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マチの、映画と日々のよしなしごと

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2017年 10月 30日 ( 1 )

映画「捜査官Ⅹ」

すっかりはまってしまっている中国ドラマ「琅琊榜」の主人公・林殊こと梅長蘇を演じた胡歌(フー・ゴー)
金城武を柔らかく端正にした感じだわねぇってところから、最近お見かけしなくなった金城君を懐かしく思うこの頃。
金城君って、出演作品やインタビュ―での受け応えを見ていると、例えていうなら院半年働いて半年寝て暮らすみたいな、どこか世俗の物欲とか名声とかに捉われないようなお方みたいだから、作品選びもヒット期待できる作品よりも自分の興味や感性に合致する作品を選んでるんでしょうね。業界ずれというか芸能界ずれしていない人って気がする。
「恋する惑星」の失恋男も初々しくって、
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ヒット作ではなかったと思うけど、恋人を亡くした女性を空から見ていて、慰めたくって天空の穴から地上に落っこちた天使を演じた「ラベンダー」とか、
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一目ぼれ同士の男女が、壁一枚隔てただけの部屋に住みながら、別々の門から左右に分かれて出ていくからずっと出会えずにいて、そんな二人がラストでは……
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ほのぼのとしたラブストーリーの、飄々とした雰囲気の彼が結構気に入っている。
鳩を相手にヴァイオリンを弾いて、弾き終わったら恭しくお礼のあいさつをするのが絵になるのは金城君ぐらいじゃないかな。
で、台風通過で必要以外は出歩かず家にいた週末。
そうそう金城君作品を見ましょうと、
何が見たい?って頭にすぐ浮かんだのが、スクリーンで見た時はさほどの印象もなかったけど、なんか気になっている「捜査官Ⅹ」をもう一度観ましょうと、ネットフリックスとアマゾンプライムを検索したらネットフリックスで有りました。

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2012年公開の作品
「捜査官ⅹ」って言う邦画タイトルには、能がないわねぇって苦笑するも、
そんなことはどうでもいいか、金城くん映画だからって思えるのが金城武。
金城君が捜査官を演じる作品!
諸葛孔明を演じたレッドクリフではあんまりオモシロなかったから、
今回のは予告映像とか見ると金田一耕助か刑事コロンボか、
ひたすら事件の真相に迫らんとする捜査官Ⅹことシュウ・バイジュウ
金城君主役の映画!って思って見ていたら、


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後半からは紙職人ジンシー役のドニー・イェンのアクション炸裂で、
ドニー・イェンの映画だったの?!って
そうなん?って、頭の切り替えできないままに
物語は一気に終盤に。
そして極悪組織「七十二地刹」の教主と、教主の息子で、極悪組織から抜け出さんと、紙職人ジンシーとして家族とひっそりと暮らしていた息子タンロンとの壮絶なる死闘に
あれよあれよと見てる間に、
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「ラスト・コーション」でトニー・レオン相手に堂々の演技が光っていたタン・ウェイ。
健気な妻役が初々しかった。

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金城君演じる捜査官シュウは、教主に留めの鍼を打ち込むも振り飛ばされて頭打って……
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原題は「武侠」だったのね。

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そうなんや、って、
半分ぎくしゃくしたまんま、
作品のええとこ掴みきれないまんま観終わった作品でもあった。
何見てたんだか、まるっきり掴み切れてなかったなって、今回見直してみてつくづく思う。

タイトルが「武侠」であっても、「捜査官ⅹ」であっても
ドニー・イェン演じるジンシーことタンロン側から見ても、
金城武演じる、法の権化のような捜査官シュウ側から見ても、

極悪非道の世界から、人としてまっとうな生き方をと願うタン・ロンと、
ある事件をきっかけに、本来の優しき己を封じこめ、非情であっても人を信じず法の厳格なる執行者たらんと葛藤を抱えち捜査官シュウと。
背中合わせのようにも思える二人の男。


美しくものどかな山村の風景。
二人の男の抱えるそれぞれの悲哀が見え隠れする。

じっくり観ると
この映画、
人と人との絆
信じると言う事
そして
個と家族、組織、ひいては国家
パッと見は武侠アクション映画の様相をみせながら、なかなかに奥が深い映画とみた。

そして、
こんな金城君も良くって、
やっぱり、見直してみて、やっぱり金城君の映画だったとつくづく思う、というのが私のオチ(笑)
日本人には区別つかないけれど、捜査官シュウは四川省なまりだとか。
四川省鉛の金城君が中華圏では評判だったとか。
例えば和久俊三原作の「赤かぶ検事奮戦記」みたいな……(笑)
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はたまた、こんな胡散臭げな顔の金城君とか、
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自然体みたいな風に役を演じる金城武。
やっぱり稀有な存在だわと思う。


Machi。




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by machiiihi | 2017-10-30 11:21 | 映画