ミシェル・ゴンドリーが撮りたかった映像世界って、こんなのだったんだなって思える映画。

それからロマン・デュリスとオドレイ・トトゥの濃い表情と演技が、現実にはあり得んこの映像にしっくりと馴染んでいるから不思議な二人。


きっとこの映画、わからん映画(そもそもゴンドリー作品って、ファンタジーといおうか、イマージュにとんでいるというか、万人向きとは言いがたいところがあるけれど…)ってところで好みが分かれるだろうとは思うけど、ゴンドリー作品で一つでもいいわねって思える映画があれば、劇場まで足を延ばしても悪くないと思う。
かく言う私も、彼の作品で面白いと思うのは「エターナル・サンシャイン」だけだけど。


マチ。
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by machiiihi | 2013-10-18 00:00 | 映画