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マチの、映画と日々のよしなしごと

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タグ:洋画 ( 101 ) タグの人気記事

映画「光をくれた人」


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これがポスター
キャッチコピーは7割程度と思いながらも、
じんわりと心を打たれ、思わず涙ぐむシーンをあるでしょうと、
泣かせる映画ってのは好きではないけれど、
じんわりと鼻の奥がつんとくるのも悪くはないと、
そういう映画かなって思って、
ちょっとは期待したんだけど……


友人と二人公開初日、仕事帰りに観に行ってはみたものの……
普通の映画。
は~ん、こんなもん?って
ちびっと白けて帰ってきた。


あらためて、クリント・イーストウッドって映画造るの上手いなぁって思った。
「ハドソン川の奇跡」なんてのも、
結果は分かってるんだけど、公聴会のシュミレーションシーンでは固唾をのんで見守っていたし
思わず知らず画面に釘づけ
そして、
観終わった時には胸の奥からじんわりと静かに感動の波が押し寄せてきて
しみじみと
良かったぁ~って思えた。

「インびくタス/負けざる者たち」なんかも、じっと手を握り締めてラグビーの、あの試合を見守っていて、「
試合が終了したときは思わず涙ぐんでいた。

【光をくれた人」
台詞で語りすぎってとこもあったわねぇ。
レイチェル・ワイズは良かったわ。

最近の映画ってこんなものかしらね。


マチ。







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by machiiihi | 2017-05-29 10:50 | 映画

映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

ケイシー・アフレックがオスカーを受賞した作品。
彼は、良い演技するなってかねがね思っていたかたオスカー受賞は喜ばしく、
本作を見るのを楽しみにしていた。

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観終わった後の感想は、

もっともっと素直に描いた方が良かったかも…って思うな。

明るかった過去の彼と
人との接触を避け、咎って生きている今の彼
そんな対照的な姿をみせようとしたのだろう、
二つの時間を交錯させた映像はどうかすると見ている側の感覚が分断される。


ポスターなどはかつては夫婦だった二人を出しているけれど
終盤の二人の会話もあえて必要ないのではって思う。


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それよりも
叔父と甥のこの姿



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「ダメなんだ。
 乗り越えられないんだ。
 辛すぎる。」

この言葉を自ら口にできるようになった、
漸くに自らの過去と向き合えるようになった、
一人の男の、再生物語とでもいえるかな。


情緒たっぷりの音楽流れるラストの映像を見ながら、
やっぱり、もっと素直に描いた方が、て思う。
そしたらケイシーの静かな演技がもっと映像に染みわるのにって思う。
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マチ。





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by machiiihi | 2017-05-22 13:24 | 映画

映画「T2 トレインスポッティング」

人生を選べ!とばかりに、大金を持ち逃げしたレントンで終った「トレインスポッティング」。そのレントンが20年ぶりに故郷スコットランド・エディンバラに帰ってきた。
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完全に同窓会映画で楽しませて頂きました。

毎年毎年ではなくって、なにせ20年ぶりの同窓会だから、
なんだかんだ言うこと無しに、楽しいもんです。

しょっぱなの映像のこの髭面の男性が、20年前のあのレントンがちらちらっと重なるのだけれど、レントンことユアン・マクレガーって分からなかったなぁ。

でも観ている内に、あんときの奴等のまんまが甦る。


薬漬けでも、ゴミタメみたいな人生でも、未来が見えないから、ある意味、怖い物無し、浮世離れの青春真っ只中の「トレインスポッティング」ではお気に入りシーン満載だったけど、
本作は
ちょっとは人生の何がしかを知り、しがらみも抱えた人生半ばの奴ら。
現実感のあるシーンもあって、
20年という時の流れを感じさせる。


20年間で経済も活性化されスコットランドも変わった。
ちょっと浦島太郎状態みたいなレントン。

それでも
この街から脱出したレントンも、彼らはあん時のまんま。
くすぶった生活もあん時のまんま。
時代に取り残された感の彼ら。
それでも愛すべき彼ら。

あん時のまんまの奴ら。

そんなこんなの「T2 トレインスポッティング」
案外としっかりスコットランドを語り、人生語り、21世紀と言う時代を語ってました。
こんなところがダニー・ボイル監督。



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あとから追記あるかもしれないけど
ひとまずはこれにて。


懐かしの「トレインスポッティング」
娘も大好きなこの映画
DVDは娘に取られてしまって、
WOWOW放送を録画予約する。
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Machi。

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by machiiihi | 2017-04-17 10:37 | 映画

映画「ラ・ラ・ランド」


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これをアップする頃には今年のオスカー受賞結果も出揃ってるかしら。
作品賞確実の呼び声が高い本作。
お気に入りのライアン・ゴズリング主演とあって、週末に観に行ってきました。


この監督そして脚本はデイミアン・チャンゼル。
前作「セッション」も話題になった映画。
私はどうも乗れなくって、これは未見です。

さて本作。
ワクワクするような期待一杯のオープニング。
カフェでアルバイトをしながら女優をめざすミア。
ジャズを存分に演奏できる自分の店を持つ夢をもつピアノニストのセブ。
そんな二人が出会い、愛が芽生え、互いに励ましあい、愛を育み…けれど現実は厳しく…そんな二人を季節を追いながら描かれていく。

過去映画のオマージュが散りばめられていて
映画ファンには感涙物かも…


ただ私はどうも今ひとつ乗り切れなくって……
ミュージカルって観ているだけで、それだけで楽しいはずなんですけどね。
中盤はいささか眠気を催してしまった。


もう一度観れば、映画ど素人の私でも、又違う読み取りが出来るのかもしれないけど

どうもね、
ミア役のエマ・ストーンが明るく生き生き表情豊かに動き回るのに比べて
ピアノマンのライアン・ゴズリング君の覇気が薄くって
彼はもともとそういうタイプなんですけどね。
それにしても本作ではちっとも魅力的じゃなかったなぁ(って私には感じられた)。



冬から始まり春、そして夏と二人の季節が過ぎ、
どうも乗り切れないまま迎えた
秋、そして再び冬。
この終盤から一気に加速度的にこの物語に嵌まり込めた。


この、時間にしたらラスト30分
これがあれば途中の眠気はどうでもいいわって思えるくらい。
これは、早い話、ミアの物語ね。
主役はエマ・ストーン。
ライアン・ゴズリングは彼女を光り輝かせるお役目だったのね。


作品賞はどの作品か分からないけれど、
オスカーはエマ・ストーンでしょうね。
きっと。



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Machi。



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by machiiihi | 2017-02-27 13:03 | 映画

映画「ナイス・ガイズ」


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いやぁ~!
思わぬ化学反応起こして、元気よく花火が景気よく打ちあがったみたいなこの二人。

まさに
ナイス・ガイズ。

ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウも予想外のベストカップルだったけど、
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングのこの組合せはそれ以上!


映画のお話の大雑把なところなんかどうでもいいくらいに、この映画、
というより
この二人
気に入った!

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これってシリーズ化なるのかしら
おバカ映画でもいいわ。
この二人なら見に行くわ。


ラッセル・クロウもいい味出してるけど、
何といってもライアン・ゴズリング!
あなたって、ほんと、役者だねぇ。


来週公開の「ラ・ラ・ランド」がますます楽しみ。



殺し屋役が見たことある顔と思ったら、TVドラマ「ホワイトカラー」のマット・ボマー。
そして
ダメ親父ライアン・ゴズリングのしっかり者の娘役の芸達者ぶり。
ダコタ・ファニング? にしては顔が違うわねぇって思って調べたら
アンーゴーリー・ライスっていう15歳のオーストラリア出身の女の子。
「スパイダーマン・ホームカミング」や、「白い肌の異常な夜」をソフィア・コッポラ監督がリメイクする作品にも出演するとか。
注目しましょう。




後半でキム・ベイシンガーご登場。
「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)が懐かしく思い出されて、こういうのは映画ファンには嬉しいわねぇ。
ラッセル・クロウもキム・ベイシンガーもお互いあの頃は若かったわねぇ~、とクスリと笑わせられる。


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アース・ウィンドウ・ファイアー始め70年代の懐かしの音楽も楽しめた!
いやぁ、映画って面白い!

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Machi。

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by machiiihi | 2017-02-19 20:00 | 映画

映画「たかが世界の終わり」

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グザヴィエ・ドランの最新作。
ドラン君の映画って「胸騒ぎの恋人」などは
オゾン作品にも通じるようなオシャレ感があってお気に入り。

で、こんなタッチの監督かなって思っていたら、
それ以外の作品は真正面から向き合っていて、けっこう重たくって、辛いところもある。

もうちょい若い時は、
ひりひり沁みるようなイタイ映画はお好みだったんだけど、
齢を重ねるにしたがって
痛さ辛さに対する抵抗力が弱くなってきている最近。


で、本作も迷っていたけど、


母親役にナタリー・バイ!
兄にヴァンサン・カッセル!
その妻にマリオン・コティヤール!
そして主人公がギャスパー・ウリエル!
ときたら 辛くても、重くても、
彼らに会う為には観逃すわけにはいかないでしょう。




「もうすぐ死ぬ」と家族に告げるため、12年ぶりに帰郷する作家ルイ。母は息子の好きな料理を用意し、妹のシュザンヌは慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ、彼の妻カトリーヌはルイとは初対面だ。ぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる──。



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12年間の空白が家族の間に横たわる。
傷つきたくない…
傷つけられたくない…
家族の、この構図を壊したくない…
壊されたくない…

母親や兄の饒舌な言葉の隙間から、
主人公が口の中で噛み砕いた欠片の隙間から、
華族の中で 息子が、弟がいなかった空白の12年間の時間がじわじわと滲みだしてくる。


ドランの演出と、
そして、
役者の力だろう。

今回のドラン君の映画は、
もう一度じっくりと見直して、彼ら一人一人の、言葉にならなかった言葉を手繰っていきたいと思える作品でした。
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ギャスパー・ウリエル
30歳過ぎても
やっぱり君は美少年だわ!

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Machi。





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by machiiihi | 2017-02-18 21:00 | 映画

映画「マリアンヌ」

観たい映画がこれから、あれこれ上映されて詰まってくるので
金曜日仕事帰りに見に行ってきました。


マリオン・コティヤール
いろんな顔を魅せてくれました。


映画そのものも、パラシュートが砂漠に降り立つ冒頭から、ラストまで
ほどよい緊張感がず~っと続いて楽しめたけど、

彼女見てるだけでも十分楽しめた。
彼女の着るこの時代の衣装も素敵だったし。


ブラッド・ピット?
男はんはこれくらい単純なんでよろしいやん。
しかし、やっぱりロバート・レッドフォードに似ている。
こっち(ブラピ)の方がいささか小粒だけど。
小粒に見えるのはオーラの少なさ?



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キャッチコピーは、
何度涙を流せば、愛する妻を守れるのか。
全てが明かされた先にある、「涙」の物語。」。

ラブ・ロマンスとクラシカルな洋服が大好きな私の友人は、この文句を見てこの映画見るって。

だから私は、
「ゼメキス監督って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか『フォレストガンプ/一期一会』の監督だから、例えば「イングリッシュ・ペイシェント」みたいな切ないシーン期待したらあかんよ。」って釘指しといた(笑)


最後までだれることなく見れたけれど、そういう意味では楽しめた映画だけど
男性向き?
女性向?
案外とどっちつかずかも。


しかし、マリオン・コティヤールはまだまだ華ひらく楽しみな女優。
明日見に行くドラン監督の「たかが世界の終わり」ではどんな顔を見せてくれるかしら。


Machi。




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by machiiihi | 2017-02-17 20:00 | 映画

映画「イレブン・ミニッツ」

女たらしの映画監督、やきもち焼きの夫、刑務所から出てきて間もないホットドッグ屋、強盗に失敗した少年など、現代の大都会で事情を抱える11人の男女と1匹の犬。午後5時から5時11分まで、わずか11分の間にそれぞれの人生が絡み合い……。
11分の間の出来事という設定と予測不能なラストが見どころ。
というのがこの映画のキャッチ

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監督はイェジー・スコリモフスキー。
ロマン・ポランスキー監督作品で、私のお気に入り映画の一つ「水の中のナイフ」の脚本家でもあり、
前作のヴィンセント・ギャロ主演の「エッセンシャル・キリング」なども私の好きなテイスト。


で、本作
う~ん、
どう観ようかな~~
監督の実験的な取り組み、意欲作ってところなのかな。


ただ、予測不能ってことなんだけど、
まぁ、日常よくあるちょっとした、どっちかいえばお笑いネタにでもなりそうなことが引き金で連鎖反応を引き起こす……
予め決められた(もちろんフィクションだからストーリーに則ってるわけなんだけど)というか、とってつけたようなラスト展開で……
思わせぶりっぽいのも、なんだかなぁ。
って、そんな風に私には見えてしまいました。


私的にはポール・トーマス・アンダーソン監督の「マグノリア」(1999年)
ロサンゼルスを舞台に、一見関係のない男女9人の24時間を描く群像劇で、突如カエルの雨が空から降ってくるというラスト。それが引き金で、彼らの凝り固まって人生が、時間が突如風穴があいたように揺れ動かされるという、なんとも衝撃的な幸福とも呼べるこんなのは好きだなぁ。
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それからアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの初監督作品「アモーレスペロス」(2000年)
無関係な3つの物語が、突然の交通事故によって重なり合う……
これは大好き。
発展途上国のメキシコで制作費200万ドルでこのクオリティー!
やっぱりハリウッドもいいけど原点に戻って映画制作をって思ってしまう。
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マチ。
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by machiiihi | 2016-08-29 10:13 | 映画

映画「ハイ・ライズ」

2コブ娘がやってくる前に、まずは映画を見に行く。
といってさほどみたい映画もなく
強いてというところで
トム・ヒドルストンと久々のジェレミー・アイアンズ目当てで「ハイ・ライズ」を観に行く。

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う~ん
スクリーンではドタバタ意味ありげに動き回っているけれど
見ている私は
どうでもよくなって
お好きにどうぞって風になってしまって
彼らの空間が崩壊してしく様を高みの見物よろしくを眺めていた。


フランスの映画作家ジャン=ピエール・ジュネの「デリカテッセン」がふと頭に浮かび
彼なら J・G・バラード原作の本作「ハイ・ライズ」をどんな風に料理したかしらって、ジュネ版「ハイ・ライズ」がみたいもんだわねって思ったり………




映画はそんなもんで、
クローネンバーグ監督「クラッシュ」、スピルバーグ監督「太陽の帝国」の原作者でもある J・G・バラー。
これは映画見るより小説の方が面白そうとアマゾンでゲット。


マチ。
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by machiiihi | 2016-08-11 09:54 | 映画

映画「トランボ~ハリウッドに最も嫌われた男」

ダルトン・トランボという脚本家のこと。
赤狩りの時代、アメリカの下院非米活動委員会の聴聞会に証人として喚問されて証言を拒否したことにより起訴されて映画界から追放、連邦刑務所へ送られた10人のハリウッドの映画人「ハリウッド・テン」。
10人の一人であるダルトン・トランボ。
釈放後は偽名で脚本を書き続けたということ
「ローマの休日」で改めて彼にオスカーが贈られたのが1993年だということ。
「スパルタカス」「ジョニーは戦場へ行った」そして「パピヨン」も彼の脚本だということ。
そういうことを映画史で知った。
「パピヨン」でスティーブ・マックイーン演じる主人公が、脱獄不可能といわれる孤島の監獄から脱出した大海原のあのシーン、あの解放感、パピヨンのあの叫びがトランボ氏のそれと重なるように思えた。

そしてエリア・カザン。
「紳士協定」「波止場」「欲望というなの電車」そして私の好きな「草原の輝き」の監督でもあるエリア・カザンは、仲間の名前を公表したということ
1998年に長年の映画界に対する功労に対してアカデミー賞「名誉賞」を与えられた時も多くの映画人たちは座ったまま無言の抗議を行なったということ。

実在したニュースキャスター、エドワード・R・マローとCBSの番組スタッフたちが「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描いたノンフィクションドラマ「グッドナイト&グッドラック」(2005年/監督:ジョージ・クルーニー)。


さて本作
何物にも屈せず精力的に脚本を書き続けたトランボ氏と彼を支え応援し続けた映画人たちを恙無く描いた作品とでもいえるでしょうか。
ハリウッドではジョン・ウェインが赤狩りの中心だったとは、私にはトリビアものだった。
124分の本作。
映画史でしか知らなかった中味があれこれ分かって、そういう点では面白かった映画。
結局キューブリックがメガホンを取ることになった「スパルタカス」も、カーク・ダグラスの勇気ある美談として描かれているけれど、キューブリックはトランボの脚本が気に入らずかなり修正を加えたとか、かなりのすったもんだがあったって映画資料で読んだことあるけどな……。
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しかし、下院非米活動委員会を中心に、共産主義者の疑いのある者を糾弾する「赤狩り」の嵐が吹き荒れた冷戦下での、あの時代の、あのヒステリックなまでの狂乱はなんだったんでしょう。
共産主義陣営も自由主義陣営も政治となると同じ穴の狢。
やってることは同じ。

本作を見ると、あの時代をコテンコテンに皮肉ったのがコーエン兄弟の「ヘイル,シーザー!」ねって思うとニヤリとさせられる。


そして、
それよりも、そんなんよりも、
私的にはトランボの妻を演じたダイアン・レインがとっても良かったわ。
作中で彼女が着ていたシンプルなワンピースのどれも私好み。
「マン・オブ・スティール」ではスーパーマンの育ての母を演じていて、シンプルな服にほとんどノーメイクと思われる彼女がとっても素敵だった。
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by machiiihi | 2016-07-25 10:43 | 映画