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マチの、映画と日々のよしなしごと

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映画「G.I.ジェーン」

1997年製作のリドリー・スコット監督作品。

「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990年)や「夢の降る街」(1991年)なんかでは乙女の役で、清純そうにみえてたデミ・ムーアが、海軍特殊部隊の地獄の特訓としごきに耐え抜き、女であるが為の不当な差別を跳ね返していく姿を描いた本作。片手腕立て伏せして、自らバリカンもってのスキンヘッド姿には、役とはいえ180度の変身には驚いた。
女だからの特別扱いを拒否し、とことん実力主義を主張するデミ・ムーア演じるオニール大尉。
でも、男の土俵の中で、男社会の中で、こんな風に男女同権を頑張るのって、ちょっと違うんじゃないの?って、公開当時、映画館で見ていてどこか居心地の悪さを覚えたものだ。

今回は、作品に対するそんなのは横に置いて。

「デジャブ」に続いて、CSでジム・カヴィーゼル出演の「G.I.ジェーン」が放映されていたから、どこに彼はいるんだ?ってだけのミーハーで。

デミ・ムーアと同じチームの訓練兵で、ヘッドスキンになった彼女が、ずらりとベッドが並び男たちが疲れ果てて寝ている兵舎に、自分も彼らと一緒にと、空いたベッドに横になる。その隣のベッドで寝ていたのがジム・カヴィーゼル。女の隣で寝られるかと悪態ついて、以降も気に食わないをおおぴらに見せるも、最後は「気に入ったぜ」という言葉をオニールにかける。
演技に少しぎこちなさの残るジム・カヴィーゼル。
セリフはあるけれど一兵卒のまだまだ端役。
そして、その翌年に「シン・レッド・ライン」(1998年)で主役をつかんで以降、現在に至る。


それよりも、鬼のような訓練教官って……
この顔って、このぎょろりは……ひょっとして
エンディングのクレジットみてたらデミ・ムーアの次かその次くらいかなViggo Mortensenの文字が。
やっぱりヴィゴ・モーテンセン。
へぇ~、こんな発見って面白い。
ジム・カヴィーゼルの方はメインキャストにはなかったわ(当たり前だろう)。

ヴィゴのこのギョロりとした顔は本作の鬼教官や、「インディアン・ランナー」のエキセントリックな役がぴったり。個性的過ぎるからかそういうオファーが多いんでしょうね。
俳優になっても作品に余り恵まれなかったのもそのへんでしょうね。
それが「ロード・オブ・ザ・リング」では、彼のこの風貌が、アラルゴルンの孤高さを際立たせて、役にぴたっとはまってたともいえる(個人的には好きなタイプでないけれど)。
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映画雑感。


Machi。
by machiiihi | 2013-11-08 19:51 | 映画
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