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マチの、映画と日々のよしなしごと

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映画「愛しのフリーダ」

お目当ての映画「ブランカ・ニエベス」と「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ」の二つが別々の映画館での上映。上映時刻を見ると2時間以上の空きがあるので、「ブランカ・ニエベス」の前に同じ映画館で上映している「愛しのフリーダ」を観ると、3本ともうまく繋がる。
久々の3本立て鑑賞。最初に観た「愛しのフリーダ」で、フリーダのあの屈託のない誠実な笑顔に心も和み、続く2本はどちらも素敵な★★★★★映画だったから、元気トーンも落ちることなく最後の最後までいい気分で観れました。
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GOOD OL' FREDA
2013年/アメリカ・イギリス/86分
監督: ライアン・ホワイト

高校を出てから地元リバプールでタイピストとして働いていた17歳のフリーダ。
同僚に誘われてランチに入ったパブで、地元で人気のグループ「ビートルズ」の演奏を聞き、すっかり彼らの大ファンになって、取り巻きの一人に。
そして現れたのがビートルズのマネージャーとして知られているブライアン・エプスタイン。
フリーダはブライアンの雑務をこなす秘書として雇われた。
ずっといつも大好きなビートルズと一緒にいられる! 
さっさとタイピストの仕事を辞め、ブライアンの秘書に。そしてメジャーデビューしたビートルズのファンクラブを立上げ、彼等の解散までの11年間は身も心もビートルズ一色。
ビートルズのメンバーたちからも信頼され、彼等の家族たちからも肉親のように交流を持って過ごしたビートルズと共に過ごした彼女の青春。

どこをどう見てもロックなどとは無縁の普通のおばちゃんにしか見えないフリーダの、でもキラキラ輝いていた青春。宝石のような11年間。

決して美人でも個性的な魅力があるわけでもない普通の女の子のフリーダだけど、彼女の笑顔に和みを感じ、映像をみていると彼女がとびっきりチャーミングに見えてくる。

そんなところがビートルズと彼等の家族から愛されたところなんでしょうね。
芸能リポーターみたいに突っ込んでビートルズの知られざる一面をあえて語ることはない。
自分の仕事を誇らしげに語ることもない。
キラキラした思い出を楽しそうに話すフリーダ。
それはビートルズと共に歩いた宝物のような時間だから。

ビートルズと共に過ごした20代。
ビートルズと共に大人になっていったフリーダ。
そして愛する人が出来た時、フリーダにとって代切なものはビートルズから愛する人と築く家庭へと変っていった。
ビートルズの解散を告げる文章をファンクラブの会報に綴り、彼女は青春にピリオドを打った。
子供たちにも話したことがなかった彼女の青春。
冨や名声ではなくって、一人の誠実で熱烈なビートルズ・ファンであり続けたフリーダ。

でも孫には、普通のおばあちゃんに見えるけど、おばあちゃんにもこんな青春があったのよって思ってほしくって……。

そう笑顔で語るフリーダ。
心がほんわか和まされた「愛しのフリーダ」でした。
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年の瀬の慌しさをかいくぐり、映画も見にいきますが、多分ブログアップのゆとりもなく、年明けに一挙にアップとなるでしょう。
本年のブログは、フリーダのこの癒しの笑顔で締めくくることにいたしましょう。

お越しくださった皆様方のご健康と幸福をお祈り申し上げます。
良き年末年始をお迎えください。


Machi。
by machiiihi | 2013-12-28 12:00 | 映画
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