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マチの、映画と日々のよしなしごと

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映画「ハンガー・ゲーム2」

2012年秋に公開された第1作目「ハンガーゲーム」
映画観たその足で、原作を一気読みしたほどの「ハンガーゲーム」
以前のブログでアップした第一作目の映画の感想を抜粋すると……
そんな彼ら支配階級のルールに屈することなく、しっかり前を見つめ自らの運命に立ち向かっていくカットニス。
カットニスの人として生きる真の闘いは、「ハンガー・ゲーム」を切り拓いたこの時から始まったと言っていいだろう。そんな予感さえ感じさせる本作。



The Hunger Games: Catching Fire
2013年/アメリカ/147分

原作同様に映画も3部作。
昨年末から公開の「ハンガーゲーム2」もワクワクしながら観に行った。
前作で死のハンガーゲームに優勝し奇跡的な生還を果たしたカットニスとピーター。
これで平穏な日々がと思いきや、ハンガーゲームでカットニスの勇気と正義の意思が、抑圧され続けていた人々を触発し、独裁国家キャピトルに対する反乱の炎が静かに広がっていく。カットニスの存在に驚異を覚える権力者の陰謀によって、更なる死闘の場に二人は引きずり出されることに……
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スケジュールの都合で監督が変ったんですね。
第1作目のゲイリー・ロス監督は脚本にも関わっていたんですねぇ。
監督の交代とともに脚本家も変ったんですねぇ。

監督が変ったのはよくあることだけど、「ハンガーゲーム2」を観た感想はというと、
映像的には面白かったんだけど……

カットニス演じるジェニファー・ローレンスのいささか向こう見ず的ともいえる、一途で純粋な熱く強い思いは前作から引き続き描かれていたし、それをベースに本作をしっかりと支えていたのだけれど……

私的には、本作では最終章の3に続く架け橋として、カットニスを取り巻く人々、いや同志たちそれぞれをもう少し描いて欲しかったなって思う。
家族、恋愛、仲間たち、そんな彼らの中でさらに成長していくカットニス。
だからこそ彼ら一人一人に言及しても、って思う。
1とは違う新たなドラマ、新たな展開があっても、って思うなぁ。
主人公カットニスを中心に、1と変らぬようなハンガーゲームが2でも。
1ではその中でも、胸打たれるようなドラマがあったんだけどね。
原作がヤングアダルト小説だからでしょうか、でも、そこは映画脚本としてカバーして欲しかったなぁって思う。
無理やり3に期待を持たせるようなラストシーンの映像だったなぁって印象を持った本作「ハンガーゲーム2」
いやでも「ハンガーゲーム3」に期待させられてしまうなぁ。
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作品的には、昨年はオスカーを受賞し、若手女優の中でも絶好調な快進撃を続けるJ・ローレンスを前面に出して興行成績をさらに上げたいと思うところはあったんでしょうか。
北米では「ニュームーン/トワイライト・サーガ」「ハリー・ポッターと賢者の石」を上回るほどの興行収入だったとか。私が観に行ったのは昨年末の30日で、客席は若い子を中心にほぼ満席だった。


しかし、J・ローレンスの大地に足ついたような強靭さは美しい。
カットニスの役はやっぱり彼女!
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Machi。

追記:
ハンガーゲーム最終章の情報をちょこっと。
最終章は2に引き続きフランシス・ローレンス監督がメガホンをとり、2014年11月にパート1、2015年11月にパート2の世界公開を予定しているとか。
こうなると、良かった!って思った「ハンガーゲーム」がなんだか前座的扱いされてるみたいな気がするなぁ
そして、主要メンバーに加えてジュリアン・ムーアが出演?!
彼女の役は、ドナルド・サザーランド演じるスノー大統領の現独裁政権打倒を目指し、反乱軍を率いる(消滅したと思われていた)第13地区の首相アルマ・コイン。
ドナルド・サザーランド対ジュリアン・ムーアってこの構図を思い描くとちょっとゾクゾク。

by machiiihi | 2014-01-17 00:00 | 映画
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